短編
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…
「オマエを守る為だ」
あの日以降コウくんの口癖が変わった。私がクラスの男の子と話してるだけで無理矢理引き離しお説教をしてくる始末。
「美奈子を酷い目に合わせる野郎に決まってんだろうが。あんな奴と話すんじゃねぇ、わかったか?」
反論されない事をいい事におかしなことをべらべらまくし立てるコウくん。心から思う、同じクラスじゃなくて良かったって。
次第に私に話しかけてくるクラスメイトは減ってしまったが、お説教を長々聞くよりかはマシだと感じてしまう私は思考がどうも可笑しくなってしまったようだ。
学校に行く時間に丁度よく現れるコウくん。
休憩時間お手洗いに行くため廊下に出ると現れるコウくん。
お昼休みの時もいつの間にか側にいるコウくん。
終礼が終わり帰ろうとする私の前に当たり前のように現れるコウくん。
私の人生はコウくんで埋め尽くされ始めた今日この頃。
二人で並び帰路を歩く。私の左手はコウくんの大きくて忌々しい手で握られている。
本当にやだ。なんて言えるわけもなく。
「今日はバイトの日だからよ、美奈子は家で大人しくしてろよ。」
コウくんに送られて家にはいり、手を洗って自室のベットでこれからのことを考える。
今の状況はあまりにもチグハグしすぎてあれ?私がおかしいのかな??って錯覚してしまう。寧ろこのまま流されてる方が幸せな気がしてきた。
いやいや駄目だってば。
あの日を思い出す、何を間違ってしまったのか。
大切な大好きな幼馴染のコウくんだったのに。私はコウくんを拒絶した。何を言っても罵倒をしてもまるで赤子をあやすかのように「美奈子は俺がいないとだめに決まってんだろ。」と優しく囁き、いくら暴れても優しく抱きしめてくるコウくん。思い出したらゾワッとしてきた。
ふと、コウくんがバイトをしてる時は自由になれてる事に気がついた。
バイトをしたらコウくんから離れられると思った私は机の上のパソコンを立ち上げて早速アルバイト情報を見ることにした。
ガソリンスタンド、お花屋さん、プール監視員、喫茶店、ケーキ屋さん。
ガソリンスタンドは言わずもがな無理。詳細ページを見ずに次を押した。お花屋さん…。琉夏くんが働いてるんだっけ?バレちゃうから除外。プール監視員は確実に面倒くさいことになるので除外。
喫茶店とケーキ屋さんならどっちがいいかな…。
悩んだ末に、喫茶店に。
早速喫茶店に連絡をするとすぐに決まった。
私はすぐさま喫茶店にしたことを後悔をすることになった。
…
学校に行く時間に丁度よく現れたコウくんと渋々学校に向かう。
「美奈子、昨日は1日家にいたんだよな?」
尋問かな???
そんなコウくんにうんざりな私は適当に返す。
「はいはい、居ましたとも。」
いでででで、思いっきり手を握りしめられた。
「痛いよ!コウくん!!!!」
「全部オマエを守るためだってのに、適当に返事をするオマエが悪いんだろうが。」
誰かコウくんから守って!
「そういや、プラネタリウムができたらしいんだがよ、帰りに寄って行かねぇか?」
「コウくんごめん。今日はどうしても用事があって…。」
「なんの用事だ?」
「あ、はは。家の用事だよ。」
「……。わかった、週末空けとけよ。」
バイトをすることを誤魔化したことに少し胸が痛くなったけれど、私の人生は私のものだ!と心につぶやきながら週末の件を苦笑いで了承した。
相変わらず昼休みはコウくんがいたけれど、放課後のことを思えばウキウキだった。
「おら、帰んぞ。」
だよね、こうなるよね。なんか正直に言えなくて結局一緒に帰る私。
家の用事があっても家に送ってくれるコウくんは優しいね。うん。
学校からのほうが確実に早くバイト先につくのに…なんて言えない。くそーー、耐えろ耐えるのじゃ!
