1章
夢小説設定
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午前の眠たい授業を終え、お昼には食堂で仲良くなったモモと響香の3人で食べる。
「鈴さんは何を食べますの?」
「海鮮丼にゃ!」
「流石雄英、何でもあるね」
酢は苦手だが人に化けてる間は嗅覚、味覚が人寄りになるのであんまり気にしないで食べれる。
そして午後、待ちに待ったヒーロー基礎学が始まった。
オールマイトの登場に皆興奮して教室内がざわつき始めたが私はそれどころではなかった。私の席は窓側にあるため陽の光がいい感じに当たる。しかもお腹は満腹。
何が言いたいのかと言うと非常に眠たいのだ。
うつらうつらと船を漕ぎ始めてると誰かに方を揺すられる。
「…んにゃ?」
「大丈夫か?」
右斜め前の男子、確か名前は轟焦凍。というか彼の左手ポカポカして気持ちいい。頭を擦り付けると撫でてくれた。
「さっさと着替えて移動しねぇと授業に遅れるぞ」
「いどー?」
「ああ」
教えてくれたことに感謝しフラフラと歩いていると脇に手を入れられ持ち上げられた。
「…危なっかしいなお前」
それだけ言うと私を左手に抱え、棚からコスチュームを2つ取り出すと更衣室前まで運んでくれる。彼は見かけによらずいい人なのかもしれない。
「待っててやるから、早く着替えてこい」
「にゃー」
彼を待たせまいと眠気と戦いながらコスチュームに着替え、今度は彼の右手側に抱えられながらグラウンドに移動する。右手は左手とは違いひんやりしていたがそれはそれで気持ちよかった。
移動の時の微かな揺れがいい感じに眠りえと誘い、本格的に眠りそうになったころ誰かに名前を呼ばれる。
「山猫、クジだ」
差し出された箱に手を伸ばすがボールなのかツルツルして掴めない。眠かった私は何も考えずに人に化ける。
「お」
「山猫少女!?」
「「「えぇぇぇぇぇえ!!!!?」」」
「鈴ちゃん…ふ、服!!?」
「男子は見るな!目を瞑れ!」
「ギャァァア!目が!!!」
「耳郎さん!?上鳴君大丈夫!!?」
「…Hにゃ」
「「「マイペース!!」」」
ボールを箱に戻し人化を解くと再び焦凍の右腕に乗る。横になるとすぐに眠たくなって聴覚以外の情報を遮断する。途中、爆豪勝己と緑谷出久の個性で大きく揺れたり、焦凍が2回戦目だったので抱えるのが恐らくモモに代わったり、その他色々あったが気にせず眠る。
そして3回戦目。少し寝たからか頭がだいぶスッキリしてる。
チームメイトは常闇踏陰と蛙吹梅雨。とりあえず互いの個性を確認していく。
「最後は私にゃ。個性は発火、尾で触れたものを燃やすにゃ」
「瞬間移動ではないのか?」
「それは神通力にゃ。私のは六神通といって6つ種類があるんだけど、いま使えるのは3つだけにゃ。人に化けるのはまた別のものにゃね」
時間もそんなにないので使えそうなものを軽く説明していく。
「1つ気になったのだけれど、その神足通を使って私達を核の前まで移動させることは出来ないのかしら?」
「無理にゃ。移動する時に物凄い圧が掛かって下手したらボンッにゃ。今回の戦闘では使えないにゃあ」
「…考えるだけでおぞましい」
「方針としては鈴ちゃんが敵チームを探しつつ、3人で攻めるって感じかしら」
「了解した」
「にゃあ」
残りの時間は地図を頭の中に叩き込むことにして開始の合図を待つ。
『戦闘訓練START!!』
「……4階右奥に核、敵の2人もそこにいるにゃ」
最低限の情報を伝え移動を開始する。周囲の警戒を2人に任せながら私は敵チームの会話に集中する。
「私の瞬間移動を警戒して核の前から動けないみたいにゃ。切島の個性は硬化で近接特化にゃ。核の周りには瀬呂の個性でテープが張り巡らせてあって、粘着質が高めらしいから触れない方がいいにゃあ」
「本当に向こうの会話が聞こえてるんだな」
「頼もしいわ。じゃあ打ち合わせ通りにいきましょ」
結構なペースで核前の扉まで進み常闇を先頭に部屋の中に突撃する。相手の予想よりも辿り着いたのが早かったらしく敵の反応が一瞬遅れた。常闇が中央にいた切島を端まで飛ばす。
切島のことは常闇、梅雨ちゃんが瀬呂を相手する。
私と瀬呂の個性の相性が良い。最悪私の個性で燃やしてしまえばいいが核に燃え移る可能性を考えて迂闊に手が出せない。だから私は攻撃には回らない。
ワンテンポずらして部屋に踏み込む。瀬呂は私が入ってくるのを見るや否やテープを飛ばしてくる。この中で1番警戒度が高いのは私だから当然の反応ね。
しかしテープは私を体に巻き付くことなくすり抜けていく。
「なっ!」
「ケロォ!!」
驚いて動きが鈍くなった彼を梅雨ちゃんが舌で思い切り叩く。そのまま壁にぶつかって動かなくなった彼を見た切島が焦った様子でコチラに突っ込んでくるが常闇が後ろから意識を刈り取る。
手早く確保テープを2人に巻き付け私達の勝ち。
『ヒーローチームWIN!』
「やったわね」
「ああ」
「にゃあ!」
