THE FIRST SLAM DANK 公開記念!
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ピピピピッ ピピピピッ
8時ちょうどにアラームが鳴る。
「うーん…。おはよ。」
眠そうに目をこすりながらベッドから体を起こすリリコ。
『おはよう。』
俺も今起きた風を装い布団から身体を起こす。
「ちゃんと寝れた?」
『お、おう。ばっちり。さっ走りに行こうぜ。』
なんて咄嗟に嘘が出てしまう。
「えっ?行こうぜって私も行くの?」
案の定、こいつは昨日の寝る前の会話を覚えていないようだ。
覚えていなくてホッとするような寂しいような…。
それから結局リリコも朝のランニングに一緒に行くことになって2人で走っている。
「エージっ、ちょっとペース落とそうよっ。」
まだ10分も走ってないのに早くもしんどそうなリリコ。
『こんな所でへばってどうすんだよ。これでもいつもよりペース落としてんだからな?』
「私はエージと違ってアスリートじゃないのっ!」
と、なんだかんだ言いつつもリリコは頑張って俺について来てやっと目的地に到着。
『着いたぞ。』
「え?着いたって…。これ…。」
そう目の前には神社の階段。最近は早朝ここで階段ダッシュをしている。
『おう。これ300段あるんだ。登って上でお詣りしてこようぜ。』
「さ、さんびゃくっ!?」
リリコは階段を見上げ絶望的な顔をしている。
『よーい、どん!』
「あーっ、待ってよ!!」
と、いつもはダッシュで駆け上がるのだが今日はリリコがいるのでだいぶペースはゆっくりめだ。
しかし…、
「もう無理…。足パンパン…登れない…。」
とまだ半分も登ってないくらいの所で立ち止まるリリコ。
『まったく…。お前はしょうがねえな…。ほら。』
と、俺はリリコに背中を向け屈む。
「わーい、やったー!」
と、リリコは慣れたように俺の背中に体重を預けた。
『いつぶりだろうな…。こうやってリリコをおんぶすんの。』
「うーん…。7.8年ぶりとか?よく子供の頃は遊び疲れた私を家までおぶってくれたよね。」
『そうそう!お前は本当に昔から世話の焼ける奴だよ!』
「あはは。エージ、いつもありがとねっ!!」
そう言ってリリコは俺の背中にぎゅっと抱きついた。
『おい、抱きつくなって。俺の背中にめっちゃ胸当たってんぞ!』
「ぎゃー、変態っ!エロ小坊主!!」
そう言ってリリコは俺の頭をバシッ!と叩いた。
『いってー!!!』
と、リリコは俺の顔を覗き込みいつも通り涙目になっているの確認するとうれしそうに笑っていた。
こんな時間もあと僅かなんだな…。
階段を登り切り2人揃って二礼二拍手し、それぞれ願い事をしていた。
『(俺に必要な経験をください。高校バスケでやれることはやりました。もう証明すべきことはありません。もし何か他にあるとすれば、それを俺にください。
それから…どうか俺がアメリカ行ってる間にリリコに彼氏が出来ませんように。……ん?なんて事をお願いしてるんだ、俺は…!神様やっぱ今の無しで!……いや、やっぱ有りで!)』
なんて最後のは自分でも良くわかんないことをお願いしていた。
願い事を終え目を開けると俺の顔を覗き込む
リリコがあった。
「お願い事長っ!!そんなに沢山何を願い事してたのよ!」
と馬鹿にしたように聞いてくるリリコ。
『なっ、内緒だよ!!そーいうお前は何お願いしてたんだよ?』
「私だって内緒だしー!あっ、そろそろ戻らないと練習遅れちゃうね。」
『よし帰るか。』
と、俺が階段を下ろうとすると…、
「待って待って。私もう足限界なんだけど。」
そう言いながらその場に立ち尽くしにこりと笑うリリコ。
『もう、しょーがねえ奴だな。ほら、どうぞお嬢様。』
また先ほどのようにリリコに背を向け膝をつく。
「うむ、苦しゅうない。」
と笑いながらまた俺の背中に体重を預けた。
よいしょっと立ちあがり階段をいつもの様にリズミカルに階段を下る。
『ったくよー。下りも+50kgの負荷トレーニングかよぉ!』
「50kgもないし!!失礼ねっ!」
リリコに頭をコツンと後ろから殴られる。
『なんだよ。お前そんなに軽いのか。俺と30kg以上違うんだな。これでも少なく見積もって言ったつもりだったのに。』
「エージより30cm以上も小さいんだから当たり前じゃん!ほーんとバスケのこと以外何も知らないよね、エージは。」
『はいはい。どうせ17年間俺はバスケのことしか考えてきませんでしたよー。』
静かな朝にトントントンっと俺の足音だけが響いていたところに、
「あー、心配だなー。こんなエージが1人でアメリカへ行くなんて。」
『こっちもお前を残して行くの心配なんだからな!お前だって小さい頃から俺がいなきゃ何にも出来なかったじゃん!』
「そんな事ないもんー!!」
『いやいや現に今歩けないお前をおんぶしてやってんの誰だと思ってんだよ。』
「うぅ……。じゃあさ、私も一緒に連れてってよ!」
『そんなこと出来るかよバーカ。』