コウくんが家の前まで送ってくれた。早く帰ってほしかった私は後ろを振り向いて手を振るけれど、コウくんはそんな私に軽く手を振り返しそのまま見つめてくる。私が家に入るまでコウくんは動かなかった。
折角家に帰ってきたし制服からお気に入りのワンピースに着替えてバイト先の喫茶アルカードに走って向かった。
初出勤のアルバイトはお店の人はとても優しいしシフトも火曜・木曜と、コウくんとは違う曜日になることができてハッピーな私だった。
終了時間までもう少しだけれどお客さんは流れるように次から次へと来ていた。
カランカランとまたお客さんのご来店。
「いらっしゃいませ!ぇ…。」
冷や汗だらり、なんで、なんで、なんで!!!
私の前にギロリと睨みつけるコウくんがいた。
「お、お好きな席に…どうぞ…。」
突如小声になってしまい「ほら、さっきみたいに元気よく!」と店長に怒られてしまった。
私からとても近いカウンター席に座るコウくんに注文を聞くと「コーヒー。」それだけ言うと無言になってしまった。
コウくんの視線を感じながら仕事を終えた。初日から運がなさすぎて泣けてきた。
更衣室でワンピースに着替えて外を出るとそりゃもちろんコウくんとSR400が私を待っていた。
嫌な予感しかしない。
「コウくん、すごい偶然だったね、じゃ私帰るね。」
引きつりまくっているであろう私の表情筋は一生懸命に笑顔をつくる努力はしている模様。
そんな私を見ているコウくんは私の話している事は一切耳に入っていないのか無言でバイクのヘルメットを渡してきた。
無言の圧力に負けてヘルメットを受け取りSRの後ろに乗るしかなかった。
ついた先はWestBeach。
冷や汗しか出ない。降りて早々にヘルメットを返して「コウくん、じゃ私帰るね」って走って逃げようとしたけれどコウくんの手に呆気なく捕まってしまった。
「今日は友達の家に泊まるって今から親に連絡いれとけ。」
怖い怖い。コウくんの顔が見られない。もうやだ。
「携帯忘れてきたんだ…よね、あはは。」
「嘘ついたな?あとで覚えとけよ。」
苦し紛れの言い訳だけれど一瞬でバレた。
怖くてひゅっと喉から息が出る感覚が襲う。
「美奈子が携帯を持ってるのはお見通しなんだよ。オラ早くしろ。」
半泣きの私を無視してコウくんは鞄から携帯を勝手にとると何かを打ち始めた。
「美奈子が送らないから俺が送っといた。」
そう言うと私を引っ張りWestBeachの中に。忌々しいコウくんの部屋に連れて行かれた。
「琉夏くんは…?」
「あぁ?誰が話していいっつった?」
正座をしてる私の前には睨みつけてくるコウくん。本当にチビリそう。怖い。もうやだ。
「俺がいない時にそんな洋服を着て出歩いて危ねぇに決まってんだろ。」
適当に流したいけれどここはコウくんの部屋だ。私は地雷を踏まないように慎重に話さなければいけない。
「オラ、着替えろ。」
「え、とコウくんがいるのに着替えないと駄目なの?」
きっと私は今驚愕した表情になっていると思う。
何でそういうことになるの。おかしいでしょ。
コウくんはそんな私の態度に腹が立ったのか正座をしてる私を抱えるとベットに放り投げた。
一瞬で地雷を踏んでしまった。
「うわっとぉ、いきなり何すんの!」
忌々しいベットの弾力で色々と嫌なことを思い出して涙が出てきた。
そんな私を無視するかのようにギシギシと嫌な音を立てながらスプリングが動いてた。
それに今日は急いでいたのもありショートパンツを履き忘れていたので私のパンツはバッチリとコウくんに見られていた。
「美奈子、誘ってんのか?」
泣いてる私を無視してコウくんは私の上に乗っかると深いキスをしてきた。
首を動かして嫌がってるのに逃げないようにがっちり固定し口の中をコウくんで沢山にしてくる。
やっと離されたときは酸素不足で息は切れきれで涙が溢れる。
「ひ、酷いよコウくん。」
「美奈子が言う事聞かないからだろうが。」
ぐったりしてる私を無視して無理矢理ワンピースを脱がしてくる。
抵抗虚しくあっという間に下着姿。
