短編
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…
一人でいると誰にも邪魔がされず色々と考える時間ができたし心にも余裕ができた。
設楽先輩は私に好意を寄せていたなと感じる出来事が多々あったことに思い返し気がついた。
あれ??設楽先輩ってずっと私のことが好きだったんだ…。私鈍感すぎたんだ…。
きっと卒業して離れるから焦ってしまったゆえの強行突破だったんだと謎に納得をしてしまった。
今まで意識をしてなかった分、今までの出来事の照れが一気に私を襲った。
だとしてもいきなり婚約、いきなり留学だなんてそりゃ困惑するし恐怖感じるに決まってるじゃん。
馬鹿なの設楽先輩は。
てか、言葉足らずだしちゃんと気持ちを伝えてくれてたらこうはならなかったはず。
ムカついてきた。
家出をして1日目での心変わりの早さに私自身に苦笑いしてしまう。
とりあえず文句を言いに設楽先輩に会いに行こうと出かける準備をして、鍵を開けて扉のノブに触れた。
あれ?扉が開かないぞ?
鍵は開けたのになんでだろう?
何度もがちゃがちゃと扉を引いたり押したりしたけれど全く開かなかった。
扉、壊れた?どうしよう。
窓に触れたけれど窓も開かなかった。
取り敢えずルカくんが来るまで出られないことに気が付いたので早く来るように祈るのみ。
私の祈りが通じたのか、翌日目を覚ますとルカくんに抱きしめられながら眠っていた。
あ、扉開いたんだ。
ほっと胸をなでおろしルカくんを揺すり起こした。
起きたルカくんと一階におりてルカくん特性のホットケーキを食べていた。
「そう言えば、何故かわからないけど扉も窓も開かなかったんだよ。」
「………オマエ、外に出ようとしたんだ。」
「うん、色々と一人で考えてたらわかったことが沢山あって。」
「………ふぅん。………そっか………。」
ルカくんは新しくコーヒーを作りに台所に向かった。
お湯を沸かしてる間私の隣に座り、「なにがわかったの?」って聞いてきたので私が考えていた内容を伝えることに。
「………どちみち出す気なんてなかったけどさ…」
ルカくんが何かを言っていたけれどやかんの沸騰する音が重なりよく聞こえなかった。
「…?ルカくん?」
「ごめん、ごめん。コーヒー作ってくるから待ってて。」
ルカくんは立ち上がり台所へ向かい色違いのマグカップを持って戻ってきた。
ルカくんがいれてくれた飲みなれたコーヒーはWestBeachとは違う場所で飲んでいるせいなのか少し味が違う気がした。
飲み終えたのか飲み終えてないのかわからないけれど、気がつくと私はまたベットで眠っていた。
部屋の中は常夜灯の明かりのみで薄暗く窓の外は真っ暗だ。
あれ、何があったんだっけ…?
ベットから降りようとするとジャラリと左足が重い。
目線を移すと左足にはベットに繋がれている枷がついていた。
ん……?なにこれ……?
鎖はベットからは離れられないほど短いものだった。
頭が混乱しているならトントンと階段を登る音が聞こえた。
薄暗い中、キラリ輝くルカくんの金髪に目が行く。
「ルカくん…」
「起きたんだ。おはよう。」
ルカくんがベットに座る私の隣に腰を下ろし「疲れたから俺もう寝る。」と口を開いた。
「オマエが眠ったあとにWestBeachに戻って荷物を全部運んでたんだ。だから今日から一緒に暮らせるね。」
嫌な予感しかしない私の体は寒気が襲った。
そんな私に気がついてなのかどうなのかはわからないけれど、ルカくんが優しく頭をなでてくる。
「あ…はは。それでこの鎖は何?」
「うん?ただの鎖だよ?」
見りゃわかるわ!!だからなんやねん!って突っ込みたいけど我慢した私は偉い。
「ベットから降りられないんだけど…」
薄暗闇の中ルカくんの笑顔がぼんやり見える。
「そう、ベットから降りれないようにつけたんだ。」
オウム返ししかしてくれないルカくんに痺れを切らして「この枷外して。」と言ったけどなんで?と言う表情で私を見つめる。
「外さないよ、約束しただろ?絶対に外に出るなって。」
「や、でも…。」
ルカくんは私を押し倒すと私を支配したかのような顔をして上から見つめてくる。
その瞳はギラギラとしていて体が硬直してしまった。
声を出そうにも恐怖で声が出ない。
「オマエは何も考えるな。俺のことだけ思えばいい。」
