影踏み/雑渡昆奈門
夢主の名前
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夕焼けが辺りを染める。二人きり、君がこっそり私の影に身を寄せて、それを写真に納めていた。何してるの、と声をかけると、嬉しそうに君は言う。
「ずぅっと一緒にいられるようにって、おまじないです」
「……おまじないねぇ」
並ぶ私の影に頭を預ける彼女の影。彼女は満足そうに笑って、私を見上げた。
「昔の人は影に魂があるって、思ってたんですって!」
彼女は私の影にぴょんと飛び乗る。
小さな彼女をすっぽりと、私の影が包み込んだ。黒い影の中茜色は届かず、重なる影の縁取りに少しだけ茜色が混ざった。
「こうしたら、魂も一緒になるのかなぁ」
私の影に染められて、無邪気に笑う彼女。茜色の縁取りも影に溶け、暗くなっていく。
濃くなる影は、私と彼女を包み込んだ。
「……そうかもね」
彼女の頬を手の甲で、するりと撫でる。滑らかな肌を通して、頬の熱を感じる。影の中、私を見つめる目は光は届かないのに、なぜか輝いて見える。期待と高揚で、熱っぽく私に期待をかける。
唇が触れるほど顔を寄せて、囁く。
「……おまじないなんてかけなくても、私は君を離す気はないよ」
その身も心も、魂すら、どこまでも一緒だろう。
茜色は夜の闇に覆われた。
「ずぅっと一緒にいられるようにって、おまじないです」
「……おまじないねぇ」
並ぶ私の影に頭を預ける彼女の影。彼女は満足そうに笑って、私を見上げた。
「昔の人は影に魂があるって、思ってたんですって!」
彼女は私の影にぴょんと飛び乗る。
小さな彼女をすっぽりと、私の影が包み込んだ。黒い影の中茜色は届かず、重なる影の縁取りに少しだけ茜色が混ざった。
「こうしたら、魂も一緒になるのかなぁ」
私の影に染められて、無邪気に笑う彼女。茜色の縁取りも影に溶け、暗くなっていく。
濃くなる影は、私と彼女を包み込んだ。
「……そうかもね」
彼女の頬を手の甲で、するりと撫でる。滑らかな肌を通して、頬の熱を感じる。影の中、私を見つめる目は光は届かないのに、なぜか輝いて見える。期待と高揚で、熱っぽく私に期待をかける。
唇が触れるほど顔を寄せて、囁く。
「……おまじないなんてかけなくても、私は君を離す気はないよ」
その身も心も、魂すら、どこまでも一緒だろう。
茜色は夜の闇に覆われた。
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