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トリップシリーズ

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「んふぁ……よく寝た…っ…」


仕事で大量に発生する書類を睡眠削りながら残業して深夜当たりに帰宅して自分の部屋に入って即就寝、そして起きたのが午前9時過ぎ頃に起きた。



仕方なかろう、眠いんだから。



ミカヅキは任務のため不在、つまり自分のみ今日と明日は休日。
このまま2日間ベッドでゴロゴロ寝ころびたいが、体がダルくなって思うように動けないのは嫌だから重い体を起こして支度だけする。

やることを考えるとバイクを浮かぶ。
そういれば、洗浄していないな、綺麗にするかと意気込んで洗浄セットを持ってガレージに入るとワープ装置の隣に何かある。

見たところワープ装置の形に全く同じで色違いVer.でもしやと思ったはスマホを開いて通話をつなげる。



「あ、もしもし。あのさガレージにあるワープ装置の隣に色違いのやつあるんだけどさ、作ったのアンタか?」

『おや、よく私が作ったのが解ったな。君にはテレパシーという能力が備わっているのか?』

「そんなモンなくても簡単に分かるわ」




ラチェットの今までの発言と行動は危険そのものだとアイアンハイドに教わったことがあるが、本人の前でそんなことを言えばこの世の終わりだ。口が裂けても言わねえようにしている。
それに今回のこれは絶対ロクなことしかないと長いため息がつく。




「…ちなみに聞くけどさ、普段使ってるやつとどう違うんだ?」

『なに、簡単な話だ。それは幾多の次元を超えて行くことできる代物だ。君の国ではそれを【トリップ】と言うところだろう』

「聞いたことはある言葉だけど………マジ?」

『私が冗談を言っているとでも思うか?』

「ないデスってか、なんでこれ作ったんだよ…」

『物の試しに君を検体にしようと思ってな』

「裏表のない答えだな、オイ」

『もし断れば、次の出勤日に試したい試作品があっt「やらさせていただます」ふむ、残念だ。また違う機会にするとしよう、それじゃあ良い報告を待ってるよ』




プツリと通話が切れた音によって長い溜息を吐く
受かれど断れどモルモット…まだ死にたくないので前者を選択する。げんなりしながら洗浄していないバイクと適当な物を持ってその装置を起動させて光に呑み込まれる。




光が消えた瞬間、木が囲まれていた。微妙な位置に来たなと思っていると爆発音が聞こえ、視線の先には何故か巨大ロボがバトルしているのが見える。

え、この世界でもロボいるの?というポカンとする。
来て早々からロボのバトルってどうなんだ……と思わずツッコんだ。流石にこの場面に遭遇してしまって気になる悠。
悩みに悩みまくった結果、エンジンを掛けてバイクに乗って向かうことにした。








そこに向かえば悲鳴を上げる市民に街が破壊されている。裏路地に停車し、状況を把握するために散策すると全身青タイツが銃で乱射しまくったり、上を向ければ巨大ロボが対抗している。
その光景を目に入ったはこの混乱な状況に一呼吸を置く。来て早々に破壊活動するわ、好き勝手に暴れている奴らにポキリと拳を鳴らしていると聞き慣れた音が耳に入っていく。街中を探っていけば、あの青タイツ全員金属でできている。俗に言うアンドロイドだ。

アリスのような能力に似ているなと凝視するとが逃げていないことに気づき、銃を向けた。それに気づいたは即座に反応し、銃弾を受けないように回避しながらは距離を縮めて腹部に一発入れる。

…脆い。これなら体術で応戦できるが、これはこれで脆すぎるぞ?
ダメージを受けたせいかよろめいて銃が落ちた瞬間、アッパーカットを食らわせて地面に倒れ込む。その光景に周りの仲間は警戒心を剝き出しにしてを襲い掛かろうとするが、難なく蹴散らしていく。











暫くシメて、最後の一人になった奴に強烈な一撃を見舞いにした。
まさかアンドロイドと戦うことになるとはな…滅多に体験できないことしているとは思った。
そんなことを考えてると近くから声が掛けられる。振り返れば小学生くらいの少年少女3人と白衣を着たじーさんと女の人が近づいて黄色のジャケットを着た少年がに話しかける。