そっと私の洋服のボタンを外し始めるルカくんから逃げられるわけもなくベットからは降りたくても枷のせいで降りられるわけもなく。その後はなされるがまま。
「大丈夫、このあたりは誰も人が住んでいないから声出しても平気だから沢山だしてね?」
声を出さないように耐えてもルカくんは私が声を漏らした場所をしつこく攻めてくる。
「我慢しなくていいって言ってるのに声出さないのが悪いんだろ?ほら、俺の言う事聞いて。」
その後は我慢なんかできずにいやらしい声しかでせなかった。
何度も果てたあと、ルカくんは満足そうに抱きしめ眠っている。
どろどろにされた私の体、もう最悪だ。
ルカくんに助けを求めなければこうはならなかったのに。
現実逃避をするように私も瞳を閉じた。
ルカくんに起こされて目を醒ますと私の心と裏腹に窓からはさんさんとお日様の光が入ってきている。
「おはよう。」と言うルカくんを無視して「シャワーに入りたいから枷外して」と伝える。
「じゃあ可愛くおねだりして?」
「絶対にしない!」
「ふぅん。お前がそれならいいけど。じゃあ俺少し早いけど学校に行ってくるね。」と私にかかるタオルケットを奪うと私の言葉を無視して1階へ降りてしまった。
最後に階段から顔を覗かせて「バイトだから遅くなるよ、トイレはベットの下にあるから使って。ぎりぎり鎖が届くと思うから。」といい残すと扉と鍵が閉まる音がした。
何度かルカくんを呼んだけれど本当に学校に行ってしまったようで物音一つしなかった。
その後、ベットから降りられない私は後悔しか襲ってこなかった。
ベタベタなまま全裸でベットの上にいた一日。
最悪と言う言葉すら考えられない状況だった。
扉が開き階段に登る音で目を覚した。
全部が嫌で泣き疲れて眠ってしまったようだ。
「お腹空いてるだろ?ご飯買ってきた。片付けたら一緒に食べよう。」
私のしたものを袋に捨てて一度下に降りてまたすぐに戻ってきた。
「はい、あーん」と平然と目の前にいるルカくんに腹が立ってまた涙が出てきた。
「ほら口開けて。」
ルカくんの言いなりになんてなりたくなくて私は無言で首を振った。
「んー。1日くらい飲まず食わずでもいいみたいだけれど倒れたら俺が困るしなぁ。」
むしゃむしゃと隣でお弁当を食べるルカくんが私を押し倒すと口移して食べものを与えてきた。
飲み込むまで口づけされていた。
それを何度か繰り返した。
「もっと食べる?」
「もうやだ。」という私を無視してそのまま口移しで食べさせてきた。
しばらくそんなどろどろでベタベタな足枷生活を続けていた。
「ほら、可愛くおねだりして?」と相変わらずのルカくんに一度も返したことはなかった。
また今日もルカくんは私におねだりさせようとする。
「俺、本当にしばらく帰らないよ?今止めたら考えるけど。」
「…じゃあ枷外して。」と言う言葉を無視してルカくんは外に行ってしまった。
ここから4日ルカくんは本当に帰ってこなかった。
1日目は平気だった。2日目からはずっと帰ってこなかったら…?と不安が襲い、3日目は孤独も襲ってきた。
4日目は後悔。ルカくんに対して冷たい反応をしていた自分を責めた。私がルカくんの言うことをきかなかったせいだ。あんなに優しくしてくれてたのに私が全部悪いんだ。
空腹と喉の乾き、後悔が体中を支配した。
泣きたいのに涙は枯れてでてこない。
早く大好きなルカくんに会いたい。
ごめんなさい。ごめんなさい。
帰ってきたら素直になろう。
動けずに天井を見ながら考えるのはルカくんのことばかり。
がちゃり、鍵が開く音がした。
誰かが階段を登る音。
ベットで横になっている私の元に近づきそっと頬に触れる大好きなルカくんの手に私自身の手も重ねた。
「るか…くん今までのごめんなさい。」
声が出たのかはわからないけどルカくんに届いたようで優しく頭をなでると口移しで水を飲ませてくれた。
「るかくん、ありがとう。」
ルカくんはそっと起こしてくれて優しく抱きしめ耳元で「ねぇ。俺のこと好き…?」と囁いてきたので頷いた。
「俺のこと愛してる?」
「あいしてる。」
ルカくんは私の反応に満足そうに笑うと足枷を外し私を抱えるとシャワーに連れて行って全部洗ってくれた。
シャワーからあがりルカくんが用意してくれた服を着させてくれて、ルカくんはベットのシーツを新しいものに替えに行った。
