ヤキモチ
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30分ほど電車に揺られ先ほどアヤコさんからメールをもらったファミレスに到着し店のドアを開けた。
出迎えてくれた店員さんに説明をして店をキョロキョロ見渡してアヤコさんを探す。
『あっ、いた。アヤコさ…。えっ?』
私は少し離れた席にアヤコさんを見つけたのだが…。
アヤコ「おっ!リリコちゃん、来たわね!こっちこっちー!」
こちらに気づいたアヤコさんは私に手招きをする。
とりあえず状況が理解できない私は彼女にいざなわれるままそのテーブルへ向かった。
なぜならそのテーブルには先ほど電話で話していたマネージャーの女の子たちとなぜか向かい合うように海南大付属の牧さんと神さん、翔陽の藤真さん、あとは夏のインターハイ予選でなんとなく見たことのあるような気がするいかにもバスケットマンらしき男の子が2人。
するとアヤコさんは私の肩を抱き…、
アヤコ「はい、みんなお待たせ!なんと女の子最後の1人は陵南のリリコちゃんでーす!」
女の子最後の1人。
この言葉で私はようやくこの状況を理解した。
………これは合コンってやつだ!!!!
『ちょ…アヤコさん!』
すぐさま私はアヤコさんの腕を引っ張りみんなから少し離れた場所に連れていく。
アヤコ「リリコちゃん、ごめんっ!急に1人来れなくなっちゃって…それでつい…。」
アヤコさんは顔の前で手を合わせる本当申し訳なさそうにしていた。
『だからって嘘つかないでくださいよぉ…。』
アヤコ「だって本当のこと言ったらリリコちゃん来てくれなそうなんだもん…。今回だけはお願いっ!」
『でも困りますよ…!私彼氏居るし…。』
私の脳裏に常にチラつくのは大好きな仙道先輩の顔である。
アヤコ「あらそうだったの?でも大丈夫よ!陵南の人来てないしバレないわよ!」
『バレるバレないの問題じゃなくてですね…。』
仙道先輩に隠し事をするなんて嫌だった。
アヤコ「今日男どもがご飯ご馳走してくれるからご飯食べに来ただけだと思って?別にそれくらい浮気でも何でもないでしょ?ねっ?」
必死に私を宥めるアヤコさん。
困った顔の彼女を見ているとこれ以上駄々をこねるのも申し訳なくなり私が折れることに…。
この事を仙道先輩が知ったら怒るだろうか…?
いや、いつもニコニコというかヘラヘラして余裕そうにしている先輩の事だから別になんとも思わないだろう…。
隠し事をするのは嫌だから明日このことを正直に話そうと今心の中で決めた。
こうして合コンは自己紹介からスタート。
しかし合コンなんて参加したことないしそもそも参加に前向きでない私は…、
「陵南のマネージャーの##NAME1##リリコです…。」
「………。」
女子マネ1「えっ?リリコちゃんもしかして自己紹介それで終わりっ!?」
リリコ「……。」
アヤコ「あ、あははは。みんな、リリコちゃんはすんごく人見知りなのよ!つ、つぎは私の番ね!」
と、アヤコさんには気を遣わせることになってしまった。
みんなの自己紹介が終わると各々近くの席の人だったたり気になる人と会話を始めた。
あぁ、もう逃げたい…。
そう思っているといつの間にか私のすぐ横には藤間さんが座っていた。
藤間「はじめまして、リリコちゃん。翔陽の藤間です。」
藤間さんはにこりと眩しい笑顔で私に微笑みかけた。
インターハイ神奈川予選では多くの女子たちが藤間さんを見て騒いでいたのを思い出す…。
『あっ…どうも初めまして…。』
藤間「初めましてと言っても俺君のこと見てるんだ。今年はインハイ予選で陵南とは当たらなかったけど試合は見ていたからね…。」
『あっ…そうだったんですね…。』
そういえば今年優勝候補の一角であった翔陽は湘北に敗れて決勝リーグには進めなかったんだった。
藤間「実はその時陵南のマネージャー可愛いなって思ってたから覚えてるんだよね、リリコちゃんのこと。」
『は、はぁ…。』
