気づいてますか(山本祥彰)
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「ごめん、美緒さん。
今日動画の撮影が入っちゃって…」
「あら、そうなの。
大変ね、頑張って!」
「…ありがとう。」
プ、とスマートフォンから無機質な音がする。
私のかわいくてかっこいい彼は、
大学生の傍らにyoutuberとして活躍している。
忙しいのだ、彼は。
致し方ない、と言いたいがもう何週間も会っていない。
会う約束をしてもことごとくキャンセル。
「仕方ない!仕方ないんんだよね!
最近テレビにも出てるし…」
…寂しいな。
久しく彼の温もりを感じていない。
以前に2人で撮った写真を眺めて、また一つため息をついた。
---------------------------------------------------------------------
ピンポーン
ある日の夜11時、アパートのインターホンが鳴る。
誰?こんな時間に連絡もなしに…
とモニターを除くと大好きな彼がにこやかに手を振っていた。
「よしくん?」
ガチャリと扉を開けると、彼が飛びついてきた。
思いきり抱き締められる。
「美緒さーん!」
「よしくん、どうしたの、」
彼を引きはがして目を合わせると、
とろとろだった。
そして強いお酒の匂い。
酔ってる。
「美緒さん、」
「な、に、」
彼は小柄な割には筋肉質なのだ。
「んっ、」
「んぅ…はっ、…かわい…」
「や、待って、よしっ…」
片方の腕をひかれて、
唇がかさなる。
鼻を突いた、お酒とは別の香りに、
とろけ始めた脳が理性を取り戻した。
「美緒さん、こっち。」
「ちょっと、!」
スニーカーを脱ぎ捨てて、
そんなにふらふらなのに、
どこにそんな力があるのっていうくらいに引っ張られる。
「よしくんっ、やっ、やだよっ…きゃっ、」
柔らかいベッドに押し倒される。
あ、やっぱり。
見上げた彼はとてもかっこよかったけど、
酷いと思った。
よしくん、
シャツから見えてるよ。
キスマーク。
誰といたの。
伊沢さんたちじゃないの?
「美緒さん、かわいい、」
鎖骨を滑る舌がくすぐったい。
外から来たばかりで、
冷たい彼の手がわき腹をかすめる。
「ひっ…、」
「だめだよ、そんな顔して。
誘ってるの?」
「ちがっ…よしくん、
変だよ…っ⁉」
「そんなことない、」
「んっ、」
また唇が重なる。
異様にそこだけ熱い気がした。
お酒の香り、知らない香水の匂い。
嫌だ。
酷い。
なんで?
…でも好きなの。
私、今よしくん居なくなったら、
耐えられない。
目の奥がぐっと熱くなる。
顔を逸らして枕に埋めると
ふっとよしくんがムっとしたのが分かった。
そのまま腰をひかれてうつ伏せの体制になり、
腰だけ挙げている状態になる。
「えっ、ちょ、何…?」
「こっち、見ないから。」
「こんなの恥ずかし、
よしくんっ、待って、!
んっ、あぅ、」
「ふふ、美緒さん
期待してたの?」
ルームウェアのショートパンツはあっさりと取り払われて、
下着を脱ぐ暇もなくごつごつした指が差し込まれる。
ゆっくりとイイところを擦ってくる感覚に
背中に電流が走る。
「っぅ…、」
「ねぇ、」
「?」
「僕のこと好き?」
「え、ひぁっ!」
「ん、きっつ、」
僕のこと好き?
よしくんの事、大好きよ。
何でそんなこと聞くの?
今日はもう、私じゃない誰かを抱いてきたんでしょ?
もう、そんなに切ない顔して、
手を握らないで。
後ろから絡めとられた手を見る。
もう、泣きそう…。
別の誰かにもこうしたの?
手を絡めとって、
キスをして
そんな熱い瞳で見つめて、
かわいいなんて言ったの?
なんで、
戻ってきたの?
今日動画の撮影が入っちゃって…」
「あら、そうなの。
大変ね、頑張って!」
「…ありがとう。」
プ、とスマートフォンから無機質な音がする。
私のかわいくてかっこいい彼は、
大学生の傍らにyoutuberとして活躍している。
忙しいのだ、彼は。
致し方ない、と言いたいがもう何週間も会っていない。
会う約束をしてもことごとくキャンセル。
「仕方ない!仕方ないんんだよね!
最近テレビにも出てるし…」
…寂しいな。
久しく彼の温もりを感じていない。
以前に2人で撮った写真を眺めて、また一つため息をついた。
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ピンポーン
ある日の夜11時、アパートのインターホンが鳴る。
誰?こんな時間に連絡もなしに…
とモニターを除くと大好きな彼がにこやかに手を振っていた。
「よしくん?」
ガチャリと扉を開けると、彼が飛びついてきた。
思いきり抱き締められる。
「美緒さーん!」
「よしくん、どうしたの、」
彼を引きはがして目を合わせると、
とろとろだった。
そして強いお酒の匂い。
酔ってる。
「美緒さん、」
「な、に、」
彼は小柄な割には筋肉質なのだ。
「んっ、」
「んぅ…はっ、…かわい…」
「や、待って、よしっ…」
片方の腕をひかれて、
唇がかさなる。
鼻を突いた、お酒とは別の香りに、
とろけ始めた脳が理性を取り戻した。
「美緒さん、こっち。」
「ちょっと、!」
スニーカーを脱ぎ捨てて、
そんなにふらふらなのに、
どこにそんな力があるのっていうくらいに引っ張られる。
「よしくんっ、やっ、やだよっ…きゃっ、」
柔らかいベッドに押し倒される。
あ、やっぱり。
見上げた彼はとてもかっこよかったけど、
酷いと思った。
よしくん、
シャツから見えてるよ。
キスマーク。
誰といたの。
伊沢さんたちじゃないの?
「美緒さん、かわいい、」
鎖骨を滑る舌がくすぐったい。
外から来たばかりで、
冷たい彼の手がわき腹をかすめる。
「ひっ…、」
「だめだよ、そんな顔して。
誘ってるの?」
「ちがっ…よしくん、
変だよ…っ⁉」
「そんなことない、」
「んっ、」
また唇が重なる。
異様にそこだけ熱い気がした。
お酒の香り、知らない香水の匂い。
嫌だ。
酷い。
なんで?
…でも好きなの。
私、今よしくん居なくなったら、
耐えられない。
目の奥がぐっと熱くなる。
顔を逸らして枕に埋めると
ふっとよしくんがムっとしたのが分かった。
そのまま腰をひかれてうつ伏せの体制になり、
腰だけ挙げている状態になる。
「えっ、ちょ、何…?」
「こっち、見ないから。」
「こんなの恥ずかし、
よしくんっ、待って、!
んっ、あぅ、」
「ふふ、美緒さん
期待してたの?」
ルームウェアのショートパンツはあっさりと取り払われて、
下着を脱ぐ暇もなくごつごつした指が差し込まれる。
ゆっくりとイイところを擦ってくる感覚に
背中に電流が走る。
「っぅ…、」
「ねぇ、」
「?」
「僕のこと好き?」
「え、ひぁっ!」
「ん、きっつ、」
僕のこと好き?
よしくんの事、大好きよ。
何でそんなこと聞くの?
今日はもう、私じゃない誰かを抱いてきたんでしょ?
もう、そんなに切ない顔して、
手を握らないで。
後ろから絡めとられた手を見る。
もう、泣きそう…。
別の誰かにもこうしたの?
手を絡めとって、
キスをして
そんな熱い瞳で見つめて、
かわいいなんて言ったの?
なんで、
戻ってきたの?
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