枷もついてなく一階にいる今ならあの扉から出られる。
でもルカくんが戻ってきたのに外に出る意味なんてないから扉を無視してルカくんのいる2階へ向かった。
「体力ないんだから階段は危ないだろ?」
「ごめんなさい…。」
シーツを変え終えたルカくんに抱えられて一緒にベット
で横になった。
「お弁当買ってきてるから一緒に食べよう。」
「もう少しこうしてたい。だめ?」
「気が済むまでずっとしていていいよ。」
暫くルカくんを抱きしめてたけど、長すぎたのかルカくんは一度お弁当を取りに下に行ってしまった。
でも階段は危ないって言ってたし、勝手に降りると嫌われちゃう。
ルカくんがいないその一瞬すらも辛くて涙が出てしまった。
「ごめんね、暖かくしてきたんだけどって、なんで泣いてるの?」
「だってルカくんが下に行っちゃったから…。」
ルカくんは私が泣き止むまで優しく抱きしめてくれた。
久しぶりのご飯はルカくんが食べさせてくれたから美味しかった。
食べ終えたのでルカくんに左足を差し出し「枷忘れてるよ?」と言うと目を丸くした。
「もうつけないよ。」
「なんで…?私の事嫌いになったの…?」
また涙が溢れてしまいそんな私をルカくんは抱きしめてくれるからもっと涙が出た。
「こんなにもオマエのことを愛してるのにまだわからない?俺の気持ちをわかってほしくてそばから離れてたのに。」
「ごめんなさい…。これからは私の側から絶対に離れないでね?」と泣きじゃくる私に優しくキスを落とす。
「ずっと俺がいる。」と言うとそっとベットに押し倒しルカくんの温もりが私を包む。
私は何も考えずにルカくんの愛だけをもらう喜びに満たされ瞳を閉じた。
…
一人でいると誰にも邪魔がされず色々と考える時間ができたし心にも余裕ができた。
設楽先輩は私に好意を寄せていたなと感じる出来事が多々あったことに思い返し気がついた。
あれ??設楽先輩ってずっと私のことが好きだったんだ…。私鈍感すぎたんだ…。
きっと卒業して離れるから焦ってしまったゆえの強行突破だったんだと謎に納得をしてしまった。
今まで意識をしてなかった分、今までの出来事の照れが一気に私を襲った。
だとしてもいきなり婚約、いきなり留学だなんてそりゃ困惑するし恐怖感じるに決まってるじゃん。
馬鹿なの設楽先輩は。
てか、言葉足らずだしちゃんと気持ちを伝えてくれてたらこうはならなかったはず。
ムカついてきた。
家出をして1日目での心変わりの早さに私自身に苦笑いしてしまう。
とりあえず文句を言いに設楽先輩に会いに行こうと出かける準備をして、鍵を開けて扉のノブに触れた。
あれ?扉が開かないぞ?
鍵は開けたのになんでだろう?
何度もがちゃがちゃと扉を引いたり押したりしたけれど全く開かなかった。
扉、壊れた?どうしよう。
窓に触れたけれど窓も開かなかった。
取り敢えずルカくんが来るまで出られないことに気が付いたので早く来るように祈るのみ。
私の祈りが通じたのか、翌日目を覚ますとルカくんに抱きしめられながら眠っていた。
あ、扉開いたんだ。
ほっと胸をなでおろしルカくんを揺すり起こした。
起きたルカくんと一階におりてルカくん特性のホットケーキを食べていた。
「そう言えば、何故かわからないけど扉も窓も開かなかったんだよ。」
「………オマエ、外に出ようとしたんだ。」
「うん、色々と一人で考えてたらわかったことが沢山あって。」
「………ふぅん。………そっか………。」
ルカくんは新しくコーヒーを作りに台所に向かった。
お湯を沸かしてる間私の隣に座り、「なにがわかったの?」って聞いてきたので私が考えていた内容を伝えることに。
「………どちみち出す気なんてなかったけどさ…」
ルカくんが何かを言っていたけれどやかんの沸騰する音が重なりよく聞こえなかった。
「…?ルカくん?」
「ごめん、ごめん。コーヒー作ってくるから待ってて。」
ルカくんは立ち上がり台所へ向かい色違いのマグカップを持って戻ってきた。
ルカくんがいれてくれた飲みなれたコーヒーはWestBeachとは違う場所で飲んでいるせいなのか少し味が違う気がした。
飲み終えたのか飲み終えてないのかわからないけれど、気がつくと私はまたベットで眠っていた。
部屋の中は常夜灯の明かりのみで薄暗く窓の外は真っ暗だ。
あれ、何があったんだっけ…?
