THE FIRST SLAM DANK 公開記念!
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そんなことを考えてるうちに完全眠気が覚めてしまった。
このままでは明日の練習に支障をきたすと思った俺は、
『リリコ、やっぱ俺布団で寝るよ。お前のベッドなんか柔らかすぎて寝れなくてよ。』
「あれ、起きてたの?じゃあ布団敷くの手伝うよ。てか私ももう眠いから寝ようかな…。」
ゲームの手を止めてこちらを振り向くリリコは本当に眠いのか目がとろんとしていてこれまたドキっとしてしまう。
こんなに一緒にいるのに今日は初めて見るリリコがたくさんあって不思議だ。
いや、厳密には子供の頃よくみていたから久しぶりという表現の方が正しいか…。
時計に目をやると時刻は午前2時。
俺たちはそれぞれ布団の中に入って眠りにつこうとしていた。
「てかエージ明日何時に起きんの?」
『あー、じゃあ8時に起こしてくれ。』
「えっ?早くない?練習10時からでしょ?」
『最近朝走ってんだよ。いいランニングコース見つけてさ。』
「へぇー。じゃあ私も最近運動不足だし、明日は一緒に走ろうかな。」
『お前がそんなこと言うなんてめずらしいな!明日は雪か!?』
「いくら東北とはいえ夏に雪は降りません!」
『ははは。じゃあ明日は一緒に走ろうぜ。約束なっ!』
すると少しだけ沈黙が続いて、もう寝たのかと思いきや、
「………ねぇ…エージ、これで最後かな…?」
ふざけていたかと思いきや急に真剣な声になるリリコ。
『ん?何が?』
「こうやって…。一緒に寝たり、一緒にゲームしたり、一緒に走ったりバスケしたり…。子供の頃はよく一緒にしてたのにそういうのもどんどん無くなって行くじゃん?」
『そうだな……。大人になるってそう言うことなのかもしんねーな。』
「まあそうだけどさ…。エージがアメリカ行っちゃったらもうそういうのも全く無くなっちゃうんだなって…。」
『お、なんだ?さみしいのか?』
俺がふざけてそう尋ねると、
「うん…さみしー。」
『やけに今日は素直だな。』
「うん……。だからさ…今日は昔みたいに一緒の布団で寝てもいい…?」
な、なに言ってるんだコイツ…!!
と思いつつ俺の心臓は物凄くバクバクと大きな音で鳴っていた。
「お、おう。お前がそこまで言うなら…。」
そんな事を言われたらなんだかこっちもそんな気になって来てしまった。
俺は理性を保てるんだろうか…。
いや絶対保つとそう誓い答えたのだが返事がない…。
「………。」
リリコを見るとベッドでスースー寝息を立てて既に夢の中にいた。
そういえばそうだった…。
こいつよく寝落ち寸前の時、寝ぼけて変な事言いながら眠ることが子供の頃からよくあった。
もう…なんなんだよこいつ……!!
俺は1人恥ずかしいような、悔しいような気持ちを抑えて眠りについた。
翌朝目覚ましよりも早く目が覚め薄目で時計を見ると7:50。
リリコがめざましをかけてくれたのが8時のはずだから少し早いがそろそろ起きるか。なんて体を起こそうとした瞬間異変に気づいた。
右腕が重い……。
そして右腕に目をやると………。
「……ちょっ!!!」
そこには俺の腕でスヤスヤ眠るリリコの姿が。
つまり腕枕状態である…。
何がどうしてこうなったんだ!!!!
そうだ、俺は布団で寝ていたはず……!
と、周りを見渡すがしかし俺はベッドの中にいて下には空の布団が……。
昨夜のことを思い出してみる。
夜中にトイレに行ったことをうっすら思い出した…。リリコの家と俺の家は住宅メーカーは同じで家の作りもほぼ同じ。
子供部屋の作りや家具の配置も同様に同じのため、寝ぼけた俺は自分の部屋だと勘違いしてそのままベッドに入ってしまったんだ……。
そしてその後は何がどうしてこうなったかは分からないが、リリコを抱きしめるような形で眠っていた…。
やばい…。
いくら幼なじみとは言えこの状況はやばい…。
とにかくベッドから出ないと!
