噂の彼女
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次の日、朝練に向かう途中にテニスコートを覗いたがリリコの姿はなかった。
今日も部活には顔出さないつもりなんだろうか…?
体育館に向かおうとすると、外の倉庫の前で何人かのテニス部の女子が楽しそうに話している声が聞こえてきた。
「リリコ、関体大行くのやめたって聞いた!?」
「聞いた聞いた!!やっぱり推薦取り消されたんじゃない?」
「そりゃあんだけ騒ぎになったら、推薦取り消しかないでしょ?」
「じゃあこれでマイが推薦もらえるってことだよね!!よかったね、マイ!」
「うん!!あいつ自分のアメリカ行きがなくなったら推薦もらおうなんて虫が良すぎるのよ。」
「本当よ!本当!!」
リリコの立場もあるだろうし俺は何も言わないつもりだったが、途中からさすがにあそこまで言われているのを聞いて黙っていられなくなった俺はその輪の中へ向かっていった。
『ねぇ、君たち勘違いしてるよ?』
「「「仙道くん!?」」」
彼女たちは一斉にパッと振り返り俺の顔見て驚いていた。
『リリコが関体大やめたのは推薦取り消されたからじゃなくて、彼氏である俺とおんなじ深体大に進むことに決めたからだよ。』
「「「か、かれし!?」」」
『そっ。彼氏。だからもし今後また君たちがリリコをいじめるようなら俺が容赦しないから。
あっ、俺だけじゃなくバスケ部全員敵に回すことをお忘れなく?去年卒業したOBの魚住さんってみんな知ってるだろ?あの2メートルの人。きっとあの人も黙っちゃいないだろうなぁ…。
ま、リリコをいじめるのならそのつもりで頼むよ。
じゃあね、お互いインターハイ頑張ろうね、テニス部さん。』
俺がそう言うと彼女たちはみんな凍りついた表情をしていた。
よし…!言ってやった…!言いたいこと全部言ってやった!!
あんなこと言ってリリコに後から怒られるとかそんな事はもうどうでもいいと思えるほどの達成感を味わっていた。
今日も授業サボり屋上へ向かうと、俺の特等席には愛しい彼女がいた。
『よっ。また今日もサボりか?』
そう言って俺は彼女の横に腰かけた。
「そっちこそ授業サボりすぎじゃない?赤点とったらまた田岡先生に怒られるわよ?」
そう言ってリリコは笑った。
今日も俺の大好きな彼女の笑顔が見れて俺はちょっとうれしくなる。
『なぁ、今日は部活行くの?』
「うーん…。どーしよっかなー。」
『行ってみなよ。きっともう大丈夫だからさ。』
「でも次は誰かさんと付き合ってるーっていう変な噂がまた流されてるんじゃないかなー。」
リリコはそう言いながら呆れた顔でこちらを見てきた。
『あれ?もう知ってるの?』
「今日教室入ったらいろんな人がこそこそ噂してた。噂ってほんと広まるの早いんだから気をつけてよね。」
『はははっ。体験者は語るってやつか。』
「もうっ!笑い事じゃないんだから!どうしてそんな嘘ついたのよ?おかげで私また嘘の噂ばっかり流されてるんだけど?」
『でも今回のはこれから嘘じゃなくなる。俺、もうリリコの気持ち知ってるからさ。』
「ずるいよ…。」
『はははっ。ずるいってなんだよ。じゃあ改めて…、
好きです。付き合ってください。』
「仙道くん…、みんなが腫れ物扱いする私なんかを好きになってくれてありがとう…。私も好きだよ。」
その後2人は照れ臭そうに笑い合うとどちらからともなく口づけを交わした。
おまけ→
今日も部活には顔出さないつもりなんだろうか…?
体育館に向かおうとすると、外の倉庫の前で何人かのテニス部の女子が楽しそうに話している声が聞こえてきた。
「リリコ、関体大行くのやめたって聞いた!?」
「聞いた聞いた!!やっぱり推薦取り消されたんじゃない?」
「そりゃあんだけ騒ぎになったら、推薦取り消しかないでしょ?」
「じゃあこれでマイが推薦もらえるってことだよね!!よかったね、マイ!」
「うん!!あいつ自分のアメリカ行きがなくなったら推薦もらおうなんて虫が良すぎるのよ。」
「本当よ!本当!!」
リリコの立場もあるだろうし俺は何も言わないつもりだったが、途中からさすがにあそこまで言われているのを聞いて黙っていられなくなった俺はその輪の中へ向かっていった。
『ねぇ、君たち勘違いしてるよ?』
「「「仙道くん!?」」」
彼女たちは一斉にパッと振り返り俺の顔見て驚いていた。
『リリコが関体大やめたのは推薦取り消されたからじゃなくて、彼氏である俺とおんなじ深体大に進むことに決めたからだよ。』
「「「か、かれし!?」」」
『そっ。彼氏。だからもし今後また君たちがリリコをいじめるようなら俺が容赦しないから。
あっ、俺だけじゃなくバスケ部全員敵に回すことをお忘れなく?去年卒業したOBの魚住さんってみんな知ってるだろ?あの2メートルの人。きっとあの人も黙っちゃいないだろうなぁ…。
ま、リリコをいじめるのならそのつもりで頼むよ。
じゃあね、お互いインターハイ頑張ろうね、テニス部さん。』
俺がそう言うと彼女たちはみんな凍りついた表情をしていた。
よし…!言ってやった…!言いたいこと全部言ってやった!!
あんなこと言ってリリコに後から怒られるとかそんな事はもうどうでもいいと思えるほどの達成感を味わっていた。
今日も授業サボり屋上へ向かうと、俺の特等席には愛しい彼女がいた。
『よっ。また今日もサボりか?』
そう言って俺は彼女の横に腰かけた。
「そっちこそ授業サボりすぎじゃない?赤点とったらまた田岡先生に怒られるわよ?」
そう言ってリリコは笑った。
今日も俺の大好きな彼女の笑顔が見れて俺はちょっとうれしくなる。
『なぁ、今日は部活行くの?』
「うーん…。どーしよっかなー。」
『行ってみなよ。きっともう大丈夫だからさ。』
「でも次は誰かさんと付き合ってるーっていう変な噂がまた流されてるんじゃないかなー。」
リリコはそう言いながら呆れた顔でこちらを見てきた。
『あれ?もう知ってるの?』
「今日教室入ったらいろんな人がこそこそ噂してた。噂ってほんと広まるの早いんだから気をつけてよね。」
『はははっ。体験者は語るってやつか。』
「もうっ!笑い事じゃないんだから!どうしてそんな嘘ついたのよ?おかげで私また嘘の噂ばっかり流されてるんだけど?」
『でも今回のはこれから嘘じゃなくなる。俺、もうリリコの気持ち知ってるからさ。』
「ずるいよ…。」
『はははっ。ずるいってなんだよ。じゃあ改めて…、
好きです。付き合ってください。』
「仙道くん…、みんなが腫れ物扱いする私なんかを好きになってくれてありがとう…。私も好きだよ。」
その後2人は照れ臭そうに笑い合うとどちらからともなく口づけを交わした。
おまけ→