第7話 約束
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昨晩の松金組組員の銃撃事件で、犯人は共礼会の鉄砲玉だとわかった。今松金組と共礼会が一触即発の状況らしく、東に話を聞いてみることになった。
八神がシャルルに行って話を聞くと、今共礼会のナンバー2塩屋聡が神室町に来ているらしい。
塩屋は羽村を狙って銃撃事件を起こしたとのこと。羽村を銃撃しようとしたが、似た背格好の栗本が撃たれてしまった。
そして羽村は狙われているのに気付き、雲隠れしたと。
羽村だけでなく、羽村を無罪にした人たちも狙われるのではないか、とも。
ーーー
八神は羽村の弁護をした新谷に警告しようと源田法律事務所に向かう。
新谷に会うことができ警告も済むと、海藤から連絡が入る。
松金組事務所前、銃撃事件の現場には今警官がごった返しており、警官を指揮する黒岩、情報屋の綾部がいるということだった。
綾部をテンダーに誘いだし、捜査状況などを聞くことになった。
BARテンダーにて
『お疲れ様、八神さん』
テンダーには既に名前と海藤、綾部がカウンターに座っていた。
八「ゆうべ松金組が撃たれた事件・・・何か情報は?」
綾「それがあんまりねぇんだよ。だいたい、お前らにも松金組に東ってネタ元がいんだろ?」
ということで、取り敢えず海藤が奢った酒分の情報だけもらうことに。
そこで聞いたのは、"モグラ"という呼び方を世間でもし始めたこと、共礼会のバックには梶平グループというのがついていて東城会のいる東京でもやっていけているとのことだった。
『梶平は共礼会とどういう関係なんですか?大手のゼネコンが何でヤクザなんかにお金を?』
綾「多分東京進出の野望を持っているのは梶平の方だ。東京でデカい再開発を進めようとしていたらしい。」
八「再開発・・・?どんな」
それは分からないという綾部。大きい再開発には汚れ仕事が必要で、それを請け負っているのが共礼会だという噂だった。
梶平の社長も東京に来て政治家や厚生労働相の風見大臣にも会っていたため、信憑性があるとのこと。
『色々お話ありがとうございました』
色々話を聞けたため、3人は帰ろうとする。
とそこへ、
八「ん・・・?」
黒「八神に海藤、苗字だな?神室署 組織犯罪対策課の黒岩だ。お前らが無罪にしてくれた羽村は、俺が手錠かけたヤツだった」
八「へぇ・・・だから?」
黒「おかげでいい笑いモンになってる。ありがとよ」
八「どういたしまして」
『(うーん・・・嫌み合戦は苦手だぁ)』
2人の間の空気に眉をひそめる名前。
八「じゃあ、俺らはこれで」
3人が黒岩の横を通ろうとした時
黒岩「なぁ、ひとつ教えてくれるか?3年前、お前の弁護で無罪になった人殺しが、何の罪もない女の子を焼き殺した。
なのに、この間の裁判でもまた人殺しを野放しにしたな?
今度の犠牲者は誰になるんだ?教えてくれよ、八神先生」
『(イケメンだけど性格は最低だね。嫌いなタイプ)』
八神たちは何も答えず足早にテンダーを出た。
『大丈夫?八神さん』
八「ああ、ああいう手合いには慣れてんだよ。
あいつには綾部のバイトもお見通しだろうな。」
海「だろうな。どうする?ここらで俺らも店じまいにするか?」
八「いや、俺は共礼会をもう一度調べたい。」
ゼネコンがバックに付いていたり、再開発のビジネスにも絡んでいる共礼会には、まだ分からないことがたくさんある。
共礼会の村瀬に接触し、話を聞くことにした。