今宵は何大戦?
『がっ、…!』
「!!」
私のまわりに、血がたまる。
そして次の瞬間には、
憂城くんに抱えられて___
ある公園の大きな樹。
私はそこに横たわっていた。
「ねえ、ねえ」
憂城くん…。
大丈夫だから…。
そう言うかわりに、私は大量の血を吐き出す。
『ごめん、…ごめん、ね…憂城くん…。
すごく、油断してた…』
「死んじゃうの?僕は?おいていくの??」
『憂城くん…。私のことは、気にしないで…。
私は、あなたに、…優勝して、ほしいの』
憂城が私の手を取る。
目には、涙が。
「君なしでは、生きていけない。
僕の、大切なお友達だから…」
憂城の膝元にも、私の血が流れる。
膝が濡れちゃうよ。憂城くん。
『…あなたのことは、
とても大切な人。
だから…
優勝して。
憂城くん、ありがとう…!』
私の、今できる最高の感謝の笑顔。
プツリと、意識が途切れた。
「!!」
私のまわりに、血がたまる。
そして次の瞬間には、
憂城くんに抱えられて___
ある公園の大きな樹。
私はそこに横たわっていた。
「ねえ、ねえ」
憂城くん…。
大丈夫だから…。
そう言うかわりに、私は大量の血を吐き出す。
『ごめん、…ごめん、ね…憂城くん…。
すごく、油断してた…』
「死んじゃうの?僕は?おいていくの??」
『憂城くん…。私のことは、気にしないで…。
私は、あなたに、…優勝して、ほしいの』
憂城が私の手を取る。
目には、涙が。
「君なしでは、生きていけない。
僕の、大切なお友達だから…」
憂城の膝元にも、私の血が流れる。
膝が濡れちゃうよ。憂城くん。
『…あなたのことは、
とても大切な人。
だから…
優勝して。
憂城くん、ありがとう…!』
私の、今できる最高の感謝の笑顔。
プツリと、意識が途切れた。