ーー平安の世、陰陽師の術によって巫女の魂に封じられんとする妖刀……

その時聖杯は現れた。
封印を拒絶しもがく妖刀は、無欲な巫女を押し退けて聖杯に願った。

……己を振るう、破壊者を。

結果生まれたのは、白き巫女。
静寂を何よりも好み、喧騒を斬り刻む純白の彼岸花。

姿は巫女に似ているが、巫女に非ず。
その心すら白く、生まれたての赤子のように、泣き喚く代わりに刀を振るうのだ。

彼岸の巫女は妖刀が無理やり剥がれたため満身創痍、陰陽師は逃げ出した白を追い姿を消した。

運命を打開しうる者は、未来からやってきた魔術師と使い魔（サーヴァント）たち。



逢（あい）
FGO世界線における彼原詠オルタ。
別の側面でも歪められた本人でもなく、たまたま詠に似せられただけの他人。妖刀が願い聖杯によって造られた存在。
静かな場所を好み、少しでもうるさくする者を排除しようと刀を振り回す。
実質生まれたばかりのバブちゃんであり、話し方など大人クールぶっているが情緒は非常に幼い。イラついたら斬りかかる。
名前は英霊として召喚されたあとに彼原（オリジナル）たちによって名付けられた。

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