第7話 約束
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ーーー
以前と同じく、KJアートが見えるビルの屋上からドローンを飛ばす。
ドローンのカメラで見ていると、事務所には村瀬が1人で電話をしていた。
海「なんか様子がおかしいぞ」
『うん・・・中、人少ないね』
八「そうか?」
3人がカメラの映像が写っているスマホに釘付けになっていると、後ろから近づく影が。
「動くな」
3人は今の状況を瞬時に悟り、前を向く。チラッとスマホの画面を見ると村瀬がニヤニヤしながら手を振っていた。
3人は手を上げ、顔を見合わせる。
八「どうする?海藤さん」
海「どうするって・・・」
『どうしようもないね』
八「やっぱり?」
塩「賑やかな街や。2~3発撃ったところでだぁれも気づかんで。誰の命令で来た?」
そこへ、共礼会のナンバー2と言われる塩屋が現れる。
海藤はすぐさま八神を売り、八神からの命令だったと話す。
八「今日も口軽いなぁ、海藤さん。」
『あなたは誰なの?』
名前は少しだけ身体をずらして振り向き、塩屋を見ながら聞く。
塩「共礼会若頭 塩屋っちゅうもんや。
おう、猿轡と手錠や。話は事務所でゆっくり聞いたる。くくっ、お前ら、長い夜になるでぇ?なぁ、別嬪のねーちゃん?」
『っ・・・』
塩屋は名前の顎を掴み、自分の方へ向かせ親指で唇をなぞる。
八神に手錠が掛けられそうになった瞬間
バキッ!!
海藤が後ろで銃を突きつけていた男を殴り倒した。
それに八神も驚く。
イラついた塩屋は、八神から撃つよう命じる。
八「え?」
海「ター坊!」
『八神さん!!』
タタタタタッ
ダッ
ガンッ
撃たれる瞬間、横から人影が飛び出し、銃を持っていた男の手を蹴る。
八「お前、何で・・・?」
ジ「驚いてるヒマなんてないんじゃない?」
助けてくれたのはジェスターだった。
話もほどほどに臨戦態勢に入る。
戦闘は八神たちの圧勝だった。
海「もういい、ずらかるぞター坊。お前も来いよ」
海藤は息を整えながら八神とジェスターに話をする。
ジェスターは少しだけ考え、名前をチラッと見ると
ジ「うん、わかった」
『え、来るの?』
ジェスターは答えると仮面を外し、3人の方を向く。
海「なんだよ、お面が必要なほどブサイクじゃねえぞ」
ジ「ははっ、それはどうも」
八「仮面、いいのか?」
ジ「だって、こんなのつけたまま街に出れないでしょ?」
『・・・・・』
顔を見せ話をするジェスターを無言で見つめる名前。
つり上がった強気の眉、血色の良い唇、茶色い髪・・・好青年という見た目と雰囲気だ。ただ、目を見るとやはり違和感を感じざるを得なかった。
ジ「何?名前ちゃん、惚れちゃった?」
『え、あ、いや。違う』
キッパリと違うと言う名前にジェスターは若干落ち込みながらも八神たちについていく。