藤間「今日この合コン参加するかどうか迷ってたんだけど来て良かったよ、リリコちゃんに会えたからさ。」
『い、いや…そんな…。』
こんな眩しいイケメンにそんな事を言われて顔から火が出そうだ。
藤間「ねぇもし良ければ今度一緒にどこかに出掛けないか?リリコちゃん映画とか好き?」
『えーっと…。その…。』
どう断ろうか考えていると…、
牧「藤間、あっちの女の子がお前と話したいって呼んでるぞ。」
藤間「あぁ、分かった。また後でねリリコちゃん。」
こうして藤間さんが少し離れた席に移動して行き代わりに私の隣には牧さんが座った…。
今度は神奈川の帝王・牧伸一。近くで見ると余計に老けてる…。
再び私に緊張が走った…。
唾をゴクリと飲むと…、
牧「大丈夫か?」
『へっ?』
牧さんが私にかけた言葉は意外なもので私は思わず間抜けな声が出てしまった。
牧「こういう場、苦手そうだなぁって遠くおから見てたんでな。まぁ俺も苦手だが…。」
『もしかして助けてくださったんですか?』
牧「まぁな。来た時の様子から察するに騙されて無理やり参加させられてるんだろ?安心しろ、俺も似たようなもんだ。」
どうやら牧さんも同じ学校の神さんに無理やり連れてこられたらしい。
『牧さんって…見た目ちょっと怖いし老けてるけど本当は良い人だったんですね…!』
牧「ふ、老けてる……。」
急にわかりやすく落ち込む牧さん。
笑うのは申し訳ないが私はその姿がおかしくて耐えきれず笑ってしまう。
『クスっ。』
牧「お、ようやく笑ったな。お前ここ来てからずっと顔引き攣ってたぞ?」
と、今度は逆に牧さんに笑われてしまった。
あぁ牧さんがこの場にいてくれて本当に助かった…。
と、少し安堵していた時の出来事だった。
「リリコ!!!!!」
大きな声で名前を呼ばれ振り向くとそこには…、
『えっ!?仙道先輩!!!!!』
出迎えてくれた店員さんに説明をして店をキョロキョロ見渡してアヤコさんを探す。
『あっ、いた。アヤコさ…。えっ?』
私は少し離れた席にアヤコさんを見つけたのだが…。
アヤコ「おっ!リリコちゃん、来たわね!こっちこっちー!」
こちらに気づいたアヤコさんは私に手招きをする。
とりあえず状況が理解できない私は彼女にいざなわれるままそのテーブルへ向かった。
なぜならそのテーブルには先ほど電話で話していたマネージャーの女の子たちとなぜか向かい合うように海南大付属の牧さんと神さん、翔陽の藤真さん、あとは夏のインターハイ予選でなんとなく見たことのあるような気がするいかにもバスケットマンらしき男の子が2人。
するとアヤコさんは私の肩を抱き…、
アヤコ「はい、みんなお待たせ!なんと女の子最後の1人は陵南のリリコちゃんでーす!」
女の子最後の1人。
この言葉で私はようやくこの状況を理解した。
………これは合コンってやつだ!!!!
『ちょ…アヤコさん!』
すぐさま私はアヤコさんの腕を引っ張りみんなから少し離れた場所に連れていく。
アヤコ「リリコちゃん、ごめんっ!急に1人来れなくなっちゃって…それでつい…。」
アヤコさんは顔の前で手を合わせる本当申し訳なさそうにしていた。
『だからって嘘つかないでくださいよぉ…。』
アヤコ「だって本当のこと言ったらリリコちゃん来てくれなそうなんだもん…。今回だけはお願いっ!」
『でも困りますよ…!私彼氏居るし…。』
私の脳裏に常にチラつくのは大好きな仙道先輩の顔である。
アヤコ「あらそうだったの?でも大丈夫よ!陵南の人来てないしバレないわよ!」
『バレるバレないの問題じゃなくてですね…。』
仙道先輩に隠し事をするなんて嫌だった。
アヤコ「今日男どもがご飯ご馳走してくれるからご飯食べに来ただけだと思って?別にそれくらい浮気でも何でもないでしょ?ねっ?」
必死に私を宥めるアヤコさん。
困った顔の彼女を見ているとこれ以上駄々をこねるのも申し訳なくなり私が折れることに…。
この事を仙道先輩が知ったら怒るだろうか…?