2人とハイタッチを交わし瀬呂と切島を起こしてからみんなのもとに戻る。講評が終わると気が抜けてそのまま眠り、放課後モモに起こされるまで寝続けた。
「鈴さんは何を食べますの?」
「海鮮丼にゃ!」
「流石雄英、何でもあるね」
酢は苦手だが人に化けてる間は嗅覚、味覚が人寄りになるのであんまり気にしないで食べれる。
そして午後、待ちに待ったヒーロー基礎学が始まった。
オールマイトの登場に皆興奮して教室内がざわつき始めたが私はそれどころではなかった。私の席は窓側にあるため陽の光がいい感じに当たる。しかもお腹は満腹。
何が言いたいのかと言うと非常に眠たいのだ。
うつらうつらと船を漕ぎ始めてると誰かに方を揺すられる。
「…んにゃ?」
「大丈夫か?」
右斜め前の男子、確か名前は轟焦凍。というか彼の左手ポカポカして気持ちいい。頭を擦り付けると撫でてくれた。
「さっさと着替えて移動しねぇと授業に遅れるぞ」
「いどー?」
「ああ」
教えてくれたことに感謝しフラフラと歩いていると脇に手を入れられ持ち上げられた。
「…危なっかしいなお前」
それだけ言うと私を左手に抱え、棚からコスチュームを2つ取り出すと更衣室前まで運んでくれる。彼は見かけによらずいい人なのかもしれない。
「待っててやるから、早く着替えてこい」
「にゃー」
彼を待たせまいと眠気と戦いながらコスチュームに着替え、今度は彼の右手側に抱えられながらグラウンドに移動する。右手は左手とは違いひんやりしていたがそれはそれで気持ちよかった。
移動の時の微かな揺れがいい感じに眠りえと誘い、本格的に眠りそうになったころ誰かに名前を呼ばれる。
「山猫、クジだ」
差し出された箱に手を伸ばすがボールなのかツルツルして掴めない。眠かった私は何も考えずに人に化ける。
「お」
「山猫少女!?」
「「「えぇぇぇぇぇえ!!!!?」」」
「鈴ちゃん…ふ、服!!?」
「男子は見るな!目を瞑れ!」
「ギャァァア!目が!!!」
「耳郎さん!?上鳴君大丈夫!!?」
「…Hにゃ」
「「「マイペース!!」」」
ボールを箱に戻し人化を解くと再び焦凍の右腕に乗る。横になるとすぐに眠たくなって聴覚以外の情報を遮断する。途中、爆豪勝己と緑谷出久の個性で大きく揺れたり、焦凍が2回戦目だったので抱えるのが恐らくモモに代わったり、その他色々あったが気にせず眠る。
そして3回戦目。少し寝たからか頭がだいぶスッキリしてる。
チームメイトは常闇踏陰と蛙吹梅雨。とりあえず互いの個性を確認していく。
「最後は私にゃ。個性は発火、尾で触れたものを燃やすにゃ」
「瞬間移動ではないのか?」
「それは神通力にゃ。私のは六神通といって6つ種類があるんだけど、いま使えるのは3つだけにゃ。人に化けるのはまた別のものにゃね」
時間もそんなにないので使えそうなものを軽く説明していく。
「1つ気になったのだけれど、その神足通を使って私達を核の前まで移動させることは出来ないのかしら?」
「無理にゃ。移動する時に物凄い圧が掛かって下手したらボンッにゃ。今回の戦闘では使えないにゃあ」
「…考えるだけでおぞましい」
「方針としては鈴ちゃんが敵チームを探しつつ、3人で攻めるって感じかしら」
「了解した」
「にゃあ」
残りの時間は地図を頭の中に叩き込むことにして開始の合図を待つ。
『戦闘訓練START!!』
「……4階右奥に核、敵の2人もそこにいるにゃ」
最低限の情報を伝え移動を開始する。周囲の警戒を2人に任せながら私は敵チームの会話に集中する。
「私の瞬間移動を警戒して核の前から動けないみたいにゃ。切島の個性は硬化で近接特化にゃ。核の周りには瀬呂の個性でテープが張り巡らせてあって、粘着質が高めらしいから触れない方がいいにゃあ」
「本当に向こうの会話が聞こえてるんだな」
「頼もしいわ。じゃあ打ち合わせ通りにいきましょ」
結構なペースで核前の扉まで進み常闇を先頭に部屋の中に突撃する。相手の予想よりも辿り着いたのが早かったらしく敵の反応が一瞬遅れた。常闇が中央にいた切島を端まで飛ばす。
切島のことは常闇、梅雨ちゃんが瀬呂を相手する。
私と瀬呂の個性の相性が良い。最悪私の個性で燃やしてしまえばいいが核に燃え移る可能性を考えて迂闊に手が出せない。だから私は攻撃には回らない。
ワンテンポずらして部屋に踏み込む。瀬呂は私が入ってくるのを見るや否やテープを飛ばしてくる。この中で1番警戒度が高いのは私だから当然の反応ね。
しかしテープは私を体に巻き付くことなくすり抜けていく。
「なっ!」
「ケロォ!!」
驚いて動きが鈍くなった彼を梅雨ちゃんが舌で思い切り叩く。そのまま壁にぶつかって動かなくなった彼を見た切島が焦った様子でコチラに突っ込んでくるが常闇が後ろから意識を刈り取る。
手早く確保テープを2人に巻き付け私達の勝ち。
『ヒーローチームWIN!』
「やったわね」
「ああ」
「にゃあ!」
2人とハイタッチを交わし瀬呂と切島を起こしてからみんなのもとに戻る。講評が終わると気が抜けてそのまま眠り、放課後モモに起こされるまで寝続けた。