短編
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…
終礼が終わり教室の掃除をしていると視線を感じチラリ見ると幼馴染が影から見ていた。
いや、そんなに大きかったら隠れてもバレバレだからね。
「コウくん。何やってるの?」
「ちっなんだよ。」
手元に視線を移すと携帯を持っていた。
カメラを起動していたのか起動ランプがついている。
「何撮ってたの?」
「オマエには関係ないだろ。早く掃除終わらせて帰るぞ。」
「わかった。すぐに終わらせるから待っててね。」
クラスの子にちりとりを抑えててって言われたのでしゃがんでちりとりを手で抑えているとカメラのシャッター音が聞こえた気がした。
「ん…?」
ちらりコウくんを見ると昇降口へ先に行ってしまったのかもうそこにはいなかった。
掃除が終わり昇降口へ向かうとコウくんが待っていた。ぶっきらぼうに「今日遊びにくるか?」と誘ってくれたので一緒にWestBeachにお邪魔した。
コウくんの部屋にお邪魔してソファに座りコーヒーを作りに行ったコウくんを待っていた。
コウくんらしい部屋だよなぁ。
いろんなミニカーやアメリカンな雑貨が飾られてる。
ぼーっと部屋を見ているとコウくんがコーヒー片手にやってきて私の隣へ座った。
「コウくんって多趣味だよね。今は何が一押しなの?」
「んーそうだな。しゃ…いやコレクションだな。」
「何コレクションしてるの?」
「オマ…いや、色んな景色の写真だったり。あー子鹿の成長記録だったりだな……。」
やけにしどろもどろなコウくん。
以外だって思われるのが嫌なのかな?
それも子鹿の成長記録は確かにマニアックだ。
「恥ずかしがることないよ!自信持って!良かったら見せてよ。」
「ばっ、見せるわけねぇだろう!」
やっぱり恥ずかしかったのかコウくんは赤面しながら目線をずらした。
ちぇーつまんないのー。
そこから何を話して何をしたのかは記憶にないけどいつの間にか眠ってしまった。
コウくんのベットで目を覚し、一階へ降りると誰もいなくシャワールームから水が流れる音がした。
暫く待つと上半身裸で頭にタオルを乗せたコウくんがやってきた。
「コウくん、ごめんね。なんか眠っちゃって。最近なんか多いよね。」
「いや、あぁ…気にするな。オマエも入るか…?」
なんだかベタつく感じはするけど、そこまで図々しくない私は「家で入るから気にしないで」と勝手に入れたコーヒーを飲みながら返した。
「あぁ……それならいいんだが。」
台所に向かいコウくんのマグカップにもコーヒーをそそぎ手渡した。
「はい、コウくんもどうぞ。」
「お、おう…ありがとうな」
たまに思う。
余所余所しいというか何というか、コウくんが変わったというか。
もちろんこうやって遊んでくれるから気にしなくてもいいのかもだけど…。
思春期に少年は大人に変わるって聞いたことがある。
そういうものなんだと勝手に納得することにした。
「私、そろそろ帰るね。遅くまでありがとう。」
「送らせろ。」
やっぱり変わったのは気のせいだったみたい。
コウくんに送られて家に帰り、すぐにベタつく体をシャワーで洗い流した。
そう言えば虫に刺されることが多くなったなぁ。
お風呂場にある鏡に写る私の体にはポツポツと虫さされた跡がついていた。
首元に、腕にお腹に。
別に痒くないからいいんだけど、夏じゃないのに不思議だなぁ。
あっ太ももの付け根にもついてる、変態な虫だ!
ダニの可能性もあるのでお風呂から上がり新しいシーツへ変えて就寝した。
シーツを変えたおかげか数日立っても虫さされの跡は増えなかった。
暫く学校では文化祭の準備で大忙し。
コウくんはそれに加えて欲しいものがあるとかでバイトのシフトを増やしたとのことで以前のように遊ぶことがめっきり減った。
文化祭が無事に終わり、通常授業に戻ったものの文化祭の余韻がなくならない私。
サイドテーブルに置かれている黒い衣装を纏ったコウくんとドレスを着て微笑む私が写っている写真を眺めていた。
大迫ちゃんがとってくれた写真の中で一番のお気に入りのものを飾っているのだ。
大切な私の思い出。
まさか私とコウくんが一緒に劇にでるとは…。
本当に緊張したなぁ…。でも楽しかった。一生の思い出になったなって。
そう言えば大迫ちゃん、劇中も青春だーってうるさかったな。
サイドテーブルの引き出しを開けて文化祭の写真がまとめられてるアルバムを手にそんなことを思った。
そんなことを考えていると携帯が震えた。
ディスプレイには“コウくん”の名前。
“おう、どうせオマエ今日も明日も暇してんだろ?泊まりに来いよ”
久しぶりのお誘いに嬉しかったのでもちろんOK。
すぐさまWestBeachに向かうことにした。
WestBeachについてコウくんのお部屋にお邪魔した。
「そう言えばルカくんは?」
「あぁ、実家に呼ばれたから泊まるってよ。」
「そっか、じゃあコウくん一人きりだったんだね。沢山遊ぼう!今度はトランプ負けないからね!」
「馬鹿言うな俺の本気知らねぇのか?オマエの泣き顔早く見たいぜ。コーヒー持ってくるから待ってな。」
コウくんはそう言うとコーヒーを取りに下へ降りていった。私はその背中に覚えてやがれー!とぶつけたが、「俺のセリフだ」と笑い声とともに返ってきた。
ムカつくー!