いや、いつもニコニコというかヘラヘラして余裕そうにしている先輩の事だから別になんとも思わないだろう…。
隠し事をするのは嫌だから明日このことを正直に話そうと今心の中で決めた。
こうして合コンは自己紹介からスタート。
しかし合コンなんて参加したことないしそもそも参加に前向きでない私は…、
「陵南のマネージャーの##NAME1##リリコです…。」
「………。」
女子マネ1「えっ?リリコちゃんもしかして自己紹介それで終わりっ!?」
リリコ「……。」
アヤコ「あ、あははは。みんな、リリコちゃんはすんごく人見知りなのよ!つ、つぎは私の番ね!」
と、アヤコさんには気を遣わせることになってしまった。
みんなの自己紹介が終わると各々近くの席の人だったたり気になる人と会話を始めた。
あぁ、もう逃げたい…。
そう思っているといつの間にか私のすぐ横には藤間さんが座っていた。
藤間「はじめまして、リリコちゃん。翔陽の藤間です。」
藤間さんはにこりと眩しい笑顔で私に微笑みかけた。
インターハイ神奈川予選では多くの女子たちが藤間さんを見て騒いでいたのを思い出す…。
『あっ…どうも初めまして…。』
藤間「初めましてと言っても俺君のこと見てるんだ。今年はインハイ予選で陵南とは当たらなかったけど試合は見ていたからね…。」
『あっ…そうだったんですね…。』
そういえば今年優勝候補の一角であった翔陽は湘北に敗れて決勝リーグには進めなかったんだった。
藤間「実はその時陵南のマネージャー可愛いなって思ってたから覚えてるんだよね、リリコちゃんのこと。」
『は、はぁ…。』
藤間「今日この合コン参加するかどうか迷ってたんだけど来て良かったよ、リリコちゃんに会えたからさ。」
『い、いや…そんな…。』
こんな眩しいイケメンにそんな事を言われて顔から火が出そうだ。
藤間「ねぇもし良ければ今度一緒にどこかに出掛けないか?リリコちゃん映画とか好き?」
『えーっと…。その…。』
どう断ろうか考えていると…、
牧「藤間、あっちの女の子がお前と話したいって呼んでるぞ。」
藤間「あぁ、分かった。また後でねリリコちゃん。」
こうして藤間さんが少し離れた席に移動して行き代わりに私の隣には牧さんが座った…。
今度は神奈川の帝王・牧伸一。近くで見ると余計に老けてる…。
再び私に緊張が走った…。
唾をゴクリと飲むと…、
牧「大丈夫か?」
『へっ?』
牧さんが私にかけた言葉は意外なもので私は思わず間抜けな声が出てしまった。
牧「こういう場、苦手そうだなぁって遠くおから見てたんでな。まぁ俺も苦手だが…。」
『もしかして助けてくださったんですか?』
牧「まぁな。来た時の様子から察するに騙されて無理やり参加させられてるんだろ?安心しろ、俺も似たようなもんだ。」
どうやら牧さんも同じ学校の神さんに無理やり連れてこられたらしい。
『牧さんって…見た目ちょっと怖いし老けてるけど本当は良い人だったんですね…!』
牧「ふ、老けてる……。」
急にわかりやすく落ち込む牧さん。
笑うのは申し訳ないが私はその姿がおかしくて耐えきれず笑ってしまう。
『クスっ。』
牧「お、ようやく笑ったな。お前ここ来てからずっと顔引き攣ってたぞ?」
と、今度は逆に牧さんに笑われてしまった。
あぁ牧さんがこの場にいてくれて本当に助かった…。
と、少し安堵していた時の出来事だった。
「リリコ!!!!!」
大きな声で名前を呼ばれ振り向くとそこには…、
『えっ!?仙道先輩!!!!!』