そんな事言い合って2人で笑っていたがほんとにリリコを一緒に連れて行くことが出来たら良いのにな…なんて考えながら家まで彼女をおぶって走った。
8時ちょうどにアラームが鳴る。
「うーん…。おはよ。」
眠そうに目をこすりながらベッドから体を起こすリリコ。
『おはよう。』
俺も今起きた風を装い布団から身体を起こす。
「ちゃんと寝れた?」
『お、おう。ばっちり。さっ走りに行こうぜ。』
なんて咄嗟に嘘が出てしまう。
「えっ?行こうぜって私も行くの?」
案の定、こいつは昨日の寝る前の会話を覚えていないようだ。
覚えていなくてホッとするような寂しいような…。
それから結局リリコも朝のランニングに一緒に行くことになって2人で走っている。
「エージっ、ちょっとペース落とそうよっ。」
まだ10分も走ってないのに早くもしんどそうなリリコ。
『こんな所でへばってどうすんだよ。これでもいつもよりペース落としてんだからな?』
「私はエージと違ってアスリートじゃないのっ!」
と、なんだかんだ言いつつもリリコは頑張って俺について来てやっと目的地に到着。
『着いたぞ。』
「え?着いたって…。これ…。」
そう目の前には神社の階段。最近は早朝ここで階段ダッシュをしている。
『おう。これ300段あるんだ。登って上でお詣りしてこようぜ。』
「さ、さんびゃくっ!?」
リリコは階段を見上げ絶望的な顔をしている。
『よーい、どん!』
「あーっ、待ってよ!!」
と、いつもはダッシュで駆け上がるのだが今日はリリコがいるのでだいぶペースはゆっくりめだ。
しかし…、
「もう無理…。足パンパン…登れない…。」
とまだ半分も登ってないくらいの所で立ち止まるリリコ。
『まったく…。お前はしょうがねえな…。ほら。』
と、俺はリリコに背中を向け屈む。
「わーい、やったー!」
と、リリコは慣れたように俺の背中に体重を預けた。
『いつぶりだろうな…。こうやってリリコをおんぶすんの。』
「うーん…。7.8年ぶりとか?よく子供の頃は遊び疲れた私を家までおぶってくれたよね。」
『そうそう!お前は本当に昔から世話の焼ける奴だよ!』
「あはは。エージ、いつもありがとねっ!!」
そう言ってリリコは俺の背中にぎゅっと抱きついた。
『おい、抱きつくなって。俺の背中にめっちゃ胸当たってんぞ!』
「ぎゃー、変態っ!エロ小坊主!!」
そう言ってリリコは俺の頭をバシッ!と叩いた。
『いってー!!!』
と、リリコは俺の顔を覗き込みいつも通り涙目になっているの確認するとうれしそうに笑っていた。
こんな時間もあと僅かなんだな…。
階段を登り切り2人揃って二礼二拍手し、それぞれ願い事をしていた。
『(俺に必要な経験をください。高校バスケでやれることはやりました。もう証明すべきことはありません。もし何か他にあるとすれば、それを俺にください。
それから…どうか俺がアメリカ行ってる間にリリコに彼氏が出来ませんように。……ん?なんて事をお願いしてるんだ、俺は…!神様やっぱ今の無しで!……いや、やっぱ有りで!)』
なんて最後のは自分でも良くわかんないことをお願いしていた。
願い事を終え目を開けると俺の顔を覗き込む
リリコがあった。
「お願い事長っ!!そんなに沢山何を願い事してたのよ!」
と馬鹿にしたように聞いてくるリリコ。
『なっ、内緒だよ!!そーいうお前は何お願いしてたんだよ?』
「私だって内緒だしー!あっ、そろそろ戻らないと練習遅れちゃうね。」
『よし帰るか。』
と、俺が階段を下ろうとすると…、
「待って待って。私もう足限界なんだけど。」
そう言いながらその場に立ち尽くしにこりと笑うリリコ。
『もう、しょーがねえ奴だな。ほら、どうぞお嬢様。』
また先ほどのようにリリコに背を向け膝をつく。
「うむ、苦しゅうない。」
と笑いながらまた俺の背中に体重を預けた。
よいしょっと立ちあがり階段をいつもの様にリズミカルに階段を下る。
『ったくよー。下りも+50kgの負荷トレーニングかよぉ!』
「50kgもないし!!失礼ねっ!」
リリコに頭をコツンと後ろから殴られる。
『なんだよ。お前そんなに軽いのか。俺と30kg以上違うんだな。これでも少なく見積もって言ったつもりだったのに。』
「エージより30cm以上も小さいんだから当たり前じゃん!ほーんとバスケのこと以外何も知らないよね、エージは。」
『はいはい。どうせ17年間俺はバスケのことしか考えてきませんでしたよー。』
静かな朝にトントントンっと俺の足音だけが響いていたところに、
「あー、心配だなー。こんなエージが1人でアメリカへ行くなんて。」
『こっちもお前を残して行くの心配なんだからな!お前だって小さい頃から俺がいなきゃ何にも出来なかったじゃん!』
「そんな事ないもんー!!」
『いやいや現に今歩けないお前をおんぶしてやってんの誰だと思ってんだよ。』
「うぅ……。じゃあさ、私も一緒に連れてってよ!」
『そんなこと出来るかよバーカ。』
そんな事言い合って2人で笑っていたがほんとにリリコを一緒に連れて行くことが出来たら良いのにな…なんて考えながら家まで彼女をおぶって走った。