ベットから降りようとするとジャラリと左足が重い。
目線を移すと左足にはベットに繋がれている枷がついていた。
ん……?なにこれ……?
鎖はベットからは離れられないほど短いものだった。
頭が混乱しているならトントンと階段を登る音が聞こえた。
薄暗い中、キラリ輝くルカくんの金髪に目が行く。
「ルカくん…」
「起きたんだ。おはよう。」
ルカくんがベットに座る私の隣に腰を下ろし「疲れたから俺もう寝る。」と口を開いた。
「オマエが眠ったあとにWestBeachに戻って荷物を全部運んでたんだ。だから今日から一緒に暮らせるね。」
嫌な予感しかしない私の体は寒気が襲った。
そんな私に気がついてなのかどうなのかはわからないけれど、ルカくんが優しく頭をなでてくる。
「あ…はは。それでこの鎖は何?」
「うん?ただの鎖だよ?」
見りゃわかるわ!!だからなんやねん!って突っ込みたいけど我慢した私は偉い。
「ベットから降りられないんだけど…」
薄暗闇の中ルカくんの笑顔がぼんやり見える。
「そう、ベットから降りれないようにつけたんだ。」
オウム返ししかしてくれないルカくんに痺れを切らして「この枷外して。」と言ったけどなんで?と言う表情で私を見つめる。
「外さないよ、約束しただろ?絶対に外に出るなって。」
「や、でも…。」
ルカくんは私を押し倒すと私を支配したかのような顔をして上から見つめてくる。
その瞳はギラギラとしていて体が硬直してしまった。
声を出そうにも恐怖で声が出ない。
「オマエは何も考えるな。俺のことだけ思えばいい。」
そっと私の洋服のボタンを外し始めるルカくんから逃げられるわけもなくベットからは降りたくても枷のせいで降りられるわけもなく。その後はなされるがまま。
「大丈夫、このあたりは誰も人が住んでいないから声出しても平気だから沢山だしてね?」
声を出さないように耐えてもルカくんは私が声を漏らした場所をしつこく攻めてくる。
「我慢しなくていいって言ってるのに声出さないのが悪いんだろ?ほら、俺の言う事聞いて。」
その後は我慢なんかできずにいやらしい声しかでせなかった。
何度も果てたあと、ルカくんは満足そうに抱きしめ眠っている。
どろどろにされた私の体、もう最悪だ。
ルカくんに助けを求めなければこうはならなかったのに。
現実逃避をするように私も瞳を閉じた。
ルカくんに起こされて目を醒ますと私の心と裏腹に窓からはさんさんとお日様の光が入ってきている。
「おはよう。」と言うルカくんを無視して「シャワーに入りたいから枷外して」と伝える。
「じゃあ可愛くおねだりして?」
「絶対にしない!」
「ふぅん。お前がそれならいいけど。じゃあ俺少し早いけど学校に行ってくるね。」と私にかかるタオルケットを奪うと私の言葉を無視して1階へ降りてしまった。
最後に階段から顔を覗かせて「バイトだから遅くなるよ、トイレはベットの下にあるから使って。ぎりぎり鎖が届くと思うから。」といい残すと扉と鍵が閉まる音がした。
何度かルカくんを呼んだけれど本当に学校に行ってしまったようで物音一つしなかった。
その後、ベットから降りられない私は後悔しか襲ってこなかった。
ベタベタなまま全裸でベットの上にいた一日。
最悪と言う言葉すら考えられない状況だった。
扉が開き階段に登る音で目を覚した。
全部が嫌で泣き疲れて眠ってしまったようだ。
「お腹空いてるだろ?ご飯買ってきた。片付けたら一緒に食べよう。」
私のしたものを袋に捨てて一度下に降りてまたすぐに戻ってきた。
「はい、あーん」と平然と目の前にいるルカくんに腹が立ってまた涙が出てきた。
「ほら口開けて。」
ルカくんの言いなりになんてなりたくなくて私は無言で首を振った。
「んー。1日くらい飲まず食わずでもいいみたいだけれど倒れたら俺が困るしなぁ。」
