最終話 最後の戦い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
裁判当日
八神探偵事務所には、仲間たちが集まっていた。
八神は弁護士として公判に臨むため、スーツを着ている。
八「そろそろ時間だ」
八神はテーブルに置いてあった弁護士バッチを手に取る。
みんなその八神の様子を見て笑いかける。
その目には八神に対する信頼の深さが見て取れた。
ーーー
法廷内、八神と星野は弁護士席、他は傍聴席に座っている。
公判が始まり、一ノ瀬事務次官が証人として召喚された。正確には八神、検察たちの動きにより引きずり出されただが。
そして羽村の協力もあり、一ノ瀬の事件への関与、黒岩の存在を明るみにすることができた。
言い逃れができないと悟った一ノ瀬は、傍聴席にいたイシマツに目線を送り、イシマツは席を立つ。
『海藤さん!』
それにいち早く気づいた名前は海藤に声をかける。
海藤、東、杉浦、名前はイシマツの後を追いかける。裁判所の廊下、早歩きをしていたイシマツは「神室町にいる黒岩を始末しろ」と部下たちに電話をしているところだった。
海藤、東がイシマツを捕縛している間、杉浦と名前は車を回し直ぐに神室町に向かえるようにしていた。
杉浦はバンを裁判所近くに停め、待っていた。
助手席には名前が難しい顔で座っている。
杉「どうかした?」
『いや、あの黒岩がただで始末されるとは思わなくてさ。』
黒岩か、もしくは暗殺しに行った人たちか・・・。誰かが犠牲になることが気掛かりの名前。
杉「そうだね。できるだけ早く見つけなきゃ」
そこへ八神たちが走って向かってくる。
全員乗り込むとバンはすぐに発車した。
神室町
八神は真冬に黒岩の居場所について聞いていた。詳しくは連絡が入っていないが、劇場前で発砲事件があったとのこと。
杉「劇場前か・・・反対車線側だね。急ぐからちょっと無理するよ!」
『っわ・・・』
信号で急ブレーキ転回をする杉浦。遠心力で身体が持っていかれそうになるがなんとか耐えた。
劇場がある天下一通りで車を停めるとここからは歩いていくことに。
八神、海藤、杉浦、東、名前は前を見据え歩く。
と、そこへインカムをつけているであろう男が数人こちらを睨みながら歩み寄ってくる。
「八神だ・・・」
『わぁ、八神さんやっぱり有名人だね』
八「だな・・・邪魔してくるなら殴ってよし。劇場前まで突っ切っていくぞ!」
男がたちをなぎ倒しながら進んでいくと、
ドガガガガ!
脇道からバンが壁や停車していたバイクにぶつかりながら向かってくる。
5人はバンから逃げるように走っていく。
すると、他の道からもバンがドリフトをして停まり、道を塞がれてしまった。
海「ちくしょう!なんでこうもバンがバンバンやってきやがるんだ!」
「「「『・・・・・・・』」」」
海「ん?ま、まて、違うぞ!?」
杉「ふざけてる場合じゃないんじゃない?」
『さむっ』
東「兄貴・・・」
八「頼むよ海藤さん、頼りにしてるんだから」
無意識に洒落を言ってしまう海藤を冷たく突き放す一同。
バンから出てきた男たちを倒し、パトカーが停まっていた歩道まで走る。
そこには銃で撃たれた3人の男がいた。
かろうじて息がある人もいるようだ。
八「返り討ちにしたんだ、自分を殺しに来た連中を」
『っ・・・』
想定していたことが起き、顔を歪める。
八神は警察の制止を振り切り、息のある男に黒岩の居場所を聞くと、創薬センターに向かったという。
裏切られた復讐に、全員を破滅させるために、生野を殺す気だろうと。
生野が生きていてくれなければ、真実は闇の中になってしまう。一同は黒岩を捕まえるために再びバンに乗り、創薬センターに向かった。