「お姫様へのキスは終わったか?」
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「お姫様へのキスは終わったか?」
レオン達と別れたあと、グレーツは違うルートてシモンズの元へとたどり着いた。
そこには、倒れたエイダを介抱しているレオンがおり、グレーツは咄嗟にジョークめいた言葉を放つ。
「眠りのお姫様へのキスは終わったか?」
「グレーツ…!?何を言っ─くっ!!?」
「ははは!よそ見とは余裕だな!」
いきなり現れたグレーツに目を見開くレオン。
シモンズの一撃がそんなレオンへと向けられ、吹き飛ばされたレオンが宙を舞う。
「レオン!」
エイダが叫ぶ。
レオンはなんとか端に捕まり落下を免れた。
助けに行こうと駆け出すエイダをグレーツは止める。
「助かりたいか!?死にたくないか!?」
人型に戻ったシモンズが、レオンに近づいてしがみついている手を踏みつける。
右手で宙ぶらりんになるレオン。
「ならば命乞いをしろ!泣いて助けを乞え!」
踏み続けるシモンズに、グレーツが近づいていく。
そして、落ち着いていたボウガンの矢を拾い、言い放つ。
「そうする必要はないさ」
グレーツは、ボウガンの矢をシモンズの脇腹に突き刺す。
「キサマ!なにをする!!!離せっ!!!」
「いやだね、人間捨てたもの同士仲良くしようぜ」
「やめろ!離せぇええ!!」
刹那、グレーツはその勢いのままシモンズに抱きつき、橋下に身を投げた。
空中。
シモンズが、掴まれていた腕とは逆の手でグレーツに攻撃を加えようとする。
グレーツが今までどこで何をしていたのだとか、そんなことも今は考えられない。
ただ、レオンは思った。
また、同じ光景は見たくない。
「レオン」
真剣な顔付きで、名を呼ばれた。
この表情を、顔を、俺は知っている。
『仮はこれで返す。さよならだ、ケネディ』
それは、過去の映像。
任務中、大統領の娘、アシュリーを救う最後の戦いで、脳裏に焼き付いた、グレーツの最後と思われた姿だった。
真剣な顔、いつもの憎たらしさの無くなった悲しげな声。
それが、本来俺が見た彼の最後だった。
手を伸ばしたが降下していくグレーツにその手は届かなかった。
「─っ!グレーツ!!!!」
助けられなかったと嘆いた過去。
しかし、それは、過去だ。
俺は、気づけば叫んでいた。
また、俺は手を伸ばす。
既にグレーツは離れた場所にいた。
俺はまた、彼を助けられないのか?
そんな、そんなの─!
絶対に許さない!
ありったけの力を込めて手を伸ばした、その瞬間、エイダのボウガンの矢がシモンズを貫いた。
「バカね」と呟いた声が聞こえる。
「───ッ!」
悲鳴か、驚きか、喜びか、
息を呑んだその声にならぬ言葉は誰のものだったか。
「ぐおぉおおお!!」
シモンズの苦しげな声が響き渡る。
そんな中、グレーツだけを抱き抱えるとエイダはフックショットでレオンの元にグレーツを投げ飛ばした。
落ちていくシモンズがさらに悲鳴をあげる。
「──ッ、グレーツ…!待ってくれエイダっ!」
状況を把握し安堵する暇もなく、咄嗟にグレーツを受け止めた。
そして、レオンは絞り出した声で、二つの名を叫ぶ。
しかし、待てと叫んだ名前の主はもう目に見える範囲にはいなかった。
「レオン!グレーツ!大丈夫!!?」
レオンのもとに駆けつけたヘレナが心配そうな声をあげる。
「ああ...」
「─俺も、大丈って何すんだレオン!」
「なぜあんな真似をした!?」
「ッ!?」
やっと、グレーツが助かった実感でき、安堵の息が溢れた。それから、怒りと恐れが湧き出し、レオンはグレーツの返答には見向きもせず、殴りつけ、怒りをぶつけ叫んだ。
グレーツの怪我は大したことはなさそうだが、レオンにびっくりした様子で驚きを声にしていた。
今までなにをしていたのかとか、なんでこんなマネを。と言う疑問が頭を巡り、レオンは怒り任せに気づけばグレーツを質問攻めにしていて、ヘレナに一旦落ち着いてと羽交い締めにされ、やっと落ち着いた様子で、肩から力を抜いた。
無事でよかった─また、ダメなのかと思っていたから。
そう再度呟くと、グレーツはバツが悪そうに頭をかいた。
「レオン…俺は、人間じゃない。アルバート・ウェスカーの力を継いだ化け物だ。だから、こんな俺はいない方が、世界にとってはいいと、ずっと思っていた..」
「勝手に決めるな。あの時もそうだ!俺たちを助けるために1人でお前は..俺はお前があの時死んだと思ってからずっと...また、会えてよかったと思っていたのに..馬鹿が..!1人で全て解決して、残されたやつのことも少しは考えろ!」
「そんな綺麗な言葉でどうにかできるものじゃないだろう。俺は、いつか、世界を滅ぼすかもしれないんだぞ..?そうなる前に、俺は、」
「その時は、俺がお前を倒すさ」
真剣な目つき。きっと、レオンなら、本当に俺を殺してくれるのだろう。
「だから、二度と、こんな真似は、もうしないでくれ..」
「...悪かった」
レオンの言うあの時というのは、過去にレオンと出会い別れたあの時のこと。
素直に、グレーツは謝るしかなかった。
今日、俺は、
全てを終わらせるつもりだった。
それが止められ、しかも、こんな怒られ、安心した表情をされたら、俺がバカみたいじゃないか。
いや、実際バカなんだろうが。
なにやってんだか。
その後、落ち着いたレオンと、罪悪感に苛まれていたグレーツの二人の間でしばらく沈黙が続いた。
そんな二人を見守る二人─ヘレナと、エイダ。
まだ近くにエイダもいたようだ。
エイダは片手にPDSを持っている。
そんな中、二人のPDSからメッセージの通知が鳴った。
送り主は、エイダ。
"もう少し遊んでいたかったけど、行くわ
屋上にあなた達へのプレゼントがある
またね"
二人に同じ文面が送られていた。
それと、
"借りはまた今度返しなさい"
ただし、死ぬのはなしよ。
と、グレーツにだけ。
レオンとグレーツの二人はメッセージを読んだ後、ゆっくりと顔を見合わせた。
「...いけるか?」
「ああ、もう、大丈夫だ」
なら、行こう。
グレーツたちはエイダの書き記した贈り物の場所まで向かった。
──────
ハエ型シモンズ退場させようとしたけどロケットランチャーは使いたいからもうしばらく続く。
あまりシモンズと戦ってないのはできれば気にしないでください。
かなり死ぬ気の頑張りが軽かったので、文を追加しました。
ひそかにさらに修正しました笑
