ひとつ屋根の下
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我が陵南高校に待望の女子マネージャーが入部した。
彼女の名前は山城リリコ。
彼女は中学時代バスケ部だったこともあり本当に良く気が利くし、明るく元気。そして何より可愛い。
新学期が始まり1週間ほどだが既に彼女は部に溶け込み、バスケ部のアイドル的存在になっていた。
むさ苦しいで有名な陵南バスケ部員たちは普段女の子とは関わりがないので完全に浮かれていた。
バスケ一筋!って感じの越野や魚住さんですら彼女が入部してからというもの、明らかに異性を意識している様子だった。
まっ、女の子達から言い寄られることが少なくない俺にとっては関係のないことだけど。
というか今まで平和だったバスケ部が、女関係でギクシャクしだしたらめんどくせーなーなんてことを思っていたりもした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部活が終わった後は一旦家に帰って飯を食う。
そしてまた体育館に戻って自主練をする。これが俺の日課だ。
体育館の扉を開けようとするとまだ明かりがついていることに気づく。
部活が終わってそのまま誰かが残って自習練をしているのだろうか?
そろりと体育館の扉を開けて中を見ると、その中にはリリコちゃんと2年生の部員がいた。
何やら真剣な話をしているようだったので中に入らず扉の影からこっそりと見ていた。
「リリコさん。あのさぁ、俺と付き合ってくれないかな?君が入部した日からずっと気になってて…。」
やはり告白か…。
リリコちゃんにそういう感情を抱く奴らも少なくはないだろうから特に驚かない。
「ごっ、ごめんなさい!先輩のことそういう風には見られないっていうか…。」
まぁそうだろうな…。
予想通りだな、と思いながらうんうんと頷き1人で納得してしまう俺。
「そっか、ごめん。」
と言い残し男は泣きながら去っていってしまった。
あいつ、大丈夫だろうか…?
明日ちゃんと部活に来るだろうか?
そしてリリコちゃんはなんだか申し訳なさそうな顔をしながらその場に立ち尽くしていた。
とりあえず修羅場は終わったし、まあいいかと思い俺は体育館の中へ入っていった。
『よっ。おつかれ。』
「せっ、仙道先輩!お疲れ様です!自主練ですか?」
##NAME2##ちゃんは焦っている様子だった。
『うん。まぁね。それより、あいつちゃんとした部活に来るかなぁ?』
「えっ?もしかして見てたんですかっ!?」
##NAME2##ちゃんの顔は一気にカーっと赤くなった。
『あぁ。見てたよ?リリコちゃんさぁ、愛想振りまくのもいいけどあんまり人間関係壊さないようにしてくれよ?チームスポーツっていうのは結局1番大切なのはチームワークなんだ。チーム内で女関係でぎくしゃくしたらチームワークもクソもないからね。』
あまり傷つけないように冗談ぽく言ったつもりだったのに、彼女は今にも泣き出しそうな顔をしていた。
『ごっ、ごめん。冗談だって。』
俺はそうフォローしたが、
「私、そんなつもりじゃなかったのに…。そんなことにも気づけなくてだめですね…。ごめんなさいっ!」
と今度は泣きながらリリコちゃんが出て行った。
やっちまった…。新入生の女の子を泣かせてしまうなんて。
明日ちゃんと謝ろうと決めて自主練の始めた俺だったが、その日はあまり集中しきれなかった。
彼女の名前は山城リリコ。
彼女は中学時代バスケ部だったこともあり本当に良く気が利くし、明るく元気。そして何より可愛い。
新学期が始まり1週間ほどだが既に彼女は部に溶け込み、バスケ部のアイドル的存在になっていた。
むさ苦しいで有名な陵南バスケ部員たちは普段女の子とは関わりがないので完全に浮かれていた。
バスケ一筋!って感じの越野や魚住さんですら彼女が入部してからというもの、明らかに異性を意識している様子だった。
まっ、女の子達から言い寄られることが少なくない俺にとっては関係のないことだけど。
というか今まで平和だったバスケ部が、女関係でギクシャクしだしたらめんどくせーなーなんてことを思っていたりもした。
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部活が終わった後は一旦家に帰って飯を食う。
そしてまた体育館に戻って自主練をする。これが俺の日課だ。
体育館の扉を開けようとするとまだ明かりがついていることに気づく。
部活が終わってそのまま誰かが残って自習練をしているのだろうか?
そろりと体育館の扉を開けて中を見ると、その中にはリリコちゃんと2年生の部員がいた。
何やら真剣な話をしているようだったので中に入らず扉の影からこっそりと見ていた。
「リリコさん。あのさぁ、俺と付き合ってくれないかな?君が入部した日からずっと気になってて…。」
やはり告白か…。
リリコちゃんにそういう感情を抱く奴らも少なくはないだろうから特に驚かない。
「ごっ、ごめんなさい!先輩のことそういう風には見られないっていうか…。」
まぁそうだろうな…。
予想通りだな、と思いながらうんうんと頷き1人で納得してしまう俺。
「そっか、ごめん。」
と言い残し男は泣きながら去っていってしまった。
あいつ、大丈夫だろうか…?
明日ちゃんと部活に来るだろうか?
そしてリリコちゃんはなんだか申し訳なさそうな顔をしながらその場に立ち尽くしていた。
とりあえず修羅場は終わったし、まあいいかと思い俺は体育館の中へ入っていった。
『よっ。おつかれ。』
「せっ、仙道先輩!お疲れ様です!自主練ですか?」
##NAME2##ちゃんは焦っている様子だった。
『うん。まぁね。それより、あいつちゃんとした部活に来るかなぁ?』
「えっ?もしかして見てたんですかっ!?」
##NAME2##ちゃんの顔は一気にカーっと赤くなった。
『あぁ。見てたよ?リリコちゃんさぁ、愛想振りまくのもいいけどあんまり人間関係壊さないようにしてくれよ?チームスポーツっていうのは結局1番大切なのはチームワークなんだ。チーム内で女関係でぎくしゃくしたらチームワークもクソもないからね。』
あまり傷つけないように冗談ぽく言ったつもりだったのに、彼女は今にも泣き出しそうな顔をしていた。
『ごっ、ごめん。冗談だって。』
俺はそうフォローしたが、
「私、そんなつもりじゃなかったのに…。そんなことにも気づけなくてだめですね…。ごめんなさいっ!」
と今度は泣きながらリリコちゃんが出て行った。
やっちまった…。新入生の女の子を泣かせてしまうなんて。
明日ちゃんと謝ろうと決めて自主練の始めた俺だったが、その日はあまり集中しきれなかった。
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