生意気な奴
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それでも夕方はやって来てしまって…、
『ダッシュ10本ぴょん!』
朝の一件が相当ショックだったのか夕方になってもみんな様子がおかしかった。それでも自分はいつもと変わらずいつも通り部員たちに練習の指示を出しているつもりだったが…、
部員1「今日深津さん機嫌悪すぎじゃね?」
部員2「いや、本当練習キツすぎだろ…。やっぱ山城のことが関係してるんじゃね…?」
なんてヒソヒソ話が聞こえて来てやっぱり俺も今日普通じゃないんだと認識させられた…。
そして山城は今日の練習中一度も俺と目を合わせようとしない。
いや、俺が合わせない様にしてしまっているんだろうか…?
とにかくモヤモヤする…。
一方で…、
沢北「山城さん、そっちで1年と2年は試合なんだけ審判お願い出来る?」
山城「はい、沢北先輩…。」
珍しく沢北の言うことを素直に聞いていて…、
沢北「えっ!?いいの…!?いつもなら絶対嫌って言うところなのに!!」
と、頼んでおいたくせに沢北が1番驚いていた。
山城「当たり前じゃないですか。マネージャーですから…。」
沢北「いや、そこはいつもの君なら「頼んだくせに驚くのなんてやめてください。沢北先輩ウザいっす。」とか言いそうなのに!本当にどうしたの!?」
みんなの様子がおかしいから釣られてなのか山城も相当様子が変だ…。
今日の練習は早めに終わらせようかなんて思っている時の出来事だった。
河田「あれ?良樹先輩だべ。」
『あ、本当だ。良樹先輩だ。』
野辺「どうしたんだろ、良樹先輩。」
俺たち3年生たちは体育館の扉から顔を出していたOBの良樹先輩に気付くとそこへ駆け寄って行った。
河田「良樹先輩!」
『久しぶりぴょん、良樹先輩。』
良樹「皆んな久しぶりだな!なんか…練習の邪魔しちゃったみたいで悪いな。」
良樹先輩は俺たちより2学年上で、俺たちが入って来た時のキャプテンで優しくて頼りがいがあってみんなならすごく慕われていた。
『そろそろ練習終わりにしようと思ってたところだから大丈夫ぴょん。』
良樹「ぴょんってお前は相変わらずだな…。あのさ…これ。」
良樹先輩が何か言いかけようとした時に…、
沢北「あー!!そいつは!!!!!」
と、叫びながら沢北が血相を変えてこちらへ走って来た。
良樹「えっ?どうした君…?」
沢北は走って俺たちの方にやって来たかとおもえば良樹先輩の顔をじーっと見つめる…。
沢北「やっぱこいつだ…!!!!!」
良樹「えっ?」
河田「沢北、お前良樹先輩をこいつ呼ばわりするとは何ごとだべ!!」
河田は青筋を立てて怒っている。
『まぁまぁ2人とも落ち着くぴょん。』
沢北「落ち着いてなんかいられませんよ!だってこいつが山城さんの彼氏なんスから!昨日見た男に間違いないっス!」
一同「「「はぁ!?」」」
どういう事だ!?
良樹先輩が山城の彼氏…?
河田「ちょっと良樹先輩!何女子高生に手出してるんだべ!!」
松本「見損ないましたよ、本当に!!!」
まさか山城の彼氏が良樹先輩だなんて…。
後輩たちからの信頼も厚かった良樹先輩なだけに皆んなのショックも大きい。
良樹「待て待て!お前ら誤解だ!」
『何が誤解だぴょん。犯罪者ぴょん。』
もちろんそれは俺にとっても相当ショックだ。
良樹「何がどうなってんだよ、お前ら。とにかく俺はリリコの彼氏なんかじゃねえ!」
沢北「リリコなんて下の名前で呼んでやっぱ怪しい!!」
沢北の言葉にうんうんと頷く一同。
すると…、
良樹「そりゃ呼ぶわ!リリコは俺の妹だ!!」
『「「「妹…!?!?!?」」」』
その場で口を開けたまま驚く一同。
松本「え、良樹先輩って苗字なんでしたっけ…?」
良樹「だから山城だよ…!」
呆れた様な強い口調で答える良樹先輩。
確かにそう言えばそうだ…。
山城というのはこの地域に多い苗字でバスケ部の良樹先輩の学年には山城が2人いたのだ。
それで俺たちは良樹先輩のことを苗字ではなく名前で呼んでいたのだった…。
野辺「じゃあ沢北が昨日スポーツショップで見たのは別の人だったってことか…?」
沢北「いや…この人で間違いないとおもうんだけど…。」
良樹「それなら俺で間違いないよ。昨日リリコにバッシュ買うの付き合ってくれって頼まれたからな。」
そう言いながら良樹先輩は俺にシューズケースを手渡した。
『何これぴょん?』
良樹「リリコの新しいバッシュ。あいつせっかく昨日買って明日から履くってはしゃいでたくせに今朝玄関先に忘れていったから届けに来たんだ。あいつ賢いのに結構抜けてるところあるからさ…。
おまえが最近あいつの練習見てやってくれてんだろ?サンキューな。」
『あ…いや…。』
それで一体どういうことなんだ…?
良樹先輩は山城の妹で…。じゃあ彼氏は…?
