このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

彼原さんについて


ーー時は平安、ふた振り一対の妖刀が都を騒がせておりました。

片方は形あるものの尽くを斬る「有象断うぞうのたち」、
片方は形なきものの尽くを斬る「無象断むぞうのたち」。

陰陽師である安倍晴明は、鞘を作りこれらを封じようとしました。
しかし有象はともかく、無象には実体がありませんでした。

そこで名乗りを挙げたのが、当時もっとも霊力のある巫女と謳われた「彼岸ひがんの巫女」です。
彼女は自らの魂を無象の鞘とし、封じ込めることとしました。

晴明は、「何百年何千年も刀と共に縛られ続けることになるが良いのか」と尋ねましたが、巫女は確固たる意思をもって頷くのでした。

そうして晴明の術により、無象の妖刀は彼岸の巫女の魂へと封じられたのです。



彼原詠かのはらよみ
平安時代の巫女。高い霊力を持ち、それを人の為に使う人格者。
表情が乏しいために感情も無いのではないかと誤解されがちだが、表に出ないだけである。
本人は欲望がとても薄く、自分が望まない分、より幸せを願う人たちの助けになればと思っている。

安倍晴明あべのせいめい
ご存知の通り様々な作品でチートしている陰陽師。この話でも大概チート。
ここでは筆者のオリキャラとしての設定に言及する。
非常に出不精で面倒くさがり屋のおじいさん。
見た目がショタになったり美青年になったりする。(ショタ姿は低燃費モード、大人姿は本気モードらしい)
女好きのすけべじじいでもある。なお彼岸の巫女は細すぎて色々ぺったんこなのでタイプじゃないらしい。

.
2/5ページ
スキ