鈍感な俺たち
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僕の名前は神宗一郎。
海南大附属高校バスケ部2年。
俺には片想いの相手がいる。
それはバスケ部マネージャーの 山城 リリコだ。
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##NAME2##には1年前のここに入学した日に出会った。
同じクラスで隣の席。
可愛い子が隣の席でラッキーだな。くらいに思っていたのだが、その日の夕方入部届を持って体育館へ足を運ぶとすでに彼女はいた。
「あっ、えっと…。確か君は隣の席の…。」
彼女は俺に気づいて声を掛けて来た。名前を思い出そうとするがクラスメイトは30人以上いるのだ。
思い出せないのも無理はない。
現に俺だって彼女の名前を思い出せない。
『俺は神。神宗一郎だよ。』
「あっ、神くんね。私は山城 リリコ。よろしくね。神くんもバスケ部に入るの?」
『うん。中学の時からバスケしてたんだ。山城さんは…?もしかしてマネージャーとか?』
「うん!私、運動音痴だから自分ではやらないけど。子供の頃からバスケ観るのは大好なの!」
そう嬉しそうに笑顔で話す彼女を見てこっちまで嬉しくなってしまった。
聞けば山城さんは牧さんの幼馴染でマネージャーをしないかというのも牧さんが誘ったそうだ。
入部してから数日後、高頭監督に
「お前は背が高いが、線が細すぎる。高校ではセンターは無理だろう。」
と告げられた。
顔や態度には出さなかったが、正直かなり悔しかった。
このままただのベンチ要員になるなんてまっぴらごめんだ。
そして俺はその日の練習後、1人残りアウトサイドシュートの練習をしていた。
もう200本以上は打っているだろうか…?疲れたな…。
そろそろ帰ろうかな…。
なんて思っていると体育館の扉が開いた。
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