第13話 確信
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海藤が帰って来てしばらく3人で事務所にいると、八神から羽村の手下であろう男に襲撃されたと電話が入る。
そこで、共礼会のアジトに集まることになった。梶平と関わりのある共礼会は、梶平直々に依頼をした八神たちを追い払ったりはしないだろうと。
海藤、杉浦、名前は共礼会のアジトに先に行く。
「海藤さんと苗字さんですね・・・こちらは、お連れの方ですか?」
杉浦は念のため顔が割れないようジェスターの仮面とフードを被っている。
『はい。彼はヤクザが怖いみたいで』
納得したようで村瀬の所へ通される。
村瀬は梶平に依頼を受けていると知った瞬間に手の平を返してごまをすり出し、海藤の肩揉みまでしている。
そこへ八神と星野が到着し、拘置所でのことを共有する。
やはり生野が臭いという結論になり、直接乗り込むこととなった。
海藤と名前は留守番、八神と杉浦で創薬センターに向かった。
八神と杉浦は、そこで生野と話し今までの仮説が真実であることを知った。
ーーーー
神室町
八神探偵事務所と杉浦は松金組近くの道路に停めたバンの中で作戦会議をしていた。
生野はモグラのことは詳しく知らなかった、モグラの手がかりはやはり羽村だけ、ということで今は杉浦が松金組に仕掛けた盗聴器を確認しているところだった。
しかし羽村の居場所は掴めず。
盗聴だけでは限界があると思った八神はドローンで確認することに。
すると、ドローンから送られてくる映像に東がいて、事務所を出て行くところだった。
八「俺と海藤さんで尾行してくる。名前ちゃんと杉浦はそのまま盗聴してくれ」
杉浦は自分も動きたいという様子だったが、助手席に名前が座っているという貴重な機会だとも思い我慢することにした。
盗聴に集中するも、依然組員たちの雑談が聞こえるばかり。ウトウトしてきてしまった名前。
杉「寝てても良いよ。どうせ雑談だけだし」
『ううん、だって杉浦くんたちの方が昨日の夜から朝まで働いてて疲れてるのに』
杉「ずっと動いてたわけじゃないから大丈夫」
『・・・じゃあ20分くらいだけ』
そう言うと、助手席で寝やすいように身体を軽く横に向け目を閉じる。少しすると定期的な寝息が聞こえてきた。
杉「(可愛い・・・)」
名前の寝顔を見ながら盗聴を続ける杉浦だった。
八神も海藤も、東の尾行では何も情報を得られなかったため、街を歩き回って松金組を誘き出すことにしたようで当分戻らない。
杉浦と仮眠をとった名前も軽くご飯を食べたり休憩しながら盗聴をしていた。
杉「(なんかデートみたい)」
なんて考えながら。
『なんか、“ソレイユ”って単語結構聞こえる。何かの場所?』
杉「うん。最近潰れたビルかな・・・あれ、事務所が騒がしくなった?・・・八神さんのこと話してるね、みんなで八神さんの所行くみたい」
『え・・・。八神さんたち危ないかもしれないね、尾行しよう』
2人は事務所から出てきた松金組組員の後を追うことにした。
ーーー
亜細亜街
工事中の看板に囲まれた広場では、八神と海藤が羽村、松金組長、他組員に囲まれていた。
東も、八神に情報を流したと疑われ暴行を受けたのか血だらけで組員に引きずられている。
そして海藤は組長を庇い、羽村に撃たれてしまう。
そこに
タタタタッ
ガッ
名前が八神に銃を向けていた男に走り寄り、銃を蹴り上げ男のアゴに肘討ちを入れる。
『八神さん!!』
名前が大声で呼ぶが、八神は撃たれた海藤の所へ向かおうとする。
杉「だめだよ!今は僕たちについてきて!!」
杉浦も叫び、八神の腕を掴みながらこの場から離そうとする。逃げようとする八神たちに向け羽村が発砲するがどれも当たらず、命からがら停車していたバンに入る。
息を整えながら羽村に捕まった海藤を助けるべく作戦を練る。羽村のアジトの話になったとき、盗聴器から聞こえた言葉を思い出す。
『“ソレイユ”って、何回か言ってたよね。潰れたビルの名前だっけ』
八「・・・そこかもしれないね。じゃあそこに行ってみよう」
杉浦はエンジンをかけ、ソレイユに向けて出発する。
海藤を助け、羽村と決着をつけるために。
13話 終