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今宵は何大戦?

…………


ねぇ……


…………


ねえ…


『……う…』


「ねぇ、ねぇ」

目を開けると……


『う、さぎ、くん…?


っえ!?憂城くん!?!?』


なんで!?
周囲を見ると、どこかの病棟のようだ。
真っ白な室内に、薬品の匂い。

「落ち着いて?音恋ちゃん」

あの赤い瞳…憂城くんだ。

『憂城くん…。なんで…?』

「僕ね?僕ね?

十二大戦に、優勝したんだよ」

『え、ゆうしょ…

優勝!?』


「だから、音恋ちゃんはここにいるんだよ?」

『え…?』

「僕の、たった1つの願い、
それはね、

音恋ちゃんを、生き返らせること」

『………うそ……』

「だからね??
僕と、音恋ちゃんは、ずっと、一緒だよ?」

『憂城くん…。

憂城くん、ありがとう♪』

ニコッと笑う。

『あとね、憂城くんに言いたいことがあるの。

私をお友達にしてくれてありがとう。

私…憂城くんのことが好き』

「僕も、会った時から、いいなって思ってたんだ」

憂城くんの手を取る。


私が憂城くんに惹かれていったのは、いつ頃だろう?


感謝の笑顔を憂城くんに見せた。

『憂城くん!大好き!』

私は、憂城くんの頬に優しくキスをした。




END_________
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