第15話 杉浦の気持ち
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梶平との話を終え、神室町に戻ってくる八神探偵事務所。
センターから木戸を引きずり出し、アドデック9の裏を暴けるような証拠を手に入れるというのが当面の目的となった。
八「色仕掛けで、神室町に誘い出す・・・?」
海「ふっ、ハニートラップか。となると・・・」
『さおりさんだね。神室町ナンバー1キャバ嬢だし』
海「あとは・・・」
海藤は名前をイタズラな顔で見る。
海「名前ちゃんも行こうぜ」
『・・・は?』
いきなり言われた名前は目を丸くする。
海「ここ一番の作戦だ。美女が多いに超したことないだろ、確実に木戸を誘き出すためにはよ」
『別に美女じゃないよ』
八「(相変わらず自分のこと分かってねえな)」
海「それに名前ちゃんは、顔もさることながら脚も武器になると思うね。身長のわりに長くて程よく筋肉が付いてる」
『ねぇ、それ馬鹿にしてる?褒めてる?』
八「ま、とりあえずさおりさんには明日頼みに行こう」
今日は一旦解散となった。
ーーー
次の日
八神と名前はさおりにハニートラップの協力を仰ぐため源田事務所まで来た。
八「ねぇ、さおりさん。実はまた頼みがあってきたんだけど」
城「頼み?」
さおりは表情1つ変えず返事をする。
八「さおりさんには、名前ちゃんと一緒に木戸にハニートラップを仕掛けてもらいたいんだ」
城「ハニートラップ?」
その会話を聞いていた星野と源田が八神に詰め寄る。
星「さおりさんがハニートラップ?」
源「おい、本気か?」
八神は、相手は創薬センターの木戸で、神室町まで誘きだしてほしいと話す。
と、そこへ
杉「八神さんいる?」
八「杉浦・・・と海藤さん?」
八神は名前とのみ向かう予定だったため、入ってきた杉浦と海藤に驚く。
海「杉浦に今後の動向を伝えたら“僕も源田事務所に行く”って聞かなくてよぉ。とりあえず一緒に来たって感じだ」
杉「だって!名前ちゃんがハニートラップ!?」
八「(こっちもかよ・・・)」
杉浦は星野の横に並び、八神に抗議していく。
星「キャバ嬢になるのはまだしも枕営業までさせる気ですか!!」
杉「そうだよ!ハニートラップってそういうことでしょ!?」
すごい剣幕で捲し立てる2人に八神も若干タジタジだ。
星「さおりさん、もうこれ以上聞かない方がいいです。こんな話してるだけで共謀罪になります!」
杉「名前ちゃんも。他の方法探すからさ!」
『何で杉浦くんがそんなに拒んでんの?』
よく分からない杉浦のテンションに名前はドン引きし、ジト目で見る。そんな名前に杉浦はいつものつり上がった眉をハの字にする。
結局さおりも名前も、星野と杉浦に何と言われようと真相追及のためなら、と了承する。
星野と杉浦は、2人がやると決めたならと引き下がった。
八「じゃあ、星野くんはさおりさんと名前ちゃんの準備の手伝いをお願いするよ。
さおりさんと名前ちゃんは準備できたら創薬センターに向かってくれる?
それじゃ、またあとで」
そう言い、八神は海藤と杉浦を連れて出ていった。