生意気な奴
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そしてその翌日も朝練前の部室で着替えていると…、
沢北「大変っすー!大変なんすよー!」
勢いよく扉が開き沢北が騒ぎながら入ってきた。
河田「沢北うるさいべ。」
『本当朝から騒々しいぴょん。一体何があったぴょん。』
どうせくだらない事だろうと思いつつ着替えの手を止めることはしないが一応聞いてみてやった。
沢北「昨日……。昨日、親父と隣駅のスポーツショップに行ったんスけど……、そこで山城さんが男と一緒にいるの見ちゃったんスよー!!!」
その光景を思い出してしまって涙目になる沢北。
一同「「「「「「はぁー!?!?」」」」」」
それを聞いた瞬間みんなの態度が一変。
部室内がガヤガヤと大騒ぎになり始めた。
松本「まじかよぉ!!!!」
一ノ倉「やっぱりあんな可愛い子に彼氏がいない訳なかったんだ…。」
野辺「いや、だからって割り切れねーよ!!」
もはや錯乱状態の部員たち。
いつもならそれを止めるのが俺の役目だが俺もそれを聞いてあまりにショックが大きすぎて何も言葉が出なかった。
もしかしたら山城も俺のことが好きなのではないか…と期待していたのに…。
あれは俺たちの勘違いだったのか…?
河田「まぁお前ら落ち着け。それが彼氏って決まったわけじゃねーべ。で、そいつはどんな奴だったんだ?」
沢北「それが東北学院大学のバスケ部のジャージを着てたんスよ!」
一同「「「「「東北学院大学バスケ部!?」」」」」
それを聞いて驚く一同。
東北学院といえば東北地区では有名なバスケの名門大学であり山王バスケ部の卒業生も毎年何人も進学している。
沢北「そうなんスよ…。いや、でもあれは絶対彼氏っス…。俺より背が高くて顔もカッコ良くて…本当に美男美女のお似合いの2人って感じでしたから…。」
松本「くそ…。何だよ、大学生の彼氏って…。山城は深津の事が好きだったんじゃねーのかよ…!」
野辺「あんなに可愛いんだから高身長イケメン大学生の彼氏がいたっておかしくないだろ…。ドンマイリリコ…。」
野辺が慰めようと俺の肩に手をポンポンっと置く。
『いや、別に俺は山城の事はなんとも思ってなかったからどうでも良いぴょん。』
それはみんなの前での精一杯の強がりだった。
河田「深津、俺らの前では強がんなくても良いべ。」
『強がりじゃないぴょん。リリコなんて生意気な妹ぐらいにしか思ってないぴょん。恋愛対象とかそういうのではないぴょん。』
するとゆっくりと部室の扉が開いて…、
沢北「おい、美喜男大変だぞ!!…って。えっ!?山城さん!?」
美喜男がやって来たのかと思ったら何故かその横に山城がいた…。
美喜男の横に立つ山城と俺は目が合うと何故かお互いにすぐ目を逸らした…。
先ほどの話を彼女は聞いていたのだろうか…。
松本「お、お前らいつから居たんだ…?」
美喜男「あ、はい…。沢北さんが「大変っスー!」って部室に駆け込んで行かれたあたりから…。」
美喜男は頭をぽりぽり掻きながら答えた。
河田「だいぶ序盤じゃねーか!」
美喜男「ごめん、お兄ちゃん…。なんか入りづらくなっちゃって…。」
河田「で、何で山城までここに?」
リリコ「……体育倉庫の荷物部室に移動させたくて美喜男くんにお手伝いお願いしたんです…。」
山城は気まずそうに答えた。
沢北「もう聞かれちゃったんならこの際ストレートに質問するんだけど、山城さん昨日一緒にいたの彼氏…?」
沢北の質問にそこにいた俺を含めた全員が固唾を呑んで聞いていた…。
そして少し間が空いて山城が口を開いた…。
リリコ「あ……、はい…。」
山城がそう答えた時また一瞬彼女と目が合った気がした。
沢北「あーーーー!もう!!やっぱりー!!今日の朝練は中止にしましょう!!俺、ムリっス!」
松本「俺もだ…。今日ばっかりは沢北に賛成…。」
野辺「同じく…。」
そして部員たちは再びメンタルブレイク。
もちろん俺も例に漏れずメンタルブレイク。
『みんながこんな様子じゃ今日は練習にならなそうだから朝練は中止ぴょん…。そのかわりキッチリ気持ち入れ替えて夕方は気合い入れて練習やるぴょん…。』
「「「「うす……。」」」」
みんなのせいにして朝練を中止にしたが精神状況的に本当は1番練習どころではなかったのは俺だったと思う。
この日も授業中はずっと上の空。
ここ最近早く部活が始まる夕方になってほしくて堪らなかったのに、今日はどうか夕方が来ないで欲しいと心の底から思っていた…。
なんだよ、山城の奴…。
あんなにいつも俺とバスケしてる時楽しそうにしてたくせに…。
俺のこと好きなんじゃなかったのかぴょん……。
沢北「大変っすー!大変なんすよー!」
勢いよく扉が開き沢北が騒ぎながら入ってきた。
河田「沢北うるさいべ。」
『本当朝から騒々しいぴょん。一体何があったぴょん。』
どうせくだらない事だろうと思いつつ着替えの手を止めることはしないが一応聞いてみてやった。
沢北「昨日……。昨日、親父と隣駅のスポーツショップに行ったんスけど……、そこで山城さんが男と一緒にいるの見ちゃったんスよー!!!」
その光景を思い出してしまって涙目になる沢北。
一同「「「「「「はぁー!?!?」」」」」」
それを聞いた瞬間みんなの態度が一変。
部室内がガヤガヤと大騒ぎになり始めた。
松本「まじかよぉ!!!!」
一ノ倉「やっぱりあんな可愛い子に彼氏がいない訳なかったんだ…。」
野辺「いや、だからって割り切れねーよ!!」
もはや錯乱状態の部員たち。
いつもならそれを止めるのが俺の役目だが俺もそれを聞いてあまりにショックが大きすぎて何も言葉が出なかった。
もしかしたら山城も俺のことが好きなのではないか…と期待していたのに…。
あれは俺たちの勘違いだったのか…?
