第11話 訣別
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
Barテンダーでは、八神がさおりと端木の接待をしたキャバ嬢の話を聞いていた。
端木と生野は、木戸の悪口で盛り上がっていた、
端木はアドデック9はデータの捏造と薬の効果のでっち上げがあったと話していた、
など様々なことを話していたと教えてもらったようだった。
ーー源田法律事務所
八神とさおり以外はすでに集まっており、それぞれ仕事や話をしていた。
そこへ八神とさおりが戻ってくる。
星「お帰りなさい!やっぱり・・・きれいだ、さおりさん・・・」
海「女は怖ぇ・・・」
源「さおりくん、これからずっとその格好でも良いんだぞ」
『・・・・・・』
さおりを見る3人に、やはり杉浦が一番マトモだったかもと思う名前だった。
城「・・・着替えます」
ーーー
八「創薬センター副所長の端木は、計画的に殺された可能性が高い」
キャバクラに潜入して得た情報を全員に伝える八神。
アドデック9の論文に何か問題があったらセンターは閉鎖に追いやられる。だからその何かを隠すために殺されたのかもしれないと。
『問題は誰が端木を殺したかですね』
八「例の黒いレインコートの男か」
レインコートの男が殺し屋なら、それを雇った黒幕がいるはずと考察する。アドデック9や創薬センターを守りたい誰か・・・
海「誰かって、誰だ・・・?」
八「俺なんかには想像もつかないよ」
しかし、センター長木戸のあくどい話を聞いた八神は、木戸を疑っているようだった。
八神はもっと木戸を探りたいと話す。
明日、八神が泉田検事と会うことになっているため、検察に動いてもらえばいいと。
星「泉田検事って、ついこの間八神さんを逮捕しようとしてたんじゃ・・・」
八「今もそうだよ。明日もその件で呼び出されたんだ」
『だから何で八神さんだけ・・・』
自分も一緒にいたのになぜ八神だけが疑われるのか不信感を抱く名前
八「さあな」
源「じゃあ検察が俺らに都合よく動くわけねえだろが」
八神はうまく話を持っていき、検察を味方につけるつもりでいるらしい。
とりあえず明日の八神と検察の話次第だと今日は解散になる。
ーーー
八神が東京地方検察庁で泉田や森田検事正、真冬その他2人と話をしているとき。
源田事務所で情報を整理したり他の仕事をこなしている事務所所員たちと名前。
『うう・・・頭痛くなってきた』
パソコンやスマホの画面と向き合っていた名前は休憩をとる。
星「名前さん、カフェオレでも読みます?」
『うーん、今はココアの気分かも』
気の利く星野が名前に飲み物を持ってきてくれる。温かいココアを飲み、ふぅとため息をつく。
『八神さん大丈夫かなぁ・・・それにしても、新谷先生の事件で何で八神さんだけが容疑者なんだろう。私もいたのに』
ずっと思っている疑問を星野に投げ掛けてみる。星野は意外と頭が切れるから何か違う角度からの意見が聞けるかもしれない。
星「もしかしたら、本気で八神さんを逮捕するつもりは無いとか?他の容疑者へのカモフラージュとか。そして、泉田検事と因縁のある八神さんの方に白羽の矢がたった・・・」
『・・・あり得るね。泉田検事と八神さんはお互いに目の敵にしてたから八神さんは突っ掛かっていくだろうし、それで事が大きくなったら他の容疑者は自分が疑われてるなんて思わない・・・』
そんな想像をしていると、八神から事務所に電話が入る。電話が終わると電話に出ていた源田が星野と名前に声をかけた。
源「星野くん、名前、ビンゴみたいだ。神室署の刑事が新谷くんの事件の容疑者として逮捕された。」
「『!』」
源田事務所は、逮捕された神室署の刑事、綾部の弁護を請け負うことになった。星野は早速綾部との接見の手続きを始めた。
八神と星野は綾部と詳細な話をする。
話を聞くと、綾部はまんまと真犯人にハメられたようだ。
八神は綾部に罪を着せようとしている真犯人、モグラに近い人間を当たって情報を集めることにした。
星「モグラに近いって・・・あ、羽村のカシラ?」
八「ああ」
星「でも、あの人の居場所もわかんないですよね?」
八「そうだな・・・でも、そこはまず松金の親っさんに聞いてみる。あ、羽村のカシラのことは名前ちゃんには内緒な。前にカシラにひどい目に遭わされてるから」
星「わかりました」
星野は八神と分かれ、事務所へ戻っていく。