第2話 情報収集
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ーー
真冬が到着し、一緒にお茶を飲んでいると八神が帰ってくる。
真冬は八神に羽村の起訴の件で話をしに来たようだった。そして裁判時の検事は、3年前八神と戦った泉田検事だということも。
八神に弁護士に戻ってほしそうな真冬を見て複雑そうな顔をする名前。お互いの気持ちがわかってしまうからこそ、何も言えずにいた。
真冬が言いたいことだけ言って帰ると、八神は真冬を送ってくると言って後を追う。
『海藤さん・・・大丈夫だと思う?』
海「・・・一応様子見に行ってやるか」
2人も後を追って事務所を出る。
八神の背中を見つけると、真冬と他2人の男性と一緒にいたようだった。八神と口論していたのは、例の泉田検事。真冬と一緒にいた森田検事正になだめられ、検事3人が帰るところだった。
検察組が離れるのを見計らい、八神に声をかける。
海「なかなかシブいな、今のおっさん。あの貫禄、若い女は参っちまうぞ。なぁ、名前ちゃん?」
『私に振らないでよ。私はおじさんは趣味じゃないし』
海「・・・で?仕事の話だけどよ、次はどうする?」
『(振っといて無視?)』
八「検察はカシラの起訴を決めたってことだった。源田事務所に行って新谷と打ち合わせよう。海藤さんも名前ちゃんも一緒にいてくれ」
海「わかった、なら俺らは先に行ってる。お前はまぁ、その・・・頭を冷やしてからゆっくり来いや」
『そうだね。じゃあ後でね、八神さん』
兄貴分らしい気遣いができる海藤にフフッと笑いながら、八神に背を向け源田法律事務所へ向かう。
ーー
源田法律事務所で新谷と打ち合わせ中。
新谷は、羽村は実際は無実ではないかと言う。小ズルいヤクザは死体をその辺に捨てるという雑な殺しはしないと。
『でも、羽村さんが無実なら、真犯人は別にいるってことですよね?』
八「そうだな。事件に白黒つけるならそいつを見つければ良い」
だがそれは難しいと新谷にキッパリと言われる
そこで、被害者が羽村に拉致されたときにひとりで逃げた兄貴分、共礼会の村瀬に事情を聞こうと話がまとまる。
ただ、共礼会の事務所がわからないので、知っていそうな松金組に聞くために事務所へ向かうことになった。
海「俺は遠慮しとく。破門の身だ、のこのこ顔を出すわけにもな」
『・・・』
気まずそうな顔で話す海藤に名前も眉を八の字にする。
海「そんな顔すんなよ名前ちゃん。気にすんなって」
八「あとで連絡するから」
そう言って松金組事務所に向かう。
事務所に入ると皆に睨まれている気がするが、関係ないという表情でズカズカ組長の場所へ。
松「おう、久しぶりじゃねーか、ター坊、名前。なんだよ、全然顔だしてくれねんだもんなぁ」
『えへへ、久しぶりです、お父さん』
名前は組長松金貢のことをお父さんと呼び慕っている。
松「で、この歓迎されてねぇ事務所にわざわざ来たのは何の用だ?」
八神は羽村の弁護の情報を集めるために共礼会の事務所の場所を知りたいと話す。
組長が言うには、共礼会の事務所はゼネコンの梶平グループ系列「KJアート」のビルに入っているらしい。早速海藤に連絡し、ドローンでビルの様子を見ることにした。
『(お父さんがお忍びで事務所に遊びに来て良いか聞いたときの八神さん、嬉しそうだったなぁ)』
KJアートへの道中、名前は先ほどの八神と松金のやり取りを思い出し微笑んでいた。