むしゃむしゃと隣でお弁当を食べるルカくんが私を押し倒すと口移して食べものを与えてきた。
飲み込むまで口づけされていた。
それを何度か繰り返した。
「もっと食べる?」
「もうやだ。」という私を無視してそのまま口移しで食べさせてきた。
しばらくそんなどろどろでベタベタな足枷生活を続けていた。
「ほら、可愛くおねだりして?」と相変わらずのルカくんに一度も返したことはなかった。
また今日もルカくんは私におねだりさせようとする。
「俺、本当にしばらく帰らないよ?今止めたら考えるけど。」
「…じゃあ枷外して。」と言う言葉を無視してルカくんは外に行ってしまった。
ここから4日ルカくんは本当に帰ってこなかった。
1日目は平気だった。2日目からはずっと帰ってこなかったら…?と不安が襲い、3日目は孤独も襲ってきた。
4日目は後悔。ルカくんに対して冷たい反応をしていた自分を責めた。私がルカくんの言うことをきかなかったせいだ。あんなに優しくしてくれてたのに私が全部悪いんだ。
空腹と喉の乾き、後悔が体中を支配した。
泣きたいのに涙は枯れてでてこない。
早く大好きなルカくんに会いたい。
ごめんなさい。ごめんなさい。
帰ってきたら素直になろう。
動けずに天井を見ながら考えるのはルカくんのことばかり。
がちゃり、鍵が開く音がした。
誰かが階段を登る音。
ベットで横になっている私の元に近づきそっと頬に触れる大好きなルカくんの手に私自身の手も重ねた。
「るか…くん今までのごめんなさい。」
声が出たのかはわからないけどルカくんに届いたようで優しく頭をなでると口移しで水を飲ませてくれた。
「るかくん、ありがとう。」
ルカくんはそっと起こしてくれて優しく抱きしめ耳元で「ねぇ。俺のこと好き…?」と囁いてきたので頷いた。
「俺のこと愛してる?」
「あいしてる。」
ルカくんは私の反応に満足そうに笑うと足枷を外し私を抱えるとシャワーに連れて行って全部洗ってくれた。
シャワーからあがりルカくんが用意してくれた服を着させてくれて、ルカくんはベットのシーツを新しいものに替えに行った。
枷もついてなく一階にいる今ならあの扉から出られる。
でもルカくんが戻ってきたのに外に出る意味なんてないから扉を無視してルカくんのいる2階へ向かった。
「体力ないんだから階段は危ないだろ?」
「ごめんなさい…。」
シーツを変え終えたルカくんに抱えられて一緒にベット
で横になった。
「お弁当買ってきてるから一緒に食べよう。」
「もう少しこうしてたい。だめ?」
「気が済むまでずっとしていていいよ。」
暫くルカくんを抱きしめてたけど、長すぎたのかルカくんは一度お弁当を取りに下に行ってしまった。
でも階段は危ないって言ってたし、勝手に降りると嫌われちゃう。
ルカくんがいないその一瞬すらも辛くて涙が出てしまった。
「ごめんね、暖かくしてきたんだけどって、なんで泣いてるの?」
「だってルカくんが下に行っちゃったから…。」
ルカくんは私が泣き止むまで優しく抱きしめてくれた。
久しぶりのご飯はルカくんが食べさせてくれたから美味しかった。
食べ終えたのでルカくんに左足を差し出し「枷忘れてるよ?」と言うと目を丸くした。
「もうつけないよ。」
「なんで…?私の事嫌いになったの…?」
また涙が溢れてしまいそんな私をルカくんは抱きしめてくれるからもっと涙が出た。
「こんなにもオマエのことを愛してるのにまだわからない?俺の気持ちをわかってほしくてそばから離れてたのに。」
「ごめんなさい…。これからは私の側から絶対に離れないでね?」と泣きじゃくる私に優しくキスを落とす。
「ずっと俺がいる。」と言うとそっとベットに押し倒しルカくんの温もりが私を包む。
私は何も考えずにルカくんの愛だけをもらう喜びに満たされ瞳を閉じた。
…