なにも理解できずに居ると…。
良樹「リリコからよくお前の話は聞いてるぜ。なのに…あいつ俺のこと何にも話してないなんてな。」
リリコ「えっ!!!!お兄ちゃん!?」
ミニゲームの審判をしていた山城がこちらに気づいた。
良樹「リリコ、バッシュ持って来てやったぞー。それじゃ深津、俺そろそろ練習行くから妹のこと頼むな。」
こうして良樹先輩は颯爽と去って行った。
『ダッシュ10本ぴょん!』
朝の一件が相当ショックだったのか夕方になってもみんな様子がおかしかった。それでも自分はいつもと変わらずいつも通り部員たちに練習の指示を出しているつもりだったが…、
部員1「今日深津さん機嫌悪すぎじゃね?」
部員2「いや、本当練習キツすぎだろ…。やっぱ山城のことが関係してるんじゃね…?」
なんてヒソヒソ話が聞こえて来てやっぱり俺も今日普通じゃないんだと認識させられた…。
そして山城は今日の練習中一度も俺と目を合わせようとしない。
いや、俺が合わせない様にしてしまっているんだろうか…?
とにかくモヤモヤする…。
一方で…、
沢北「山城さん、そっちで1年と2年は試合なんだけ審判お願い出来る?」
山城「はい、沢北先輩…。」
珍しく沢北の言うことを素直に聞いていて…、
沢北「えっ!?いいの…!?いつもなら絶対嫌って言うところなのに!!」
と、頼んでおいたくせに沢北が1番驚いていた。
山城「当たり前じゃないですか。マネージャーですから…。」
沢北「いや、そこはいつもの君なら「頼んだくせに驚くのなんてやめてください。沢北先輩ウザいっす。」とか言いそうなのに!本当にどうしたの!?」
みんなの様子がおかしいから釣られてなのか山城も相当様子が変だ…。
今日の練習は早めに終わらせようかなんて思っている時の出来事だった。
河田「あれ?良樹先輩だべ。」
『あ、本当だ。良樹先輩だ。』
野辺「どうしたんだろ、良樹先輩。」
俺たち3年生たちは体育館の扉から顔を出していたOBの良樹先輩に気付くとそこへ駆け寄って行った。
河田「良樹先輩!」
『久しぶりぴょん、良樹先輩。』
良樹「皆んな久しぶりだな!なんか…練習の邪魔しちゃったみたいで悪いな。」
良樹先輩は俺たちより2学年上で、俺たちが入って来た時のキャプテンで優しくて頼りがいがあってみんなならすごく慕われていた。
『そろそろ練習終わりにしようと思ってたところだから大丈夫ぴょん。』
良樹「ぴょんってお前は相変わらずだな…。あのさ…これ。」
良樹先輩が何か言いかけようとした時に…、
沢北「あー!!そいつは!!!!!」
と、叫びながら沢北が血相を変えてこちらへ走って来た。
良樹「えっ?どうした君…?」
沢北は走って俺たちの方にやって来たかとおもえば良樹先輩の顔をじーっと見つめる…。
沢北「やっぱこいつだ…!!!!!」
良樹「えっ?」
河田「沢北、お前良樹先輩をこいつ呼ばわりするとは何ごとだべ!!」
河田は青筋を立てて怒っている。
『まぁまぁ2人とも落ち着くぴょん。』
沢北「落ち着いてなんかいられませんよ!だってこいつが山城さんの彼氏なんスから!昨日見た男に間違いないっス!」
一同「「「はぁ!?」」」
どういう事だ!?
良樹先輩が山城の彼氏…?
河田「ちょっと良樹先輩!何女子高生に手出してるんだべ!!」
松本「見損ないましたよ、本当に!!!」
まさか山城の彼氏が良樹先輩だなんて…。
後輩たちからの信頼も厚かった良樹先輩なだけに皆んなのショックも大きい。
良樹「待て待て!お前ら誤解だ!」
『何が誤解だぴょん。犯罪者ぴょん。』
もちろんそれは俺にとっても相当ショックだ。
良樹「何がどうなってんだよ、お前ら。とにかく俺はリリコの彼氏なんかじゃねえ!」
沢北「リリコなんて下の名前で呼んでやっぱ怪しい!!」
沢北の言葉にうんうんと頷く一同。
すると…、
良樹「そりゃ呼ぶわ!リリコは俺の妹だ!!」
『「「「妹…!?!?!?」」」』
その場で口を開けたまま驚く一同。
松本「え、良樹先輩って苗字なんでしたっけ…?」
良樹「だから山城だよ…!」
呆れた様な強い口調で答える良樹先輩。
確かにそう言えばそうだ…。
山城というのはこの地域に多い苗字でバスケ部の良樹先輩の学年には山城が2人いたのだ。
それで俺たちは良樹先輩のことを苗字ではなく名前で呼んでいたのだった…。
野辺「じゃあ沢北が昨日スポーツショップで見たのは別の人だったってことか…?」
沢北「いや…この人で間違いないとおもうんだけど…。」
良樹「それなら俺で間違いないよ。昨日リリコにバッシュ買うの付き合ってくれって頼まれたからな。」
そう言いながら良樹先輩は俺にシューズケースを手渡した。
『何これぴょん?』
良樹「リリコの新しいバッシュ。あいつせっかく昨日買って明日から履くってはしゃいでたくせに今朝玄関先に忘れていったから届けに来たんだ。あいつ賢いのに結構抜けてるところあるからさ…。
おまえが最近あいつの練習見てやってくれてんだろ?サンキューな。」
『あ…いや…。』
それで一体どういうことなんだ…?
良樹先輩は山城の妹で…。じゃあ彼氏は…?
なにも理解できずに居ると…。
良樹「リリコからよくお前の話は聞いてるぜ。なのに…あいつ俺のこと何にも話してないなんてな。」
リリコ「えっ!!!!お兄ちゃん!?」
ミニゲームの審判をしていた山城がこちらに気づいた。
良樹「リリコ、バッシュ持って来てやったぞー。それじゃ深津、俺そろそろ練習行くから妹のこと頼むな。」
こうして良樹先輩は颯爽と去って行った。