「全部オマエを守る為に言ってるんだ。それなのになんでわかってくれないんだ?なぁ?」
コウくんは下着姿の私を睨みつけ続ける。
「こんな簡単に脱がせられる洋服を着てるなんて何されてもいいってことだろ?」
「ち、違うもん」
コウくんは私のブラジャー降ろそうとしてきたので必死に抵抗をした。
「ごめんなさい、コウくんがいるときしかもう着ないから許して!」
私の謝罪に満足したのかコウくんは手を緩めてくれた。
まだ上には乗っているけど。
「そこまで言うなら許してやる、約束しろよ?」
必死に頷く私の首。
今赤べこにも負けてないと思った。
やっと解放してくれるのかな?なんてありえないのにそう考えてしまう私は大馬鹿だ。
「今日の家の用事ってなんだ?次に嘘言ったらただじゃおかねーからな。」
口籠る私を見かねてコウくんはまたブラジャーを降ろそうとしてくるので言うことにした。
バイト1日目にしてすべての計画が狂った私。
「バイトはじめ…ました…。」
「なんで俺に相談しなかったんだ。それも喫茶店の接客なんて危ないに決まってんだろが。」
やっとコウくんが動いてくれて解放してくれたと思ったけれど彼は私の携帯をもってきて「やめるって連絡をいれろ。」と脅してくる。
「まだ一日目だし…」辞めたくない。と言い終わる前には本日二度目のコウくんによる押し倒し。そして一気にブラジャーを降ろしてきた。
泣いてる私を無視して胸を触り始めるコウくんが「お前が言う事聞かないからだろ」と言うと脅すようにパンツに手をかけてきた。
「言うことを聞かなくてごめんなさい、すぐに連絡します…。」
コウくんの前で喫茶店に連絡をして辞めることを伝えた。店長さんにこれだから若者はって言われてしまった。
いや、本当にごめんなさい。
電話を切ると満足そうに見下ろすしてきたコウくん。
「お願いコウくん、これからは全部コウくんの言うことを聞くから洋服着させて…。」
ぐずってる私見てコウくんはニヤリ笑うと被せるように返してきた。
「さっきオマエは携帯がないって俺に嘘をついたじゃねえか。だから駄目だ。」
コウくんは私の耳元で「後で覚えておけ?って言ったよな?」と囁くとまた深いキスをしてきた。
さっきキスをされたせいで口の中は敏感になってて口と口の間からいやらしい声が漏れてしまう。
コウくんが片手でパンツをおろしてきて私は抵抗むなしく全裸だ。
もうやだ。なんでこうなってんの。
「美奈子、俺の言う事何でも聞くって約束したよな?」
前回と違って快感覚えている私の体はコウくんに触れられるたびにあっという間に気持ちよくなってしまった。
いやらしく体を触るコウくんにいやらしい声で返事をしてしまう私。
そして前回と違って私のナカにコウくんがソレを入れてきたこと。
恐怖の涙なのか痛みの涙なのか気持ちがよくて涙が出てるのか私にはもうわからなかった。
「これで本当にオレのもんだ。」
いやらしくギシギシと揺れるベットの上で私はコウくんにいやらしく返事をすることしかできなかった。
目が覚めるとコウくんに抱きしめられて眠っていた。私の人生全部がベトベトになったと思った。
枕元にある携帯を開いて時計を見た。まだまだ明日には遠くて嫌になる時間だ。
現実逃避も兼ねて携帯を触っていると見覚えのないアプリが入っていた。
嫌な予感しかしないそのアプリを選択してみるとGPSのような内容のものだった。
すべてが納得する私の脳内。クラスのみんなと遊園地に行った時も、倉庫に連れて行かれた時も、学校に行く時も今日のバイトの事も。全部コウくんが見てたんだ。
「起きたのか?」
脳内が大パニック中の私の所携帯の光でコウくんも起きてしまった。
「あ、あの…」
何を言えばいいんだろう、何も話さずに体が震えてる私に不信を持ったのかコウくんに携帯を奪われてしまった。
コウくんは画面に映るGPSアプリの画面を見るとそれがなんですか?と言わんばかりに口を開いた。
「オマエを守る為だ。当たり前だろ?」
恐怖で泣いてる私を優しく抱きしめてくれるコウくんに体の震えは酷くなる一方だ。
