第16話 ハニートラップ
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しばらくして木戸の写真撮影に移る。
木戸1人だけの写真を撮った後
木「城崎さんも一緒に撮ろうか?」
『良いですねぇ。私が撮りますよ』
と木戸はさおりを隣に呼ぶ。
チャンスと見た名前は木戸を後ろから隠しカメラで撮れるように場所を調整する。
名前がスマホで写真を撮っていると
城「ぅっ!」
さおりはお尻を撫でられるが、証拠を撮るべく耐えていた。さおりのためになるべく早めに写真撮影を終え、名前は木戸に声をかける。
『お写真の方は以上で』
そう言うと木戸は名前に近寄りスマホを持っている手を掴み、写真を確認するという名目で身体を密着させてくる。手を握っていない方の手は、名前の太ももを撫で回している。
『(うわぁ・・・次は私か。無、無になるんだ私・・・)』
木「君たち、ずっと私を誘ってくれていただろ?ん?」
イヤらしい目つきでさおりと名前を交互に見る木戸。もちろんまだ名前の太ももを撫で続けている。
木「取材も終わったし、本格的に可愛がってあげるよ。メス猫ちゃんたち」
木戸がスカートの裾に手を掛けた瞬間、名前は軽く木戸を突き放す。
木「今夜、食事でもどうかな・・・?」
城「じゃあ・・・神室町でなら」
神室町と聞いた木戸は他の場所が良いと言って動揺する。
城「いえ、木戸さんはきっと来てくれます。あとでメールしますね」
そう笑顔で言うと2人は木戸の部屋から出る。
創薬センターから出ると、八神と合流した。
八「お疲れさま、さおりさん、名前ちゃん」
城「八神さんフォローありがとうございました」
『もうヘトヘト・・・』
3人はタクシーに乗り込み、お互いの事務所へ帰っていく。
さおりが無事帰ってくると星野は泣いて喜んだとか。
ーーー
八神探偵事務所
所員の3人は、潜入中隠しカメラで撮った映像を確認している。
海「それで?木戸は本当に出てくるのか?」
木戸には名前の名前で、隠しカメラの映像を送ってあった。来なければネットに映像をばらまくと脅しの文章を入れて。
『どこに呼んだの?』
八「バッティングセンター。もう杉浦と東が先行って周りを見張ってくれてる。名前ちゃんの着替えも終わったし俺らもそろそろ行こう」
3人はバッティングセンターに向かう。
ーーー
バッティングセンター前に来ると、杉浦が近くにバンを停めて待っていたため3人は乗り込む。
名前が慣れたように助手席に乗ると杉浦は固まる。
少し前に八神と海藤に名前が好きだと伝えたことで、さらに意識をしている様子だった。
『なに?』
杉「い、いや何でもない。お疲れさま、なんともなくて良かったよ」
『うん、ありがとう』
たじろぐ杉浦を見て八神と海藤は目を合わせた後ため息をついた。
そしてこれからの作戦を話し合う。
バッティングセンター内で木戸を捕獲、バンに乗せてシャルルまで連れていき取り調べるということだった。
八「ちょうど噂をすればってやつだ」
前を向くと木戸がスーツを着てバッティングセンターに向かうところだった。
八「よし、行こう」
みんなでバンから出て木戸を追う。
バッティングセンター内では木戸がキョロキョロしていた。
『木ー戸ーさん』
名前が後ろから声をかける。木戸はすぐに振り返り、声をかけてきた人物を見る。
木「苗字さん、か・・・?
!!な、何でお前らがここに!?」
木戸は名前の後ろから歩いてくる八神たちを見て驚愕する。
八「何でって・・・俺はこの街で事務所開いてる探偵ですよ。ちなみにこの名前ちゃんも」
八神は名前の頭に手を乗せる。
木「なるほど・・・そうか、やはりお前の仕業か。あのビデオをどうする気だ?」
色々探ってくる木戸に場所を変えようとすると
木「いや、それは困るな」
とバットを持った男たちがぞろぞろと八神たちを囲む。
八「厚労省の雇ったチンピラってとこかな」
木「ビデオを全部消せ、八神ぃい!」
木戸とチンピラが襲いかかってきた。
木戸は名前を、細身で弱そうなイメージだと思っていたのか一番に狙ってくる。
それにイラついた名前は、怒りに任せて木戸の近くにいた巨漢を足払いして転ばせ、踵落としをくらわせる。
木「ひ・・・」
『女の人なめるのも大概にした方がいいよ』
周りのチンピラを全員倒すと、木戸は落ちていたバットを振り回して抵抗する。しかし素人の動きにみんな軽々と避けていく。
どうしようもなくなった木戸は膝をつく。
海「じゃ、行こうか」
海藤たちが周りを囲う。
木戸をバンに乗せ、シャルルに向かう一同だった。
16話 終