オマエを苦しめてるのは誰?…琉夏
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琉夏くんに連れられてWestBeachに来た。
久々すぎるWestBeach。
今日は琉夏くんが私に元気を出してもらうためにお手製の超特大ホットケーキをつくってくれるんだって!
「ここに座ってて。大人しくしてなかったら大変なことになるからね?」
「はーい!」
琉夏くんの部屋に通されて一人待つ私。
もちろん宝探しするよね!
ベットの下覗いちゃうよね!
琉夏くんが戻ってくる前にベットの下の探検隊!がさごそ、ひっぱり出すと紙袋が出てきた。
なんだろう…?
何故か見てはいけない気がしたけれど私は紙袋を覗いた。
体操着?え…?
広げてみると私がひっかけてできた傷が一緒だった。
脳がフリーズする。
いやだめ、早く隠さないと、隠さないと。
「バレちゃった」
急いで紙袋にしまって元の場所に戻そうとしたけれどももう遅かった。
後ろにいる琉夏くんを見ることができなかった。
琉夏くんが近づいてくる気配がするけど体が硬直して動かなくてすっぽりと後ろから琉夏くんに抱きしめられた。
耳元で琉夏くんは優しい声で囁く。
「オマエを今まで苦しめてたのは誰だと思う?」
声帯も体も動かない無言の私を無視して琉夏くんは続けた。
「苦しめたのは俺なんだ。」
琉夏くんが私をそのままベットに押し倒した。これから何が起こるかなんて馬鹿な私でもわかる。
怖くてやっと涙が出てきて震えも止まらないけれど琉夏くんは後ろからいつも通りの声のトーンで続けた。
「泣いてもだめだよ、今から俺にもっと苦しめられるんだから。」
「なんで…?琉夏くん、どうして?」
「俺がこんなに思っているのに美奈子は別の男に頼って、一緒にいたの悲しかった、傷ついた。」
わけがわからない。
琉夏くんが無理やりこっちを向かせてきた。
キラキラしていた瞳は濁り、私しか映っていなかった。
誰?この人
いつから?
もしかして最初から?
「何があっても一番は俺じゃないの?」
狂気的な瞳をしてる琉夏くんに見つめられると怖くて何も言えなかった。
「そう言えば今日はコウのやつ実家に泊まるって言ってたんだ。だからずっと一緒にいられるね。」
「や、やだ!」
今更逃げ出そうとしたけれど、
世の中は簡単にできてない。
そんな世の中に絶望する。
「それにさ、大人しくしてなかったら大変なことになるからね?って言ったよね?約束破った美奈子が悪いんだろ?」
抱きしめられて、キスをされて、無理やりされて悟った。
琉夏くんの狂気は一生私を追いかけるんだって。
薄れゆく意識の中、そんなことを考えてた。
…