「どっちみちもう美奈子はオレのもんだからな。絶対に逃がすもんか。」と私の耳元で囁きコウくんは誓いのキスをするかのように優しく私にキスをした。
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「オマエを守る為だ」
あの日以降コウくんの口癖が変わった。私がクラスの男の子と話してるだけで無理矢理引き離しお説教をしてくる始末。
「美奈子を酷い目に合わせる野郎に決まってんだろうが。あんな奴と話すんじゃねぇ、わかったか?」
反論されない事をいい事におかしなことをべらべらまくし立てるコウくん。心から思う、同じクラスじゃなくて良かったって。
次第に私に話しかけてくるクラスメイトは減ってしまったが、お説教を長々聞くよりかはマシだと感じてしまう私は思考がどうも可笑しくなってしまったようだ。
学校に行く時間に丁度よく現れるコウくん。
休憩時間お手洗いに行くため廊下に出ると現れるコウくん。
お昼休みの時もいつの間にか側にいるコウくん。
終礼が終わり帰ろうとする私の前に当たり前のように現れるコウくん。
私の人生はコウくんで埋め尽くされ始めた今日この頃。
二人で並び帰路を歩く。私の左手はコウくんの大きくて忌々しい手で握られている。
本当にやだ。なんて言えるわけもなく。
「今日はバイトの日だからよ、美奈子は家で大人しくしてろよ。」
コウくんに送られて家にはいり、手を洗って自室のベットでこれからのことを考える。
今の状況はあまりにもチグハグしすぎてあれ?私がおかしいのかな??って錯覚してしまう。寧ろこのまま流されてる方が幸せな気がしてきた。
いやいや駄目だってば。
あの日を思い出す、何を間違ってしまったのか。
大切な大好きな幼馴染のコウくんだったのに。私はコウくんを拒絶した。何を言っても罵倒をしてもまるで赤子をあやすかのように「美奈子は俺がいないとだめに決まってんだろ。」と優しく囁き、いくら暴れても優しく抱きしめてくるコウくん。思い出したらゾワッとしてきた。
ふと、コウくんがバイトをしてる時は自由になれてる事に気がついた。
バイトをしたらコウくんから離れられると思った私は机の上のパソコンを立ち上げて早速アルバイト情報を見ることにした。
ガソリンスタンド、お花屋さん、プール監視員、喫茶店、ケーキ屋さん。
ガソリンスタンドは言わずもがな無理。詳細ページを見ずに次を押した。お花屋さん…。琉夏くんが働いてるんだっけ?バレちゃうから除外。プール監視員は確実に面倒くさいことになるので除外。
喫茶店とケーキ屋さんならどっちがいいかな…。
悩んだ末に、喫茶店に。
早速喫茶店に連絡をするとすぐに決まった。
私はすぐさま喫茶店にしたことを後悔をすることになった。
…
学校に行く時間に丁度よく現れたコウくんと渋々学校に向かう。
「美奈子、昨日は1日家にいたんだよな?」
尋問かな???
そんなコウくんにうんざりな私は適当に返す。
「はいはい、居ましたとも。」
いでででで、思いっきり手を握りしめられた。
「痛いよ!コウくん!!!!」
「全部オマエを守るためだってのに、適当に返事をするオマエが悪いんだろうが。」
誰かコウくんから守って!
「そういや、プラネタリウムができたらしいんだがよ、帰りに寄って行かねぇか?」
「コウくんごめん。今日はどうしても用事があって…。」
「なんの用事だ?」
「あ、はは。家の用事だよ。」
「……。わかった、週末空けとけよ。」
バイトをすることを誤魔化したことに少し胸が痛くなったけれど、私の人生は私のものだ!と心につぶやきながら週末の件を苦笑いで了承した。
相変わらず昼休みはコウくんがいたけれど、放課後のことを思えばウキウキだった。
「おら、帰んぞ。」
だよね、こうなるよね。なんか正直に言えなくて結局一緒に帰る私。
家の用事があっても家に送ってくれるコウくんは優しいね。うん。
学校からのほうが確実に早くバイト先につくのに…なんて言えない。くそーー、耐えろ耐えるのじゃ!