トランプにイカサマでも仕掛けようと思い、トランプが仕舞ってある棚の前に向かった。
どこだ、どこだ、トランプは。
早く探さなければ。
トランプは見つけたが焦りで落としてしまい散乱してしまった。
あーもう私ってこういう所あるよなぁ。
文化祭の準備のときも看板傾けたままつけちゃったし。
散らばるトランプを拾っていると何枚かベットの下に滑り込んでしまっていたので手を伸ばして取っていた。
もしエロ本を発見しても見なかったことにしよう。
ん?なんだこれ。エロ本発見しちゃった?
少しだけ好奇心が勝ったので表紙だけ見てすぐに元に戻そうと取り出すとエロ本ではなく新しいアルバムがでてきた。
なんでアルバムが…?
あっなんか写真をコレクションしてるって前に言ってたな。
開こうか開かないか迷いつつ好奇心に負けてアルバムの表紙をめくった。
すぐに後悔することになった。
なにこれ…。
ベットの下にあったアルバムには私の写真がぎっしり貼り付けられていた。
「おい、何見てんだ…?」
コウくんの足音が静かすぎて気が付かなかった。
トランプが散乱している中ビクリ肩が震えた反応に私が何を見たのか察したのかコウくんはテーブルにコーヒーを置くと後ろから抱きしめながら私の持つアルバムをめくる。
「このときのオマエ、よく取れてんだろ。」
「コウくん…盗撮…」は犯罪って知ってるよね?と声を出したいのに詰まって出てこない。
「盗撮だぁ?コレクションだっつってんだろ。」
「えっと…あの。」
コウくんは離れるともう一冊アルバムを持ってきた。
ふと、喫茶店で話した内容を思い出した。
子鹿の成長記録…。
いや、あれは冗談なはず。
コウくんが私の手を引きソファに連れてきた。
膝に無理やり座らせてアルバムを開き始めた。
「え…これ…。」
アルバムには私が全裸で眠っている写真が貼られていた。
記憶にない。何この写真。
盗撮は犯罪とかそんなものを超えている。
「無防備な姿を取ってやっただけだ。お前が悪いだろ?」
見たくないのにペラリペラリコウくんは次のページを巡る。
「オマエ、前よりも胸デカくなったよな。俺が触ってたせいかもしんねぇ。」
私が上半身裸になっている写真を見ながら、さり気なく胸を触ってくるコウくんに体が硬直して動けない。
胸を触りながら何ページかめくる。
「これが俺の一番のお気に入りだ。」
元から血の気が引いてるけどもっと血の気が引いた。
私のナカにコウくんのが入って行くまでの写真だった。
「不安だったがキツイしよ血も出てきたから未経験ってことがすぐわかった。オマエのハジメてを撮れて良かったぜ?」
「う…そ……。」
頭がくらくらする。喉もカラカラで声が出ない。
コウくんは優しく冷や汗を拭きながらまた1ページめくる。
「どうだ?こっちもいいだろ。オマエのここの成長がわかるよな。」
「………帰る。」
頭が真っ白になっている中、今すぐにコウくんの側から離れたいことだけハッキリと感じた。
力なく立ち上がると行く手を阻むかのようにコウくんは私の前に立ちはだかる。
「何言ってやがる。まだ帰すわけ無いだろ?」
「や、やだ…帰っ」
コウくんは私を抱えるとベットに放り投げ、棚からビデオカメラを取り出し起動し始めた。
「やっと買えたんだ。せっかくだから撮影してやるよ。服脱いで待ってな。」
ベットから降りようとしてる私の上に乗ると、無理やり洋服を脱がしてきたコウくんになすすべはなかった。
私の泣き声とコウくんの荒い息遣いが響く。
ビデオカメラを持ちながら私を見下ろし、当たり前という顔で述べる。
「今日から二人で最高なコレクション増やしていこうな。」
…
終礼が終わり教室の掃除をしていると視線を感じチラリ見ると幼馴染が影から見ていた。
いや、そんなに大きかったら隠れてもバレバレだからね。
「コウくん。何やってるの?」
「ちっなんだよ。」
手元に視線を移すと携帯を持っていた。
カメラを起動していたのか起動ランプがついている。
「何撮ってたの?」
「オマエには関係ないだろ。早く掃除終わらせて帰るぞ。」
「わかった。すぐに終わらせるから待っててね。」
クラスの子にちりとりを抑えててって言われたのでしゃがんでちりとりを手で抑えているとカメラのシャッター音が聞こえた気がした。
「ん…?」
ちらりコウくんを見ると昇降口へ先に行ってしまったのかもうそこにはいなかった。
