太陽と月(長編)
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一方その頃、シミュレーションルームの戦闘を終えた悠はラボから遠くないくらいの周辺で日陰の中で適当に座って休憩していた。
「お、終わった…。初戦だったけど、心臓えぐい…」
まだ胸の鼓動がうるさかった、そりゃそうだあんなに動きまくってしかも金属生命体(シミュレーション)で対峙したからな。
幼い頃からイヴァンと鍛錬したことはあるものの、ここまで上達していることが過去一番驚いている。
まさか、ここまで発揮するとは思えなかってかなりドン引きする自分がいた。
今までのんびりかつ少しヤンチャして過ごしていたが…一歩使い方間違えたら危険になってしまうなと思った。
「何というか、自分の力も驚いてるけど一番驚いているのはお前さんかな」
ふよふよとソイツは浮いていた。
使ってみて思ったのが凄く使いやすいし威力に殺傷、耐久性、重量、云々良かった。無茶ぶりで色んな武器を試したが、相性良いなと思った。
「怪我もなく動けるのはお前さんの力のおかげだな。ありがとう」
感謝の意を込めて優しく撫でると、悠の頬にスリスリする。
これは…嬉しいで合ってるのか?と考えているとあることに気が付く。
「そういや名前…無かったな」
改めて考えるとお前さん呼びが多かったなと振り返る。意思があるってロードバスターが言っていたなと思い出して武器の方を見る。
名前…名前か、とうんうん悩みながら考える。さてどうしたもんかと考えているとあることを思い出す。
それはシミュレーションルームで戦っている最中、刃の部分が錆一つもなく鏡のように綺麗に見えていたことや三節棍の振り回す形が三日月に見えていた。
三日月、か…。
「……ミカヅキって名前はどうよ?」
なんとなく出てきた名前を答えるとすり寄ってた動きがピタリと止まる。あんなに動いてたはずが、一つも動かない。
これはマズったかと思いながらじっと見つめる。
すると頬に止まっていたそいつが少し動いて悠の顔を向く。
なんだなんだと訝しげに見た瞬間、物凄い速さで悠の周りをくるくる回る。
そいつの行動に悠はポカンとする。
「……良いの、か?」
と問うと了承の意を示すように縦にコクコク頷く。
その意味を知り悠の表情が少し緩むと同時にもう一度頬に擦り寄る。
「ははっ、案外可愛いな」
ミカヅキを呼びながら撫でて言うと嬉しさのあまりか高速スリスリしはじめた。おお、そんなにうれしいのかと内心呟いたが、まあいいかとクスッと笑う。
後日、片頬だけ赤くなったのは言うまでもない。
「お、終わった…。初戦だったけど、心臓えぐい…」
まだ胸の鼓動がうるさかった、そりゃそうだあんなに動きまくってしかも金属生命体(シミュレーション)で対峙したからな。
幼い頃からイヴァンと鍛錬したことはあるものの、ここまで上達していることが過去一番驚いている。
まさか、ここまで発揮するとは思えなかってかなりドン引きする自分がいた。
今までのんびりかつ少しヤンチャして過ごしていたが…一歩使い方間違えたら危険になってしまうなと思った。
「何というか、自分の力も驚いてるけど一番驚いているのはお前さんかな」
ふよふよとソイツは浮いていた。
使ってみて思ったのが凄く使いやすいし威力に殺傷、耐久性、重量、云々良かった。無茶ぶりで色んな武器を試したが、相性良いなと思った。
「怪我もなく動けるのはお前さんの力のおかげだな。ありがとう」
感謝の意を込めて優しく撫でると、悠の頬にスリスリする。
これは…嬉しいで合ってるのか?と考えているとあることに気が付く。
「そういや名前…無かったな」
改めて考えるとお前さん呼びが多かったなと振り返る。意思があるってロードバスターが言っていたなと思い出して武器の方を見る。
名前…名前か、とうんうん悩みながら考える。さてどうしたもんかと考えているとあることを思い出す。
それはシミュレーションルームで戦っている最中、刃の部分が錆一つもなく鏡のように綺麗に見えていたことや三節棍の振り回す形が三日月に見えていた。
三日月、か…。
「……ミカヅキって名前はどうよ?」
なんとなく出てきた名前を答えるとすり寄ってた動きがピタリと止まる。あんなに動いてたはずが、一つも動かない。
これはマズったかと思いながらじっと見つめる。
すると頬に止まっていたそいつが少し動いて悠の顔を向く。
なんだなんだと訝しげに見た瞬間、物凄い速さで悠の周りをくるくる回る。
そいつの行動に悠はポカンとする。
「……良いの、か?」
と問うと了承の意を示すように縦にコクコク頷く。
その意味を知り悠の表情が少し緩むと同時にもう一度頬に擦り寄る。
「ははっ、案外可愛いな」
ミカヅキを呼びながら撫でて言うと嬉しさのあまりか高速スリスリしはじめた。おお、そんなにうれしいのかと内心呟いたが、まあいいかとクスッと笑う。
後日、片頬だけ赤くなったのは言うまでもない。