短編。
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『バージルさん、その先の崖に悪魔が来るよ』
『…一体お前は何者だ。』
『アヤですけど?』
『そういう自己紹介は求めてない。』
私は彼のことをよく知っている、つもり。
それは【物語上】でのバージルという1人の男のことだけ。
『悪魔でも預言者でもない貴様の目的は分からんがよく当たるのは確かだ。』
バージルは現れた鳥獣型の悪魔を次々と塵にし終えると愛刀を鞘に納める。
一度会ってみたかった。
どれだけ強く、どれだけ冷めた男なのか
そして、知ってる【物語上】のあなた以外の姿も見てみたい。
『ねえ…ネロって知ってるかな?』
『知らんな。誰だそれは?』
単刀直入に聞いてしまう空気の読めない自身の悪い癖はどこに行っても相変わらず。
『ではもう一度聞くがアヤ…お前は何者だ。』
『じゃあ、教えるからバージルさんも教えて!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『…突然なんてことを聞いてくる女だ。』
一夜限りの女へ気持ちも記憶もないなんて
嗚呼、やっぱりあなたは冷たい男ね。
だから惹かれたのかな?私の中では【物語上】の存在なのに。
『バージルさん、ありがとう!』
そうね、これは永遠の片思い。
『…一体お前は何者だ。』
『アヤですけど?』
『そういう自己紹介は求めてない。』
私は彼のことをよく知っている、つもり。
それは【物語上】でのバージルという1人の男のことだけ。
『悪魔でも預言者でもない貴様の目的は分からんがよく当たるのは確かだ。』
バージルは現れた鳥獣型の悪魔を次々と塵にし終えると愛刀を鞘に納める。
一度会ってみたかった。
どれだけ強く、どれだけ冷めた男なのか
そして、知ってる【物語上】のあなた以外の姿も見てみたい。
『ねえ…ネロって知ってるかな?』
『知らんな。誰だそれは?』
単刀直入に聞いてしまう空気の読めない自身の悪い癖はどこに行っても相変わらず。
『ではもう一度聞くがアヤ…お前は何者だ。』
『じゃあ、教えるからバージルさんも教えて!』
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『…突然なんてことを聞いてくる女だ。』
一夜限りの女へ気持ちも記憶もないなんて
嗚呼、やっぱりあなたは冷たい男ね。
だから惹かれたのかな?私の中では【物語上】の存在なのに。
『バージルさん、ありがとう!』
そうね、これは永遠の片思い。