太陽と月(長編)
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レッカーズのラボに入り、停車する。
外に出ると背後から金属が擦れる音が響く音が聞こえる。振り返ると先程のホログラムより倍以上の身長だが、姿はそのままのレッカーズが立っていた。
おぉやっぱりデカいと言うとそりゃそうだ、と当然だと言わんばかり返事が返ってくる。
金属生命体の身長って個人差あるんだなぁと眺めていると誰かがこちらへ近づいてくるのが聞こえる。
誰だろうと振り返ると一人の男性がこちらにやってきた。
「ロードバスター!この子があの滅茶苦茶な武器の持ち主なのか?」
『あぁ、そうだ。ケイド』
滅茶苦茶な武器とは一体なんだと悠は疑問を抱くが、話の主である男性が悠に話しかける。
「よぉ、アンタが月海悠かッ!俺はケイド、レノックス大佐から色々聞いているぞ?あのド派手な騒ぎの中、大怪我で反ディセップに立ち向かって挑んだ挙句、同胞である相棒の命を救った恩人って言っていたぞ、凄いなアンタ!」
ガシッと手を掴まれ、いい笑顔で称賛し握手をするケイドのに唖然とした。
すぐさま気を取り戻した悠は良心がチクチクと突き刺さる。
ただテキトーに敵の配線切って突いただけなのにどうして話が大きくなってしまうのだろう。
レノックスさんと言い、ケイドさんと言い、凄く爽やかな笑顔でチクチクと突き刺さる感覚がいたたまれない。
悠は暫く自問自答し約1分程度ケイドにただの火事場の馬鹿力だと訴えるが
「いやいや、ジャズから貰った映像を見る限り一般人とは思えない身のこなしに武器の扱いに慣れてるじゃないか!」
まさかの映像把握済み
苦い顔で浮かべ、片手で顔を伏せている悠にレッカーズとケイドはただただ頭を傾げるだけである。
大丈夫か?とケイドは心配するように伺う。
いかん、これ以上周りに心配掛けるわけにはいかないと悠は大丈夫ですと伝え、気を取り戻し今回の事情をケイドに説明する。
「あぁ、ラチェットから話聞いているぞ。ちょっと待ってくれ、直ぐ持ってくる!」
ケイドはその場を直ぐ離れ、数分も経たないうちに戻って来たが、手には騒動の時に悠が使用していた棍棒というより会った時より短くなっているのを持ってきてくれた。
おや?随分コンパクトになってるなと思いつつもケイドに持ってみろと言われ、掴むと何も変化はない。
ケイドとロードバスターは観察するかのように眺め、トップスピンは凝視、レッドフッドとその場にいた技術班達はざわめき出した。
そんなざわつくことなのかと周りの視線が刺さり、コッチ見るなと叫びたいが内心だけ叫ぼう、うん。
なんとも言えない状況にケイドは訝しい表情で平気かと伺ったが、悠は平気だと伝えると更にざわつく。
一体なんだと周りを見渡していると今まで黙ってたロードバスターが口を開く。
『こりゃあ、気に入られてるな』
「気に入られてる?誰に?どういうこと?」
『お前がそれを持たせる前に他の奴らにも持たせたんだが…誰一人掴むことが出来ていねェ。唯一持てた人間は嬢ちゃん、お前だけだ』
「……は?」
衝撃な発言によって悠は啞然とする。
誰も持つことが出来てない…じゃあなんで、現に私が持つことが出来てるんだと混乱しているとロードバスターの口元がニヤリと笑う。
『簡単にいにゃあ、気に入られてんだよソイツに』
その発言に悠は頭が痛くなるくらい抱えてしまう。
外に出ると背後から金属が擦れる音が響く音が聞こえる。振り返ると先程のホログラムより倍以上の身長だが、姿はそのままのレッカーズが立っていた。
おぉやっぱりデカいと言うとそりゃそうだ、と当然だと言わんばかり返事が返ってくる。
金属生命体の身長って個人差あるんだなぁと眺めていると誰かがこちらへ近づいてくるのが聞こえる。
誰だろうと振り返ると一人の男性がこちらにやってきた。
「ロードバスター!この子があの滅茶苦茶な武器の持ち主なのか?」
『あぁ、そうだ。ケイド』
滅茶苦茶な武器とは一体なんだと悠は疑問を抱くが、話の主である男性が悠に話しかける。
「よぉ、アンタが月海悠かッ!俺はケイド、レノックス大佐から色々聞いているぞ?あのド派手な騒ぎの中、大怪我で反ディセップに立ち向かって挑んだ挙句、同胞である相棒の命を救った恩人って言っていたぞ、凄いなアンタ!」
ガシッと手を掴まれ、いい笑顔で称賛し握手をするケイドのに唖然とした。
すぐさま気を取り戻した悠は良心がチクチクと突き刺さる。
ただテキトーに敵の配線切って突いただけなのにどうして話が大きくなってしまうのだろう。
レノックスさんと言い、ケイドさんと言い、凄く爽やかな笑顔でチクチクと突き刺さる感覚がいたたまれない。
悠は暫く自問自答し約1分程度ケイドにただの火事場の馬鹿力だと訴えるが
「いやいや、ジャズから貰った映像を見る限り一般人とは思えない身のこなしに武器の扱いに慣れてるじゃないか!」
まさかの映像把握済み
苦い顔で浮かべ、片手で顔を伏せている悠にレッカーズとケイドはただただ頭を傾げるだけである。
大丈夫か?とケイドは心配するように伺う。
いかん、これ以上周りに心配掛けるわけにはいかないと悠は大丈夫ですと伝え、気を取り戻し今回の事情をケイドに説明する。
「あぁ、ラチェットから話聞いているぞ。ちょっと待ってくれ、直ぐ持ってくる!」
ケイドはその場を直ぐ離れ、数分も経たないうちに戻って来たが、手には騒動の時に悠が使用していた棍棒というより会った時より短くなっているのを持ってきてくれた。
おや?随分コンパクトになってるなと思いつつもケイドに持ってみろと言われ、掴むと何も変化はない。
ケイドとロードバスターは観察するかのように眺め、トップスピンは凝視、レッドフッドとその場にいた技術班達はざわめき出した。
そんなざわつくことなのかと周りの視線が刺さり、コッチ見るなと叫びたいが内心だけ叫ぼう、うん。
なんとも言えない状況にケイドは訝しい表情で平気かと伺ったが、悠は平気だと伝えると更にざわつく。
一体なんだと周りを見渡していると今まで黙ってたロードバスターが口を開く。
『こりゃあ、気に入られてるな』
「気に入られてる?誰に?どういうこと?」
『お前がそれを持たせる前に他の奴らにも持たせたんだが…誰一人掴むことが出来ていねェ。唯一持てた人間は嬢ちゃん、お前だけだ』
「……は?」
衝撃な発言によって悠は啞然とする。
誰も持つことが出来てない…じゃあなんで、現に私が持つことが出来てるんだと混乱しているとロードバスターの口元がニヤリと笑う。
『簡単にいにゃあ、気に入られてんだよソイツに』
その発言に悠は頭が痛くなるくらい抱えてしまう。