河田「まぁお前ら落ち着け。それが彼氏って決まったわけじゃねーべ。で、そいつはどんな奴だったんだ?」
沢北「それが東北学院大学のバスケ部のジャージを着てたんスよ!」
一同「「「「「東北学院大学バスケ部!?」」」」」
それを聞いて驚く一同。
東北学院といえば東北地区では有名なバスケの名門大学であり山王バスケ部の卒業生も毎年何人も進学している。
沢北「そうなんスよ…。いや、でもあれは絶対彼氏っス…。俺より背が高くて顔もカッコ良くて…本当に美男美女のお似合いの2人って感じでしたから…。」
松本「くそ…。何だよ、大学生の彼氏って…。山城は深津の事が好きだったんじゃねーのかよ…!」
野辺「あんなに可愛いんだから高身長イケメン大学生の彼氏がいたっておかしくないだろ…。ドンマイリリコ…。」
野辺が慰めようと俺の肩に手をポンポンっと置く。
『いや、別に俺は山城の事はなんとも思ってなかったからどうでも良いぴょん。』
それはみんなの前での精一杯の強がりだった。
河田「深津、俺らの前では強がんなくても良いべ。」
『強がりじゃないぴょん。リリコなんて生意気な妹ぐらいにしか思ってないぴょん。恋愛対象とかそういうのではないぴょん。』
するとゆっくりと部室の扉が開いて…、
沢北「おい、美喜男大変だぞ!!…って。えっ!?山城さん!?」
美喜男がやって来たのかと思ったら何故かその横に山城がいた…。
美喜男の横に立つ山城と俺は目が合うと何故かお互いにすぐ目を逸らした…。
先ほどの話を彼女は聞いていたのだろうか…。
松本「お、お前らいつから居たんだ…?」
美喜男「あ、はい…。沢北さんが「大変っスー!」って部室に駆け込んで行かれたあたりから…。」
美喜男は頭をぽりぽり掻きながら答えた。
河田「だいぶ序盤じゃねーか!」
美喜男「ごめん、お兄ちゃん…。なんか入りづらくなっちゃって…。」
河田「で、何で山城までここに?」
リリコ「……体育倉庫の荷物部室に移動させたくて美喜男くんにお手伝いお願いしたんです…。」
山城は気まずそうに答えた。
沢北「もう聞かれちゃったんならこの際ストレートに質問するんだけど、山城さん昨日一緒にいたの彼氏…?」
沢北の質問にそこにいた俺を含めた全員が固唾を呑んで聞いていた…。
そして少し間が空いて山城が口を開いた…。
リリコ「あ……、はい…。」
山城がそう答えた時また一瞬彼女と目が合った気がした。
沢北「あーーーー!もう!!やっぱりー!!今日の朝練は中止にしましょう!!俺、ムリっス!」
松本「俺もだ…。今日ばっかりは沢北に賛成…。」
野辺「同じく…。」
そして部員たちは再びメンタルブレイク。
もちろん俺も例に漏れずメンタルブレイク。
『みんながこんな様子じゃ今日は練習にならなそうだから朝練は中止ぴょん…。そのかわりキッチリ気持ち入れ替えて夕方は気合い入れて練習やるぴょん…。』
「「「「うす……。」」」」
みんなのせいにして朝練を中止にしたが精神状況的に本当は1番練習どころではなかったのは俺だったと思う。
この日も授業中はずっと上の空。
ここ最近早く部活が始まる夕方になってほしくて堪らなかったのに、今日はどうか夕方が来ないで欲しいと心の底から思っていた…。
なんだよ、山城の奴…。
あんなにいつも俺とバスケしてる時楽しそうにしてたくせに…。
俺のこと好きなんじゃなかったのかぴょん……。