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今宵は何大戦?

『~♪』

このゴーストタウンで、鼻歌は響くね。

早く誰か殺したいな♪


私は地下へ移動する。つまり地下鉄。
私は線路の上を歩くことにした。
電車通らないよね。この街はもう死んでるもん。



しばらく歩くと、明かりが見え始めた。
1駅分歩いたのだ。

「誰だ」

反射的に警戒の態勢、桜音風に触れる。

私は、明かりの下へ___

そこには、鎧を着た屈強な男が。

『やっほ~♪調子はどう?午の戦士さん♪』

今から殺ることを考えて、思わず笑みがこぼれる。

「………お前は」

『猫の戦士、愛想ふりまいて殺す、音恋』

「…午の戦士、無言で殺す、迂々真」


私は楽しげに笑う。


『にゃははは♪さぁ、殺し合いましょ♪』


桜音風を抜き、心臓部分に狙い打ち。

だが鎧が銃弾を受け止める。
嫉鳴も抜き、迂々真と距離を十分に取りながら撃ち続ける。

あの重い攻撃を1発でも当たると、私は一気に敗北の道を辿る。

私は首や関節を狙う。
鎧がない、唯一の弱点。



桜音風の弾が迂々真をかすめる。
痛みに顔を歪めている。

桜音風は_______一般のものより殺傷能力がやや高い。


『にゃぁ、当たっちゃったね迂々真くん♪』

「………ぐっ………………」


私は撃ち続ける。彼の動きは段々鈍くなり_______

ついに鎧に亀裂が走った。
私はぺろりと唇を舐める。


_________サイコー。


もうここでの嫉鳴の出番はない。ホルスターにしまう。
地面を蹴り、迂々真との距離を詰める。


「…がっ!!」


恋燈奈を、腹に突き刺す。
返り血が私に飛び散る。


「くそ………っ」


彼が最後に見たのは


私の恍惚とした表情。


迂々真の腹を切り裂き、獣石を取り出す。
死体を転がし、線路に落とした。

『んー、あっけない…。もっと楽しみたかったのに』

銃弾を入れ、ホルスターにしまう。


『ま、いいや。次行きましょ~♪』

私の楽しげな声が響く。
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