と、思うもこの腕を引いたらリリコが起きてしまいそうだ。
しかしもう何分後かにはアラームが鳴って起きてしまう。
どうしよう、どうしよう。
そんな時リリコが寝返りを打ったのでその瞬間俺は彼女の頭の下からすかさず腕を抜いた。
スースー。
寝起きを立ててまだ気持ちよさそうに寝ているリリコ。
その姿を見てホッとし彼女の頭をポンポンと撫でた。
リリコの寝顔をまじまじと見るなんて何年ぶりだろうか。
こいつの寝顔は昔から変わらないなぁ。なんて思いながら昨日眠る直前にリリコが言っていたことを思い出した。
【これが最後かな…?】
リリコの寝顔をこうやって見るのも最後なんだろうか。
俺がアメリカから帰ってくる頃にはリリコはもう彼氏とかが居るかもしれない。いや、下手したら結婚なんかもしているかもしれない。
そしたらもうこうやって2人でいられる事はないんだろうな…。
そう思うと俺はリリコのことが愛おしくてたまらなかった。
俺はアラームが鳴るまでの数分間リリコの寝顔を見つめていることにした。
このままでは明日の練習に支障をきたすと思った俺は、
『リリコ、やっぱ俺布団で寝るよ。お前のベッドなんか柔らかすぎて寝れなくてよ。』
「あれ、起きてたの?じゃあ布団敷くの手伝うよ。てか私ももう眠いから寝ようかな…。」
ゲームの手を止めてこちらを振り向くリリコは本当に眠いのか目がとろんとしていてこれまたドキっとしてしまう。
こんなに一緒にいるのに今日は初めて見るリリコがたくさんあって不思議だ。
いや、厳密には子供の頃よくみていたから久しぶりという表現の方が正しいか…。
時計に目をやると時刻は午前2時。
俺たちはそれぞれ布団の中に入って眠りにつこうとしていた。
「てかエージ明日何時に起きんの?」
『あー、じゃあ8時に起こしてくれ。』
「えっ?早くない?練習10時からでしょ?」
『最近朝走ってんだよ。いいランニングコース見つけてさ。』
「へぇー。じゃあ私も最近運動不足だし、明日は一緒に走ろうかな。」
『お前がそんなこと言うなんてめずらしいな!明日は雪か!?』
「いくら東北とはいえ夏に雪は降りません!」
『ははは。じゃあ明日は一緒に走ろうぜ。約束なっ!』
すると少しだけ沈黙が続いて、もう寝たのかと思いきや、
「………ねぇ…エージ、これで最後かな…?」
ふざけていたかと思いきや急に真剣な声になるリリコ。
『ん?何が?』
「こうやって…。一緒に寝たり、一緒にゲームしたり、一緒に走ったりバスケしたり…。子供の頃はよく一緒にしてたのにそういうのもどんどん無くなって行くじゃん?」
『そうだな……。大人になるってそう言うことなのかもしんねーな。』
「まあそうだけどさ…。エージがアメリカ行っちゃったらもうそういうのも全く無くなっちゃうんだなって…。」
『お、なんだ?さみしいのか?』
俺がふざけてそう尋ねると、
「うん…さみしー。」
『やけに今日は素直だな。』
「うん……。だからさ…今日は昔みたいに一緒の布団で寝てもいい…?」
な、なに言ってるんだコイツ…!!
と思いつつ俺の心臓は物凄くバクバクと大きな音で鳴っていた。
「お、おう。お前がそこまで言うなら…。」
そんな事を言われたらなんだかこっちもそんな気になって来てしまった。
俺は理性を保てるんだろうか…。
いや絶対保つとそう誓い答えたのだが返事がない…。
「………。」
リリコを見るとベッドでスースー寝息を立てて既に夢の中にいた。
そういえばそうだった…。
こいつよく寝落ち寸前の時、寝ぼけて変な事言いながら眠ることが子供の頃からよくあった。
もう…なんなんだよこいつ……!!
俺は1人恥ずかしいような、悔しいような気持ちを抑えて眠りについた。
翌朝目覚ましよりも早く目が覚め薄目で時計を見ると7:50。
リリコがめざましをかけてくれたのが8時のはずだから少し早いがそろそろ起きるか。なんて体を起こそうとした瞬間異変に気づいた。
右腕が重い……。
そして右腕に目をやると………。
「……ちょっ!!!」
そこには俺の腕でスヤスヤ眠るリリコの姿が。
つまり腕枕状態である…。
何がどうしてこうなったんだ!!!!
そうだ、俺は布団で寝ていたはず……!
と、周りを見渡すがしかし俺はベッドの中にいて下には空の布団が……。
昨夜のことを思い出してみる。
夜中にトイレに行ったことをうっすら思い出した…。リリコの家と俺の家は住宅メーカーは同じで家の作りもほぼ同じ。
子供部屋の作りや家具の配置も同様に同じのため、寝ぼけた俺は自分の部屋だと勘違いしてそのままベッドに入ってしまったんだ……。
そしてその後は何がどうしてこうなったかは分からないが、リリコを抱きしめるような形で眠っていた…。
やばい…。
いくら幼なじみとは言えこの状況はやばい…。
とにかくベッドから出ないと!
と、思うもこの腕を引いたらリリコが起きてしまいそうだ。
しかしもう何分後かにはアラームが鳴って起きてしまう。
どうしよう、どうしよう。
そんな時リリコが寝返りを打ったのでその瞬間俺は彼女の頭の下からすかさず腕を抜いた。
スースー。
寝起きを立ててまだ気持ちよさそうに寝ているリリコ。
その姿を見てホッとし彼女の頭をポンポンと撫でた。
リリコの寝顔をまじまじと見るなんて何年ぶりだろうか。
こいつの寝顔は昔から変わらないなぁ。なんて思いながら昨日眠る直前にリリコが言っていたことを思い出した。
【これが最後かな…?】
リリコの寝顔をこうやって見るのも最後なんだろうか。
俺がアメリカから帰ってくる頃にはリリコはもう彼氏とかが居るかもしれない。いや、下手したら結婚なんかもしているかもしれない。
そしたらもうこうやって2人でいられる事はないんだろうな…。
そう思うと俺はリリコのことが愛おしくてたまらなかった。
俺はアラームが鳴るまでの数分間リリコの寝顔を見つめていることにした。