掃除が終わり昇降口へ向かうとコウくんが待っていた。ぶっきらぼうに「今日遊びにくるか?」と誘ってくれたので一緒にWestBeachにお邪魔した。
コウくんの部屋にお邪魔してソファに座りコーヒーを作りに行ったコウくんを待っていた。
コウくんらしい部屋だよなぁ。
いろんなミニカーやアメリカンな雑貨が飾られてる。
ぼーっと部屋を見ているとコウくんがコーヒー片手にやってきて私の隣へ座った。
「コウくんって多趣味だよね。今は何が一押しなの?」
「んーそうだな。しゃ…いやコレクションだな。」
「何コレクションしてるの?」
「オマ…いや、色んな景色の写真だったり。あー子鹿の成長記録だったりだな……。」
やけにしどろもどろなコウくん。
以外だって思われるのが嫌なのかな?
それも子鹿の成長記録は確かにマニアックだ。
「恥ずかしがることないよ!自信持って!良かったら見せてよ。」
「ばっ、見せるわけねぇだろう!」
やっぱり恥ずかしかったのかコウくんは赤面しながら目線をずらした。
ちぇーつまんないのー。
そこから何を話して何をしたのかは記憶にないけどいつの間にか眠ってしまった。
コウくんのベットで目を覚し、一階へ降りると誰もいなくシャワールームから水が流れる音がした。
暫く待つと上半身裸で頭にタオルを乗せたコウくんがやってきた。
「コウくん、ごめんね。なんか眠っちゃって。最近なんか多いよね。」
「いや、あぁ…気にするな。オマエも入るか…?」
なんだかベタつく感じはするけど、そこまで図々しくない私は「家で入るから気にしないで」と勝手に入れたコーヒーを飲みながら返した。
「あぁ……それならいいんだが。」
台所に向かいコウくんのマグカップにもコーヒーをそそぎ手渡した。
「はい、コウくんもどうぞ。」
「お、おう…ありがとうな」
たまに思う。
余所余所しいというか何というか、コウくんが変わったというか。
もちろんこうやって遊んでくれるから気にしなくてもいいのかもだけど…。
思春期に少年は大人に変わるって聞いたことがある。
そういうものなんだと勝手に納得することにした。
「私、そろそろ帰るね。遅くまでありがとう。」
「送らせろ。」
やっぱり変わったのは気のせいだったみたい。
コウくんに送られて家に帰り、すぐにベタつく体をシャワーで洗い流した。
そう言えば虫に刺されることが多くなったなぁ。
お風呂場にある鏡に写る私の体にはポツポツと虫さされた跡がついていた。
首元に、腕にお腹に。
別に痒くないからいいんだけど、夏じゃないのに不思議だなぁ。
あっ太ももの付け根にもついてる、変態な虫だ!
ダニの可能性もあるのでお風呂から上がり新しいシーツへ変えて就寝した。
シーツを変えたおかげか数日立っても虫さされの跡は増えなかった。
暫く学校では文化祭の準備で大忙し。
コウくんはそれに加えて欲しいものがあるとかでバイトのシフトを増やしたとのことで以前のように遊ぶことがめっきり減った。
文化祭が無事に終わり、通常授業に戻ったものの文化祭の余韻がなくならない私。
サイドテーブルに置かれている黒い衣装を纏ったコウくんとドレスを着て微笑む私が写っている写真を眺めていた。
大迫ちゃんがとってくれた写真の中で一番のお気に入りのものを飾っているのだ。
大切な私の思い出。
まさか私とコウくんが一緒に劇にでるとは…。
本当に緊張したなぁ…。でも楽しかった。一生の思い出になったなって。
そう言えば大迫ちゃん、劇中も青春だーってうるさかったな。
サイドテーブルの引き出しを開けて文化祭の写真がまとめられてるアルバムを手にそんなことを思った。
そんなことを考えていると携帯が震えた。
ディスプレイには“コウくん”の名前。
“おう、どうせオマエ今日も明日も暇してんだろ?泊まりに来いよ”
久しぶりのお誘いに嬉しかったのでもちろんOK。
すぐさまWestBeachに向かうことにした。
WestBeachについてコウくんのお部屋にお邪魔した。
「そう言えばルカくんは?」
「あぁ、実家に呼ばれたから泊まるってよ。」
「そっか、じゃあコウくん一人きりだったんだね。沢山遊ぼう!今度はトランプ負けないからね!」
「馬鹿言うな俺の本気知らねぇのか?オマエの泣き顔早く見たいぜ。コーヒー持ってくるから待ってな。」
コウくんはそう言うとコーヒーを取りに下へ降りていった。私はその背中に覚えてやがれー!とぶつけたが、「俺のセリフだ」と笑い声とともに返ってきた。
ムカつくー!
