太陽と月(長編)
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「…というわけで何故か懐かれました、ハイ」
頭の上でミカヅキがくるくる回りながら目の前の上司もといレノックスとエップスは先程までの状況を出来る限りの範囲で話すとどちらも頭を抱えていた。
この短時間の間に何があったんだと…。
「…ちなみに聞くが、その片頬はどうしたんだ?」
「あー…多分なんですけど、友好の証らしいっすよ」
「友好の証の割に大分赤くなってるが…大丈夫か?」
「痛みはそんなにないですけど、まあ熱いな程度のもんですよ」
「えー…」
「お前、ある意味凄いな」
「あははは…」
レノックスとエップスに言われて苦笑いする悠。
仕方なかろう、こんなこと誰が予想すると思う?
「そういや、話変わるんですけど…ミカヅキも任務に参加するんですか?」
「基本的にはお前の守護者兼戦闘…そうだな、サポートで任務に参加するって方向で考えている。まだ目が覚めないイヴァンの代わりというより第二の相棒って考えりゃあ良いな」
「ついでに言えば、此処にきて日が浅いのもあるしな。お世話係ってのもありかもな」
「オォウ……そっすか。ミカヅキのことはともあれ、私も任務に参加するのかなと思ってましたよ」
「いや、それはないから安心しろ。お前はアドバイザーっていう立場であってましてや学生が戦場に連れて行くわけにはいかないからな」
レノックスさんの言葉にホッと胸をなでおろす。
それはそれで置いといてだ。話を戻して要約すれば、任務に参加もといサポートすることあるが普段の生活は常に一緒ってこと。いや、私もまだ1カ月経ってませんが?と二人に言ったが、大丈夫だ!と良い笑顔で答えやがった。
「…レノックスさん、どこからその自信があるんですか?」
「なに、お前の日頃の行いなら問題ないと判断したからな」
「んな無茶苦茶なぁ……」
悠はガクリと肩を落とすしかなかった。
それでいいのか。レノックスさん、エップスさん。
そんなことを考えると近くにいた軍人の方から「休憩だ!」と声が上がる。
レノックスがスマホを取って画面を開くと12時と表示されているのが見えた。
「お、もうこんな時間か。お前もさっきの戦闘訓練で体力消費したんじゃないか?午後の仕事まで動けるようにいっぱい飯食っとけ」
「ウッス、ありがとうございます」
昼休憩になったことで悠は普段基地の食堂を利用しているはずが、食堂とは別の方向に足を運ぶ。
「ん?そっちは食堂じゃないぞ?」
「あー、今日は弁当持って来たんですよ。叔父が午前中会議が入ってて長引いてしまうって言ってたんんで二人分の弁当作ったんですよ」
「おぉ…」
「意外だな…」
「?意外かどうかは知らないっすけど、いつもこんな感じっすよ」
とあっけらかんと答えてから休憩取ってきますと会釈しその場から離れ、ミカヅキも悠を後を追っかけるようについていく。
この時レノックスとエップスはコイツある意味凄くなるんじゃないかとひそかに思った。
「あ、しまった!言い忘れた!」
「うお…いきなり大声出してどうしたんだよ、レノックス」
「あいつにあの事言い忘れた」
「あの事…ああ、あれか。別に奴でも言ってくれるんじゃないか?」
ポクポク間が流れたが
「それもそうだな!」
と自己完結したレノックスであった。
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追加キャラ
名前…ミカヅキ
性別…不明
年齢…不明
容姿…基本的には白をベースに金色のラインが入ってある短棒。
性格…基本的には甘えん坊に見える(悠談)が、触ったり粗末な扱いをすれば暴れる。
普通に接していれば暴れることなく大人しい。
詳細
・悠の第二の相棒
・悠の言葉には受け入れることができる。
・甘えん坊。
・質量ガン無視で変形可能(金属生命体にはなれないが、身近な物なら可能)
・悠を傷つけようとする輩は倍に返す。
・粗末な扱いでなければ大人しい。