短編。
お名前。
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そっと重ねられた唇。
バージルさん
嗚呼、なんていい匂い。
脱力感に薄ら薄ら意識が遠くなる。
『布団とやらは薄いが悪くない。』
『ん…』
『床で寝てる気がして少々違和感だが。』
バージルさんの大きな手が包み込むのは心も身体も私の全て。
『足先が少し出てしまうが寝るには事足りる。』
『んぅ…』
大きな身体が覆いかぶさると割り込むようにしてバージルさんの脚が閉じた私の脚を開く。
『だが狭いのも心地良い。』
……………。
『……… アヤ、寝たのか?』
『ぅ…』
『アヤ』
『…。』
遠くで聞こえるバージルさんの声。
このまま眠ってしまっても
心地良い夢の中であなたのことをもっと教えてください。
どうか、現実に戻るまで。
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これぞまさに『夢小説』