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今宵は何大戦?

街中。
ビルが少ない市街地へと変わる。


しんと静まり返っている。

『ふんふふーん♪』


楽しい楽しい殺しの時間_____。



「あら、あなた」

振り向くと…

予定時間より堂々と遅れて来た

亥の戦士。


…なんだぁ、亥も銃使いかぁ。

「今、残念そうな顔をしたわよね?
私、しっかりと見ていますから」

だから何と思いつつ、笑顔を作る。

『そう?
ねぇ、その銃、かっこいいね?』

「あら、貴女もこの銃のよさがわかるのね。
愛終と命恋ですわ」

私は目を奪われた。
かっこいい。

『いいなぁ。………私の銃より重そうだけど』


そこで、私達の間に火花が生まれた。


「あら、
貴女の銃は、ちっぽけですわね」


ばちばちばち____


「そういえば貴女、ないですわね」

亥が気づいたように言う。

『…何がかな?』

勝ち誇ったような笑みで彼女は笑う。

「女性特有の物、と言ったら分かりますわね?」

亥と自分を見る。


そこで何かがプチンと切れた。


『…猫の戦士…愛想ふりまいて殺す、音恋…!』

「亥の戦士、豊かに殺す、異能肉」


そこで、戦闘が始まった。


相手は2つの銃を乱射。
私は看板や車に隠れて防ぐ。


これが 《湯水のごとくノンリロード》………。


私は意を決して車から近くの公園へ突っ切ると同時に嫉鳴を威嚇程度に連射。
まぁ当たるわけないけど。


『く、…』

異能肉の銃弾が私の腕を掠めた。
痛みで足がもつれ転がる。
幸運なことに、噴水が私の命を繋ぎ止めた。


まだ《湯水のごとく》は終わらない。
彼女は連射し続ける。

どうしようもない。彼女の能力は強すぎる。


芝生に紅い血が広がっていく。

止血をしなきゃ____


「卯の戦士

異常に殺す、憂城」
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