トランプにイカサマでも仕掛けようと思い、トランプが仕舞ってある棚の前に向かった。
どこだ、どこだ、トランプは。
早く探さなければ。
トランプは見つけたが焦りで落としてしまい散乱してしまった。
あーもう私ってこういう所あるよなぁ。
文化祭の準備のときも看板傾けたままつけちゃったし。
散らばるトランプを拾っていると何枚かベットの下に滑り込んでしまっていたので手を伸ばして取っていた。
もしエロ本を発見しても見なかったことにしよう。
ん?なんだこれ。エロ本発見しちゃった?
少しだけ好奇心が勝ったので表紙だけ見てすぐに元に戻そうと取り出すとエロ本ではなく新しいアルバムがでてきた。
なんでアルバムが…?
あっなんか写真をコレクションしてるって前に言ってたな。
開こうか開かないか迷いつつ好奇心に負けてアルバムの表紙をめくった。
すぐに後悔することになった。
なにこれ…。
ベットの下にあったアルバムには私の写真がぎっしり貼り付けられていた。
「おい、何見てんだ…?」
コウくんの足音が静かすぎて気が付かなかった。
トランプが散乱している中ビクリ肩が震えた反応に私が何を見たのか察したのかコウくんはテーブルにコーヒーを置くと後ろから抱きしめながら私の持つアルバムをめくる。
「このときのオマエ、よく取れてんだろ。」
「コウくん…盗撮…」は犯罪って知ってるよね?と声を出したいのに詰まって出てこない。
「盗撮だぁ?コレクションだっつってんだろ。」
「えっと…あの。」
コウくんは離れるともう一冊アルバムを持ってきた。
ふと、喫茶店で話した内容を思い出した。
子鹿の成長記録…。
いや、あれは冗談なはず。
コウくんが私の手を引きソファに連れてきた。
膝に無理やり座らせてアルバムを開き始めた。
「え…これ…。」
アルバムには私が全裸で眠っている写真が貼られていた。
記憶にない。何この写真。
盗撮は犯罪とかそんなものを超えている。
「無防備な姿を取ってやっただけだ。お前が悪いだろ?」
見たくないのにペラリペラリコウくんは次のページを巡る。
「オマエ、前よりも胸デカくなったよな。俺が触ってたせいかもしんねぇ。」
私が上半身裸になっている写真を見ながら、さり気なく胸を触ってくるコウくんに体が硬直して動けない。
胸を触りながら何ページかめくる。
「これが俺の一番のお気に入りだ。」
元から血の気が引いてるけどもっと血の気が引いた。
私のナカにコウくんのが入って行くまでの写真だった。
「不安だったがキツイしよ血も出てきたから未経験ってことがすぐわかった。オマエのハジメてを撮れて良かったぜ?」
「う…そ……。」
頭がくらくらする。喉もカラカラで声が出ない。
コウくんは優しく冷や汗を拭きながらまた1ページめくる。
「どうだ?こっちもいいだろ。オマエのここの成長がわかるよな。」
「………帰る。」
頭が真っ白になっている中、今すぐにコウくんの側から離れたいことだけハッキリと感じた。
力なく立ち上がると行く手を阻むかのようにコウくんは私の前に立ちはだかる。
「何言ってやがる。まだ帰すわけ無いだろ?」
「や、やだ…帰っ」
コウくんは私を抱えるとベットに放り投げ、棚からビデオカメラを取り出し起動し始めた。
「やっと買えたんだ。せっかくだから撮影してやるよ。服脱いで待ってな。」
ベットから降りようとしてる私の上に乗ると、無理やり洋服を脱がしてきたコウくんになすすべはなかった。
私の泣き声とコウくんの荒い息遣いが響く。
ビデオカメラを持ちながら私を見下ろし、当たり前という顔で述べる。
「今日から二人で最高なコレクション増やしていこうな。」
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