恋する秋田犬🐕
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俺は山王工業2年沢北栄治。
インターハイを1ヶ月後に控えたある朝、いつも通り朝練の5分前に学校に到着し体育館の扉を開けた。
「あっ!沢北先輩!おはよー!」
体育館に入ってきた俺に気づくなり元気な声で挨拶をしてくるこいつの名前は山城リリコ。
『おはよー!じゃねえ!!おはようございますだろうが!!』
こいつは後輩のくせに何故かタメ語だ。
もう何百回と指摘してきたそれを今日も繰り返すが、
山城「あっ!河田先輩おっはようございます!!」
河田「おう、おはよう!山城、オメーは相変わらず朝から元気だべ。」
と、俺から目を逸らし後ろから入ってきた河田先輩に挨拶をする山城。
『おい!!シカトしてんじゃねえ!!』
河田「沢北、何を朝からそんなに怒ってんだべ?」
『聞いてくださいよ、河田さん。山城が…「あっ!深津先輩おはようございまーすっ!」
と、俺の言葉を遮りさらに後ろから入ってきた深津さんに挨拶をする山城。
『おめー!敬語使えんじゃねーか!なんで俺だけ…!』
深津「山城、おはようぴょん。沢北、うるさいぴょん。朝か騒ぐ奴はグラウンド10周ぴょん。」
朝に弱く機嫌の悪い深津さんはこうして俺に理不尽なペナルティを課した。
『うぅ…。なんで俺だけ…。』
すると山城は俺の顔を覗き込み、
山城「プップー。涙目になってやんのー。」
と、深津さんや他の部員たちには聞こえないような小さい声で俺を馬鹿にするのだった。
この野郎…!!
言い返したいがまたここで騒いでさらなるペナルティを深津さんに課せられてはならないとここは堪える。
こうしてペナルティのグラウンド10周を終え体育館に戻る。
7月にもなれば朝でも気温も高いのでそれだけで汗だくだ。
みんなの練習に合流する前に汗を拭いていると、
山城「沢北先輩、お疲れ様です!外暑かったでしょ?はいっ、どうぞ!」
と俺にドリンクボトルを差し出してきた。
『おぅ、サンキュー。気が利くじゃねーか。』
さっきはあんな馬鹿にするようなことを言っていたが、彼女なりにも多少は責任を感じていたんだろう。
良いところあるじゃん。と喉がカラカラな俺は彼女が用意してくれたドリンクを勢い良く口に含んだ。
ブフーーーーーーッッッ!!!!!
そして勢いよく吹き出した。
『何だよこれ!!しょっぱ!!!!!』
山城「ぷっ!ごっ、ごめんなさい!私、もしかしたらスポーツドリンクの配合間違えちゃったかも…。」
『おい!!今【ぷっ!】って笑ったろ!わざとだな!?!?』
深津「おい、お前ら今度は何を騒いでるんだぴょん?」
騒ぎに気付いた深津さんは練習を一旦中断し、こちらにやってきた。
『深津さん、聞いてくださいよぉ!』
こうして一連の流れを深津さんに説明すると…、
深津「山城、わざとじゃないんだな?」
山城「わざとじゃないんです!笑っちゃったのはただ沢北先輩の顔が面白かったからで…。ぷっ!」
『おい!思い出し笑いしてんじゃねえ!!』
深津「沢北うるさいぴょん。グラウンドもう10周ぴょん。あ、ちゃんと汚した床拭いてから行くぴょん。」
『うぅ………。』
こうして俺は自ら汚した床を自らの手で拭き終え再びグラウンドへと向かおうと体育館を出ると後ろから声がした。
山城「沢北先輩ー!外は暑いから熱中症には気をつけてねー!」
後ろを振り向くと、扉から身を乗り出しあっかんべーと舌を出す山城の姿が。
アンニャロウ………。
こうしてこの日俺はみんなの練習に合流することなく朝練を終えた。
インターハイを1ヶ月後に控えたある朝、いつも通り朝練の5分前に学校に到着し体育館の扉を開けた。
「あっ!沢北先輩!おはよー!」
体育館に入ってきた俺に気づくなり元気な声で挨拶をしてくるこいつの名前は山城リリコ。
『おはよー!じゃねえ!!おはようございますだろうが!!』
こいつは後輩のくせに何故かタメ語だ。
もう何百回と指摘してきたそれを今日も繰り返すが、
山城「あっ!河田先輩おっはようございます!!」
河田「おう、おはよう!山城、オメーは相変わらず朝から元気だべ。」
と、俺から目を逸らし後ろから入ってきた河田先輩に挨拶をする山城。
『おい!!シカトしてんじゃねえ!!』
河田「沢北、何を朝からそんなに怒ってんだべ?」
『聞いてくださいよ、河田さん。山城が…「あっ!深津先輩おはようございまーすっ!」
と、俺の言葉を遮りさらに後ろから入ってきた深津さんに挨拶をする山城。
『おめー!敬語使えんじゃねーか!なんで俺だけ…!』
深津「山城、おはようぴょん。沢北、うるさいぴょん。朝か騒ぐ奴はグラウンド10周ぴょん。」
朝に弱く機嫌の悪い深津さんはこうして俺に理不尽なペナルティを課した。
『うぅ…。なんで俺だけ…。』
すると山城は俺の顔を覗き込み、
山城「プップー。涙目になってやんのー。」
と、深津さんや他の部員たちには聞こえないような小さい声で俺を馬鹿にするのだった。
この野郎…!!
言い返したいがまたここで騒いでさらなるペナルティを深津さんに課せられてはならないとここは堪える。
こうしてペナルティのグラウンド10周を終え体育館に戻る。
7月にもなれば朝でも気温も高いのでそれだけで汗だくだ。
みんなの練習に合流する前に汗を拭いていると、
山城「沢北先輩、お疲れ様です!外暑かったでしょ?はいっ、どうぞ!」
と俺にドリンクボトルを差し出してきた。
『おぅ、サンキュー。気が利くじゃねーか。』
さっきはあんな馬鹿にするようなことを言っていたが、彼女なりにも多少は責任を感じていたんだろう。
良いところあるじゃん。と喉がカラカラな俺は彼女が用意してくれたドリンクを勢い良く口に含んだ。
ブフーーーーーーッッッ!!!!!
そして勢いよく吹き出した。
『何だよこれ!!しょっぱ!!!!!』
山城「ぷっ!ごっ、ごめんなさい!私、もしかしたらスポーツドリンクの配合間違えちゃったかも…。」
『おい!!今【ぷっ!】って笑ったろ!わざとだな!?!?』
深津「おい、お前ら今度は何を騒いでるんだぴょん?」
騒ぎに気付いた深津さんは練習を一旦中断し、こちらにやってきた。
『深津さん、聞いてくださいよぉ!』
こうして一連の流れを深津さんに説明すると…、
深津「山城、わざとじゃないんだな?」
山城「わざとじゃないんです!笑っちゃったのはただ沢北先輩の顔が面白かったからで…。ぷっ!」
『おい!思い出し笑いしてんじゃねえ!!』
深津「沢北うるさいぴょん。グラウンドもう10周ぴょん。あ、ちゃんと汚した床拭いてから行くぴょん。」
『うぅ………。』
こうして俺は自ら汚した床を自らの手で拭き終え再びグラウンドへと向かおうと体育館を出ると後ろから声がした。
山城「沢北先輩ー!外は暑いから熱中症には気をつけてねー!」
後ろを振り向くと、扉から身を乗り出しあっかんべーと舌を出す山城の姿が。
アンニャロウ………。
こうしてこの日俺はみんなの練習に合流することなく朝練を終えた。
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