コウくんが家の前まで送ってくれた。早く帰ってほしかった私は後ろを振り向いて手を振るけれど、コウくんはそんな私に軽く手を振り返しそのまま見つめてくる。私が家に入るまでコウくんは動かなかった。
折角家に帰ってきたし制服からお気に入りのワンピースに着替えてバイト先の喫茶アルカードに走って向かった。
初出勤のアルバイトはお店の人はとても優しいしシフトも火曜・木曜と、コウくんとは違う曜日になることができてハッピーな私だった。
終了時間までもう少しだけれどお客さんは流れるように次から次へと来ていた。
カランカランとまたお客さんのご来店。
「いらっしゃいませ!ぇ…。」
冷や汗だらり、なんで、なんで、なんで!!!
私の前にギロリと睨みつけるコウくんがいた。
「お、お好きな席に…どうぞ…。」
突如小声になってしまい「ほら、さっきみたいに元気よく!」と店長に怒られてしまった。
私からとても近いカウンター席に座るコウくんに注文を聞くと「コーヒー。」それだけ言うと無言になってしまった。
コウくんの視線を感じながら仕事を終えた。初日から運がなさすぎて泣けてきた。
更衣室でワンピースに着替えて外を出るとそりゃもちろんコウくんとSR400が私を待っていた。
嫌な予感しかしない。
「コウくん、すごい偶然だったね、じゃ私帰るね。」
引きつりまくっているであろう私の表情筋は一生懸命に笑顔をつくる努力はしている模様。
そんな私を見ているコウくんは私の話している事は一切耳に入っていないのか無言でバイクのヘルメットを渡してきた。
無言の圧力に負けてヘルメットを受け取りSRの後ろに乗るしかなかった。
ついた先はWestBeach。
冷や汗しか出ない。降りて早々にヘルメットを返して「コウくん、じゃ私帰るね」って走って逃げようとしたけれどコウくんの手に呆気なく捕まってしまった。
「今日は友達の家に泊まるって今から親に連絡いれとけ。」
怖い怖い。コウくんの顔が見られない。もうやだ。
「携帯忘れてきたんだ…よね、あはは。」
「嘘ついたな?あとで覚えとけよ。」
苦し紛れの言い訳だけれど一瞬でバレた。
怖くてひゅっと喉から息が出る感覚が襲う。
「美奈子が携帯を持ってるのはお見通しなんだよ。オラ早くしろ。」
半泣きの私を無視してコウくんは鞄から携帯を勝手にとると何かを打ち始めた。
「美奈子が送らないから俺が送っといた。」
そう言うと私を引っ張りWestBeachの中に。忌々しいコウくんの部屋に連れて行かれた。
「琉夏くんは…?」
「あぁ?誰が話していいっつった?」
正座をしてる私の前には睨みつけてくるコウくん。本当にチビリそう。怖い。もうやだ。
「俺がいない時にそんな洋服を着て出歩いて危ねぇに決まってんだろ。」
適当に流したいけれどここはコウくんの部屋だ。私は地雷を踏まないように慎重に話さなければいけない。
「オラ、着替えろ。」
「え、とコウくんがいるのに着替えないと駄目なの?」
きっと私は今驚愕した表情になっていると思う。
何でそういうことになるの。おかしいでしょ。
コウくんはそんな私の態度に腹が立ったのか正座をしてる私を抱えるとベットに放り投げた。
一瞬で地雷を踏んでしまった。
「うわっとぉ、いきなり何すんの!」
忌々しいベットの弾力で色々と嫌なことを思い出して涙が出てきた。
そんな私を無視するかのようにギシギシと嫌な音を立てながらスプリングが動いてた。
それに今日は急いでいたのもありショートパンツを履き忘れていたので私のパンツはバッチリとコウくんに見られていた。
「美奈子、誘ってんのか?」
泣いてる私を無視してコウくんは私の上に乗っかると深いキスをしてきた。
首を動かして嫌がってるのに逃げないようにがっちり固定し口の中をコウくんで沢山にしてくる。
やっと離されたときは酸素不足で息は切れきれで涙が溢れる。
「ひ、酷いよコウくん。」
「美奈子が言う事聞かないからだろうが。」
ぐったりしてる私を無視して無理矢理ワンピースを脱がしてくる。
抵抗虚しくあっという間に下着姿。
「全部オマエを守る為に言ってるんだ。それなのになんでわかってくれないんだ?なぁ?」
コウくんは下着姿の私を睨みつけ続ける。
