第17話 尋問
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八神たちはラボの場所を探るべく、ラボの設置を指揮したイシマツという一ノ瀬の部下を探すことにした。
イシマツはミレニアムタワー内の厚労省支局分室にいるという。
杉「なに?支局分室って?」
『(杉浦くん落ち着いてきたみたい、良かった)』
支局分室は生野のラボを管轄するだけの部署らしい。
そこで杉浦は、秘密ラボの場所を知っているイシマツがラボに向かうように仕向けて尾行すれば良いのではないかと提案する。
八神もそれに賛同し、決定する。
八「じゃあ海藤さんと東はここで木戸を見張っててくれる?杉浦と名前ちゃんは俺とイシマツの尾行だ」
杉「おっけー、ならすぐ行こうよ。ミレニアムタワー」
海「イシマツの写真は見つけ次第お前のスマホに送ってやるよ」
八「ああ。作戦開始だ」
ーーー
ミレニアムタワーに向かう途中。八神の少し後ろを杉浦と名前が並んで歩いていた。
『ちょっとは気持ち落ち着いた?』
杉「・・・うん。さっきは、ごめんね」
『不可抗力だよ、大丈夫。
(・・・何だろう、杉浦くんのこの違和感・・・。
何か、怖い。嫌な予感がする)』
木戸の話を聞いてからの杉浦は、何か1つのモノを見つめているような、異様な雰囲気が漂っていた。
ただ、名前以外には分からないくらい隠されているが。
『(でも私は杉浦くんを信じるって決めたんだ。)』
名前は凛とした表情で、そびえ立つミレニアムタワーを見つめた。
ーーー
ミレニアムタワー内
2階から周りを見ていると、海藤から八神に連絡が入る。イシマツの写真を送ったらしい。
3人でイシマツの顔、身体的特徴などを頭に入れる。
『おっけー、覚えた』
八「頼りにしてるぜ」
杉「ここならビルから出てくる人を見張れるね」
『じゃあ海藤さんに連絡しよっか』
八神は、海藤に連絡を入れる。
木戸がイシマツに電話し、イシマツがラボに向かうよう仕向ける計画だ。
海「聞こえるか、ター坊。木戸の電話はうまくいった。」
八「よし、あとはイシマツを見つけて尾行するだけだな」
しばらくビルから出る人たちを見ていると
『八神さんあの人だよ、イシマツ』
イシマツを見つけた。
八「ありがとう。じゃあ尾行するからちょっと離れた歩道の反対側ついてきてくれる?」
『わかった』
杉「僕は上から行くよ」
八「頼む」
3人で協力しながらイシマツを追うことになった。
尾行中、何度も振り返ったり立ち止まったりするイシマツ。相当警戒しているようだ。
しばらく尾行していると、ミレニアムタワーに戻り外のベンチに座って電話をしているイシマツが見える。
イ「はい、ええ・・・すぐ向かいます」
『・・・?相手は木戸・・・じゃないよね』
その後も何度かミレニアムタワー周りを回って警戒しながら目的地に向かうイシマツ。遂に1つの建物に入っていった。
八「“ムッシュ・リー”・・・?」
イシマツが建物に入ったとわかると、名前と杉浦は八神に近づく。
『いかにも、って感じの雰囲気だね』
杉「とっくの昔に潰れたラブホだよ。秘密の人体実験をするにはおあつらえ向きだね。」
八神は海藤に連絡を入れ、中に入ることにした。
鬼が出るか蛇が出るか・・・
17話 終