第18話 真実
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生野の秘密ラボを見つけるためにイシマツを追い、「ムッシュ・リー」にたどり着く八神、杉浦、名前。
覚悟を決め中に入っていく。
八「暗いな・・・どうなってんだ、こりゃ」
杉「ねぇ、これ、やっぱ僕らが不法侵入ってことになる?」
八「まぁな」
『今さらじゃない?』
少し奥まで歩くと、懐中電灯を持っていたおじさんがこちらに気づく。
杉「どうすんの、八神さん?」
八「そんなの、行くに決まってんだろ!」
軽々守衛たちを倒す。
奥で人が動き出す音がする。八神たちが来たことに気づいたようだった。
八「次は多分武器を出してくる、下手したら銃もだ」
『ここの人たちはなんなの?』
倒れている人たちをまじまじと見る。そこまで戦闘に慣れていない、薄汚れた服の人たち。
八「神室町のホームレスだ。それをたぶん、一ノ瀬が金で手なずけた」
『やっぱり闇を感じるね』
その時海藤から電話が入る。
海《・・・おい、大丈夫か?ター坊》
八神はここに何かあるのは間違いないと答える。
海《お前らだけで行けそうか?》
八「そうだな・・・海藤さん、真冬に電話してすぐ来るように言ってくれる?警察も一緒にって」
このまま秘密ラボで証拠を見つけても、それは裁判では認めてもらえない。警察が手に入れた証拠なら有効になる。ただし、令状があればだが。
そこは八神に考えがあるようだ。
電話が終わると、すぐに奥に進んでいく。
進んでいくと男たちが待ち伏せしていた。入り口にいた男たちよりも屈強な身体だった。
『この人たちもホームレス!?』
ホームレスとは思えない筋肉とタンクトップに驚きながらも戦う。さすがに体格の違いで筋肉が凄い人とは相性が悪い。杉浦や八神と協力しながら倒していく。
八神、名前、杉浦の順で通路を歩いていると
杉「わっ!」
ドンッという物音と共に杉浦の声が聞こえる。
『!?大丈夫?』
八「急にデカイ声出すなよ・・・!こっちがビックリするじゃねぇか」
杉浦の声に驚く名前と八神。心配する名前とは対照的に小声ながらも声を荒げる八神。
杉「ごめんごめん、大丈夫」
気を取り直して歩く3人。更に少し歩くと
杉「うわあっ!」
再び杉浦の声が響く。
『今度はなに!・・・え?』
さすがに名前も呆れ気味に声をかける。
しかし八神と名前が振り返ると、そこには誰もいなかった。
八「杉浦?どこ行った?」
周りを見渡すと、天井に穴が開いていて物音がする。
『上・・・?』
八「くそっ!」
2人は階段を駆け登って行く。
上の階、穴のあった部屋にたどり着くと、ピンクのライトがギラギラしていた。
『なにここ?』
八「杉浦!」
奥まで行くと、両手を拘束され首に縄を掛けられ台に立たされている杉浦と、それを眺める筋骨隆々の男2人がいた。
男が八神たちに気づくと、
「お楽しみの邪魔ぁ、するんじゃねぇ!」
ガッ
杉「がはっ!」
杉浦を支えている台を蹴る男。重力には逆らえず杉浦の身体が落ち首が絞められてしまう。
『っ!!』
いきなり絶体絶命のピンチに陥る杉浦に目を見開き絶句する名前。しかし直ぐに気持ちを切り替え男と対峙する。
杉浦を助けるため、八神と名前はできるだけ速くカタをつけようと動く。
男が残り1人になると八神に任せ、名前は杉浦の元へ走る。
台を使い首の縄を切ると崩れ落ちる杉浦。
腕を拘束していた縄をほどいていると、敵を倒した八神が近づく。
八「大丈夫か!?」
杉「ハァッ・・・ハァッ・・・
なんとか、ね。恩に着るよ」
『良かったぁ・・・』
ホッと胸を撫で下ろした名前の頭をポンポン叩き、先に進むよう促す杉浦。
次の部屋でタンクトップの男を倒すと、天井の穴から落ちてきた何か。
『は?なにあいつ!無理無理きもい!』
ボディビルダー並に筋肉がついた身体、下腹部のみを隠す服、顔は口のみ出ているマスクを着けた男が雄叫びをあげて現れる。
男はハンマーを振り回しながら攻撃してくる。
3人はギリギリのところで避けながら少しずつダメージを与えていく。
最終的には隙を見つけた八神が、鍛えることのできないアゴを蹴り上げ失神させた。
『・・・神室町のホームレスってどうなってんの』