「こんな簡単に脱がせられる洋服を着てるなんて何されてもいいってことだろ?」
「ち、違うもん」
コウくんは私のブラジャー降ろそうとしてきたので必死に抵抗をした。
「ごめんなさい、コウくんがいるときしかもう着ないから許して!」
私の謝罪に満足したのかコウくんは手を緩めてくれた。
まだ上には乗っているけど。
「そこまで言うなら許してやる、約束しろよ?」
必死に頷く私の首。
今赤べこにも負けてないと思った。
やっと解放してくれるのかな?なんてありえないのにそう考えてしまう私は大馬鹿だ。
「今日の家の用事ってなんだ?次に嘘言ったらただじゃおかねーからな。」
口籠る私を見かねてコウくんはまたブラジャーを降ろそうとしてくるので言うことにした。
バイト1日目にしてすべての計画が狂った私。
「バイトはじめ…ました…。」
「なんで俺に相談しなかったんだ。それも喫茶店の接客なんて危ないに決まってんだろが。」
やっとコウくんが動いてくれて解放してくれたと思ったけれど彼は私の携帯をもってきて「やめるって連絡をいれろ。」と脅してくる。
「まだ一日目だし…」辞めたくない。と言い終わる前には本日二度目のコウくんによる押し倒し。そして一気にブラジャーを降ろしてきた。
泣いてる私を無視して胸を触り始めるコウくんが「お前が言う事聞かないからだろ」と言うと脅すようにパンツに手をかけてきた。
「言うことを聞かなくてごめんなさい、すぐに連絡します…。」
コウくんの前で喫茶店に連絡をして辞めることを伝えた。店長さんにこれだから若者はって言われてしまった。
いや、本当にごめんなさい。
電話を切ると満足そうに見下ろすしてきたコウくん。
「お願いコウくん、これからは全部コウくんの言うことを聞くから洋服着させて…。」
ぐずってる私見てコウくんはニヤリ笑うと被せるように返してきた。
「さっきオマエは携帯がないって俺に嘘をついたじゃねえか。だから駄目だ。」
コウくんは私の耳元で「後で覚えておけ?って言ったよな?」と囁くとまた深いキスをしてきた。
さっきキスをされたせいで口の中は敏感になってて口と口の間からいやらしい声が漏れてしまう。
コウくんが片手でパンツをおろしてきて私は抵抗むなしく全裸だ。
もうやだ。なんでこうなってんの。
「美奈子、俺の言う事何でも聞くって約束したよな?」
前回と違って快感覚えている私の体はコウくんに触れられるたびにあっという間に気持ちよくなってしまった。
いやらしく体を触るコウくんにいやらしい声で返事をしてしまう私。
そして前回と違って私のナカにコウくんがソレを入れてきたこと。
恐怖の涙なのか痛みの涙なのか気持ちがよくて涙が出てるのか私にはもうわからなかった。
「これで本当にオレのもんだ。」
いやらしくギシギシと揺れるベットの上で私はコウくんにいやらしく返事をすることしかできなかった。
目が覚めるとコウくんに抱きしめられて眠っていた。私の人生全部がベトベトになったと思った。
枕元にある携帯を開いて時計を見た。まだまだ明日には遠くて嫌になる時間だ。
現実逃避も兼ねて携帯を触っていると見覚えのないアプリが入っていた。
嫌な予感しかしないそのアプリを選択してみるとGPSのような内容のものだった。
すべてが納得する私の脳内。クラスのみんなと遊園地に行った時も、倉庫に連れて行かれた時も、学校に行く時も今日のバイトの事も。全部コウくんが見てたんだ。
「起きたのか?」
脳内が大パニック中の私の所携帯の光でコウくんも起きてしまった。
「あ、あの…」
何を言えばいいんだろう、何も話さずに体が震えてる私に不信を持ったのかコウくんに携帯を奪われてしまった。
コウくんは画面に映るGPSアプリの画面を見るとそれがなんですか?と言わんばかりに口を開いた。
「オマエを守る為だ。当たり前だろ?」
恐怖で泣いてる私を優しく抱きしめてくれるコウくんに体の震えは酷くなる一方だ。
「どっちみちもう美奈子はオレのもんだからな。絶対に逃がすもんか。」と私の耳元で囁きコウくんは誓いのキスをするかのように優しく私にキスをした。
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