鈍感な俺たち
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しばらくして家の中からリリコ と麗子さんが出てきた。
「紳一!ほら!早く家入って!2人の邪魔よ!」
そう麗子さんが言うと牧さんはフッとわらい俺の肩にポンっと手を置いて家の中へ入っていった。
そして今度はリリコ と俺が取り残された。
『ほら。カバン忘れてたよ。』
カバンを差し出すとリリコ は真っ赤な顔をした。
「あっ!私…カバン忘れるなんて…!ごめんね神くん。わざわざ届けてもらっちゃって…。」
恥ずかしそうな顔をしながらリリコ はカバンを受け取った。
『まったく…。リリコ は本当ドジなんだから。でも今日は話したいこともあったからちょうど良かったよ。』
「…話って?」
不安そうな顔でこちらを見つめる。
言うんだ。
今日絶対言うんだ。
しかしなかなか言葉が出てこない俺は思わずリリコ を抱きしめた。