第16話 ハニートラップ
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さおりと名前が創薬センターに着くと、八神が既にいた。
八「さおりさん、名前ちゃん、こっち」
『八神さん』
木戸がセクハラしている瞬間を捉えるための隠しカメラが入った鞄とイヤホンを渡される。
取った映像はリアルタイムで八神に送られるため、状況を見て八神が指示を飛ばしてくれるらしい。
キャバ嬢よりも会話で男を誘惑する必要がある。口下手なさおりや誘惑する言葉など切らない名前は是非指示をしてほしいと話す。
『でも誘惑したあとはどうしたらいい?』
八「木戸がさおりさんや名前ちゃんにイヤらしく迫るところを隠しカメラで押さえる」
城「それで、セクハラの事実を証拠に残す?」
その映像を使い神室町に呼び出す作戦だ。
作戦を聞いたあと名前がさおりを見ると、どこかワクワクしたような表情をしていて驚いた。
八神と別れ、さおりと名前はセンター内に入っていく。
受付に向かい、さおりが木戸の取材をしたいと申し出るが、約束がない人は取り次ぎができないと言われる。
少し粘るが受付の女性は会えないの一点張りだ。
どうしたものかと受付への次の言葉を選んでいると
木「いや・・・美人なら話は別ですよ。私への取材ですか?」
『え・・・?』
後ろから木戸が現れる。
城「あ、はい。城崎と申します」
『苗字です』
木「ほぅ、城崎さんと苗字さん・・・いや、お美しい方たちだ。
さ、私の部屋までご案内しましょう」
さおりと名前は心の中でガッツポーズをしながら、お礼を言い木戸についていく。
八《木戸のやつ・・・下心丸出しだな。でもおかげで助かった》
木戸の部屋に入ると、さおりはジャケットを脱いでいた。
城「わぁ、豪華ぁ。ここが木戸さんのお部屋なんですねぇ、素敵です」
『こんなところで毎日お仕事できて、やっぱり木戸さんてすごい方なんですね』
いつもより甘い声を出すさおりに名前も誘惑するような話し方を意識する。
ソファに座るよう促され、大きなソファにさおりと名前が並んで座る。
さおりは持っていたカバンをテーブルの上に置いた。カメラの角度を気にしながら。
木「おふたりは何をお飲みになりますか?ブランデーはどうです?丁度今ハマっているのがあるんですよ」
ブランデーを進めてくる木戸に、さおりは髪を耳にかける仕草をしながらいただきますと言う。
『私はお酒弱くて・・・(嘘だけど)』
名前は困ったような顔で木戸を見つめる。
木「大丈夫。ちょっと味見くらいで良いからさ」
それなら、と言うと木戸は「楽しいインタビューになりそうだよ」とニヤけながら話す。
ブランデーをグラスに注がれ、手渡される。渡された時に若干手を撫で回され鳥肌が立つ名前。
木「私たちの出会いに」
乾杯をして一口飲む。普通の美味しいブランデーだった。
城「すごいおいしいです」
木「このブランデー・・・身体の芯から熱くなってくるだろ?」
そこへ八神から指示が飛ぶ。
城「ちょっと暑くなってきちゃった・・・」
『ホントに。もう酔っちゃったかもしれないです・・・』
さおりは胸のボタンを1つ外し、名前はスカートの裾を少し上にずらす。
木「そ、そうね。暑いね、確かに」
木戸は軽く立ち上がり、身を乗り出してさおりの胸元や名前の太ももを覗き見る。
八《やったな、食いついてきてる》
木「えーっと・・・それで、何の取材だったっけ?」
『アドデック9のことで・・・「違うでしょ、苗字さん。私たちが取材したいのは・・・木戸さんのいろんなことです。木戸さん本人のことが知りたいんです」
真面目そうな名前と色気たっぷりのさおりのタッグに、珍しい取材だと思いながらも嬉しそうな木戸。
木「そうかそうか・・・で、私の何が聞きたいんだい?」
八神から、長引かせるより一気にたたみかけようと言われ、何か仕掛けるよう指示される。
城「この部屋、かなり暑くありません?」
『暖房止めてもらってもいいですか?』
さおりはさらに胸元のボタンを1つ外す。
そして名前は足を組む。
木戸はそんな2人の素肌をガン見している。
八《さおりさんと名前ちゃん、何か楽しんでる?》