「ね、ねぇ…おねえちゃん、もしかしてだけど…ここにいるテシタ―をたおしたの?」

「……テシタ―って、ナニ?え、もしかしてコイツらのこと?」

「え、ええ」




目を向ければ地獄絵図が描かれているように倒れている姿が映っていた。





「潰…うん」




今「潰した」って言いかけたが気にするな。
質問に対する答えを嘘偽りなく言った瞬間、目がこれでもかってくらい開いた顔でを見る。





「ほ、本当に?」

「本当」

「ありえん…火鳥ならまだしも、民間人でしかも女性じゃぞ?普通の人間なら打撲どころか骨が砕いていたぞ」

「博士の言う通り、骨折や打撲もそうだけど、皮膚や関節、筋肉の損傷も起こるのに彼女は何一つ怪我が見当たらないわ」

「ハハ…、信じられないならそこにある防犯カメラで確認してみると良いけど……」




会話を続けさせようとすると突然、目の前が真っ白な霧が広がる。
嗅覚と聴覚を頼りながら探ると上の方から霧が濃い匂いがして上かと確信する。





「ケホッ…、またガイスターとドライアスがあの霧を使って攻撃している!」





上から殴るような音と耐える声が響く。
聞くところによればガイスターとドライアスはどうやらこの世界でいう敵でカイザーズと宇宙警備隊は味方で、前回もこの霧を利用してテロを起こしたと。攻撃を避けることが困難で動けないその隙に危害を加えている。
面倒なことになってんなと歯をギリっと鳴らすとじーさんがなにか閃いた顔が段々と浮かんでくる。





「フッフッフ…、そんなこともあろうかとこの時のために開発したメカが役立つわい!」

「じいちゃん、何かいい方法があるの!」

「安心せい、ケンタ。これこそワシが開発したミラクルボールじゃ!!!」

「……」




ネーミングセンスねェ



一同が思った。
色々ツッコミ満載だが、心の中に留めておこう。





「おじいちゃん、ミラクルボールってなによ?!」

「よくぞ聞いてくれた、ハルカ。あの巨大ロボのマウスパーツに設置してある発生装置をぶつけることで特殊コーティングが出てこの霧を阻止することができる代物じゃ!」

「しかし、博士…」

「なんじゃ、美子先生?」

「この状態じゃエクスカイザー達に渡すことができないかも…」





その一言にじーさんは悔しそうな声を上げる。あ、そこまで考えていなかったんだな。
ボールってことはロボ用でそれなりにデカいのだろうと霧の中でぼんやり見てみる。
……あれサイズ的にロボ用じゃなくて至ってどこにでもある人間用の野球ボールだよな?あれをロボに渡すってか??
は頭を抱えながらひねり出して考える。
あのボールを敵の口の中にある装置に当てれば止まるってことだ。けど、ボールのサイズがロボと明らか合わないし、渡しても上手く命中する確率低い。

その場にいた者が沈黙する中、が沈黙を破る。





「…じーさん、私に考えがある」




































一方その頃、ドライアスが開発した装置によって身動きが取れなく攻撃を受けるカイザーズと宇宙警備隊。




『クッ…!』

『このままでは!』




状況は最悪だ。霧のせいで視界がオールアウト、思うように動けず敵の思うがまま攻撃を受け続く。




『ハッハッハッ!いいぞ、もっとやれェ!!!』

『やっちまえェ!』

『クソッ…』

『ダメだ、思うように動けない…!!』




このままだと、人間達や街の被害が広がってしまう。なんとしてでも倒さなければならない中、攻撃を耐えてブレインをフル稼働をするが、動けないことに現実を突きつけられて歯を食いしばる。





『フン、これで奴らも終わりだ』





勝ち誇ったような敵の声と同時に巨大ロボの肩のパーツになにか装備される音が聞こえる。音源の先を向ければ光線砲の光だと理解するが、だんだんと光度が強くなっていく。動け、早く動けと何度も叫ぶが動けない。





『死ねぇぇぇええええええええ!!!!!』





敗北という言葉が浮かぶ。
その場にいたカイザーズと宇宙警備隊の誰もがそう思った瞬間、風が引き裂かれ、空気が軋む音が響くと同時に何かが命中する音が聞こえた。痛みと攻撃がない、一体何が起こっているのか状況を整理しようと辺りを見渡すと1機だけ発生装置が停止され、ほんのわずかだが霧が薄くなっていた。




