第4話 再会
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翌日、少し気持ちを落ち着かせた八神、名前は海藤と共に路地裏に来ていた。
羽村とモグラがグルなら、今までの同様の殺人事件3件全てに絡んでいる可能性もあると考えたのだ。
コケにしたカリはきっちりと返すと意気込む八神。
まずはモグラを知るために、モグラの最初の犠牲者が見つかった場所に来ていた。
『第一の事件があったのは8月末。共礼会の真柴健吉って人が殺された。状況は、久米の時と一緒。目を抉られてる』
事件から4ヶ月ほど経った現在、それ以上の情報はネットからも現場からも得られなかった。
海「なぁ、警察だってモグラは探したはずだぜ?それでも見つけられなかった。俺らだけでやれんのかね」
八「やれるかどうかじゃない、やるしかないんだ。でなきゃコケにされたままだ」
海「フッ、なるほどな。わかったよ。
ええっと、次に第二の犠牲者がでたのは・・・」
『10月、天下一通りの裏路地だね』
海「さすが名前ちゃん」
スマホの画面とにらめっこしている海藤より先に名前が話す。
海「そっちにも行くか?」
八「そっちには俺と名前ちゃんで行ってくるよ。その代わり海藤さんは前言ってた情報屋に連絡とってくれるか?」
綾部は海藤がコネを持っている汚職刑事。
モグラの捜査資料を必要としている八神たちには必要な存在だ。
海「わかった、聞いてみる」
八「宜しく。じゃあ行こう、名前ちゃん」
海藤と分かれ、天下一通りの裏路地に到着する。
周囲を2人で探索するも、これといって事件の痕跡や新しい情報はなかった。
『やっぱり捜査資料がないと調べられないか。もうちょっとあっち見てみるね』
八「そうだな。お、海藤さんから電話だ」
そう言いスマホを耳に当てるやいなや、ダダダダッという足音とともに八神の後ろを何かが横切る。
八神は手元に違和感を感じ見てみるとスマホは無く、左右を確認すると
『わぁあっ!何っ!?』
八神のスマホを持ち、裏路地の入口付近で調査していた名前の手を引いて走る男の姿が。
八「名前ちゃん!おい待て!」
警「そこ!止まれぇ!」
八「いや俺、俺は・・・」
しかもなぜか後ろからは警察官が迫ってきている。
八神が男を見ると、スマホをヒラヒラさせ煽っていた。
名前は状況が掴めないというように目を回している。
八「上等だよ!」
八神も何が起こっているか理解はしていないが、おちょくられているということを感じ、追いかけっこの開始。