第15話 杉浦の気持ち
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星野、さおり、名前は美容室チェリーに向かう。
雑誌記者という設定になったため、相応のメイクと衣装を用意することになった。
星「な、なんかドキドキします」
『(星野くんてイケメンだし頭も良いけどなんか変なんだよなぁ・・・)』
星「さおりさんが雑誌記者・・・知的な才女・・・それでいて大人の女性の色香が漂うような・・・」
城「目がエロいです」
『星野くんキモい』
美容室でメイクしてもらい、
さおりは大人な雰囲気を醸し出す知的な美女風メイクに胸元が開いたフリルのついたブラウス、膝上のピンクのタイトスカートになった。
名前はもともとの童顔が際立つ薄めのメイク。白のブラウスに白の膝上タイトスカート。
『わぁ、やっぱりスーツって動きにく・・・私にOLは無理だなぁ』
星野の元へさおりと名前が向かうと、星野はさおりに釘付けのようだった。何やら褒めちぎっている。
八神に準備が終わったことを連絡すると、タクシーに乗り込むさおりと名前。
星「あまり無理しないでくださいね。命の危険はないかもですけど、ほら・・・木戸にお尻触られたりとかそういうのが・・・」
城「それぐらいは覚悟してます」
星「うぅ・・・さおりさん・・・」
未だに悲しんでいる星野にさおりは優しく声をかける。
城「メイク・・・褒めてもらって嬉しかったです」
『(早くくっついちゃえばいいのに・・・)』
タクシーは出発する。
ーーー
〈杉浦side〉
城崎先生と名前ちゃんが木戸にハニートラップを仕掛けに行く準備をしている間、男3人は八神探偵事務所に戻り話していた。
僕が気持ちを落ち着かせようとスマホをいじっていると、
海「杉浦よぉ、お前
名前ちゃんが好きだろ?」
いきなり爆弾を投下する海藤さんに慌てふためく。
ちなみに八神さんもなんとなく気づいていたようで、驚く様子もなく僕を見る。
杉「な、何言ってんの?」
海「俺の目は誤魔化せねぇぞ。名前ちゃんを見るお前の目が"好きだ!"って言ってるからよ」
まっすぐ僕を見つめる海藤さんの顔に観念するしかなく
杉「はぁ・・・そうだよ。僕は名前ちゃんが好き」
八「いつから?」
杉「最初から。一目惚れってやつ」
八「へー。だからいつも名前ちゃんを連れ回してたのか」
海「だがよぉ、名前ちゃんは結構ハードル高いぜ?なんせ鈍感だからよ」
杉「重々承知してるって。だってこんなにアピールしてるのに何も感じてないんだよ?
さっきだって見てたでしょ、僕が名前ちゃんの貞操をハゲオヤジから守ろうとしたのに“何で杉浦くんがそんなに拒んでんの?”って引かれたんだよ!あの目、見た?」
杉浦の急な熱弁に若干引き気味の2人。
八「・・・まぁ、多分恋愛経験無いし、ずっと男所帯の中にいたからちゃんと言わないと分からないかもな」
杉「うん、今度ちゃんと言うつもり」
海「俺らは応援してるぜ!な、ター坊!」
八「まぁね。
お、さおりさんから準備完了の連絡だ。
よし、じゃあ俺は創薬センターに向かうとするわ」
杉「絶対名前ちゃんを守ってよ!?」
八「はいはい」
そう言って八神さんは事務所を出ていく。
色々心配ごとは尽きないけど、八神さんなら大丈夫だろうと思い、一度気分転換をするために外に出る。
兄貴分・・・いや、保護者かな?の応援もあるし、頑張りますか。
15話 終