『オイ、一つ装置が止まったぞ!?どういうことだ、プテラ!』

『知るか!あいつ等に聞け!』

『シュラ、サッサ起動しろ!!』

『五月蠅いぞ、ゾル!チッ…どうなってやがる!!』



モニターで確認すると装置が白い塊に覆われて排出できないように阻止されている。





『なんだ、…!?』





その光景に驚愕するシュラ。
何故だ?今まで正常に稼働していたのにERRORの文字が表示されて苛立ちを覚える。予想外の展開にガイスターも焦り始めてた時、また先程と同じように命中する音が耳に入ったと同時に霧が薄くなる。一度ならず二度も装置を破壊されると、ガイスターの声は怒りへと変わっていた。





『クソッ、またか!!』

『誰だ、さっきから壊している奴ァ!!出てこい、ぶっ殺してやる!!!』





赤いバイザーが深く光らせて声を荒げているが、それを無視して物凄い速度のボールが現れて同じようにマウスパーツに設置してある装置を2回ほど命中させる。
流石に4回も命中させてると先程とはだいぶ霧が薄れて視界が見えてきた。
ガイスターは殺気を纏ってボールの発生源の位置を特定しようと探るとビルの屋上に人間を見つけることができた。それぞれ視線を向ける。




『さっきからチマチマ壊しているお前…、誰だ!!!』





プテラノドン型の視線と同じ方向を見ればそこには黒い衣服を纏った人間がいた。




「あっちも気付いたっぽいな」




1回は少し霧が薄くなって気づかれなかったが、ほぼ視界がオールクリアになって投げてる拠点も流石に気づくわな。





『テメェかァ、装置を壊した奴はァ!』

「霧が邪魔だったんでね。これで止めることが出来たんだわ」

 


あっけらかんな返答に一同驚愕。
たかが小さい道具で、しかも人間とは誰しも思わないだろう。
は自分がボールを投げることを伝えたが、案の定猛反対をする。なんとか説得することができたものの、ビルの屋上で何㎞先にある装置を当てるの本当に難しかったぞ。おい





『何モンか知らねェが、ぶっ殺してやる!!!行け、お前らァアア!!!』





プテラノドン型が指示を出すと別のロボの胸部がガトリングガンになり、を狙って撃ち始める。その様子に攻撃を阻止しようとしたり、保護しようと動こうとするが当の本人は地面を蹴飛ばして回避して駆け出して縁に向かって身を投じる。残りのボールを取り出して設置してある装置を捉えて思い切って投げる。
丸腰になったは半壊しているビルの鉄骨を掴み、間一髪免れることができた。

あのまま落下してたら足の骨だけじゃなく全身の骨粉砕するんじゃないだろうかと少し血の気が引いた。
そう考えると2機のロボが近づいてくる。1機は胸にGと示されている青いロボ、もう1機はウサギ耳のような赤いロボだ。





『君、大丈夫かい!』

「ん、大丈夫大丈夫」

『呑気な奴だな…おい、いきなり建物の頂上から飛び降りてヒヤヒヤしちまったぜ』

「ハハハ、それはすまんかったね。赤いのと青いの」

『青いのってお前なァ…。今は合体しているが、スーパーガーディオンだ』

『私はウルトラレイカー、彼と同じ合体状態だよ』

「こりゃあご丁寧な挨拶どうも、私は……っと言いたいことはあるけど、見てみろ。クリティカルヒットだ」





の言葉と同時にベチャ音がした。振り返れば装置が命中して白い塊に覆われて霧が完全に消えていった。
[その様子を目にしたウルトラレイカーとスーパーガーディオンは驚きを隠せなかった。






「おお、我ながら全発命中…球ももうないし、後は任せた、スーパーガーディオン、ウルトラレイカー」





の方を振り向くと必死に掴んでいた鉄骨を離して、落下した。





『あ、オイ!』

『待ってくれ!』





上でなんか言ってるがスルーして別のまた別の踏み場のところへ移動しながら下っていって最終的に地面に着くことができ、エンジンをふかしてその場を去る。
走っている最中に轟音が鳴り、地面が少し揺れたが、振り返らずに走り続けた。




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