nrt
!ぬるく性行為前
!仄暗い
!サスケ里にいる捏造
!続きかけたらいいなぁ
****
「なあ、サスケ」
「なんだ」
ふと、思ったんだ。
俺たちずっと一緒にいるけど、そりゃまぁサスケのバカのせいで離れてた期間もあったけど、俺ってば、というより俺達って。
「俺ってばさー、お前に好きって言ったことあったっけ?」
俺がベッドに寝そべって、新しい術の巻物読みながら何の気なしに言ってみた。
だって、本当にふと思い付いただけだったから。
「………どういうことだ」
少しだけ間が開いて、サスケの返事が返ってきた。
ちら、と俺は巻物から視線を外してサスケを見たけど、サスケはベッドに背中を預けて座ったまま動いてなかった。後頭部しか見えねえ。
「あ、やっぱねぇよな。そっかー…」
別に、だからどうってわけじゃないんだけど。
好きだけど、言葉にしてなくて、それでサスケは解ってんのかなとか。いや、解ってなかったら男同士でヤったりしないんだけど。流石に性欲溜まってたから男同士でヤりましょうなんてこのサスケが考えるわけねえし、寧ろコイツなら女の子とか普通に寄ってくるだろう、し。
「おいナルト」
「やっべー、俺ってば唐突にネガティブになってきちった」
「………」
変なこと考えんじゃなかった。
だって、ほら、サスケと知らない女の子のそういう、要するに、濡れ場?みたいなの、すげー簡単に想像できちゃって、そしたら俺じゃなくてもってか俺よりそっちのが自然だし似合ってるし綺麗だった。
ぱたん、巻物が手から離れて枕の向こう側に落ちた。俺は枕に顔を突っ伏してから顔だけをサスケがいるほうへ向けた。
「あれ」
サスケの後頭部がいない。サスケどこ。
「ぐっ!お、おも」
探そうかと起き上がりかけたところを、突然上から抑えつけられた。
腰に、腰にサスケのバカがどっしり座ってやがる!
「サスケ!重いってばよ!」
「……俺を無視するなナルト」
「してねえよ」
「しただろう。俺が呼び掛けたのに勝手にペラペラ喋ってネガティブだとかほざきやがって」
「なにそれうぜーってば。つかどけ」
俺も人の話を中々聞かないってのはなんとなーくわかっちゃいるけど、こいつも大概人の話を聞いてない。自己チューにも程があるってばよ。
ここであれだ、俺が例えば別の名前だしたらすぐ怒るんだ。面倒だから2人の時はなるべくださねぇけど。
「…なーあー、サスケ、お前なんで俺なんだってば?サスケなら女の子とか普通にいっぱい寄ってくるじゃん。ムカつくけど」
サスケは俺の頭をさわさわと撫でるだけで、なにも言わない。
あー、手、気持ちいい。寝そう。
「なーあー…お前、ほんとに、俺のこと好きなの?よくわかんねえってばよ」
「ナルト」
「あー?…いっ!た!!」
こいつ、名前呼んだと思ったら突然首に噛みつきやがった。バカじゃねぇのサスケ。
しかも結構な力で噛んだっぽいし、未だにはぐはぐと柔く噛みついてて、たまにソコを舌が這っていく。
ぞわり、と背筋に電気が走る。
「お、ま。サスケ、やめろ、きもちわりぃってば」
「気持ちが良いの間違いだろう」
「バカじゃねぇの」
悪態をついたら、また強く噛まれた。
思わず歯を強く噛み合わせて、枕に顔を埋めて声を殺した。痛がる声を出せばサスケは喜ぶし。いや、イイ声だしても喜ぶんだけど。
「…っあー……もー、ほんと、なんだってば」
「くだらないことをいちいち聞いてきたからだろう。なぁナルト」
「なに」
「好きだと、言ってみろ」
「………」
喋るために少しだけ浮かしていた顔をまた枕に埋めた。聞こえないように、枕に向かって「バカだってばよバカ」と呟く。
サスケはまだ腰に跨がって、俺の項をガジガジやってて、時折舐めて、ああ、あとこれ、多分吸ってる。絶対痕つくじゃん。
俺が何にも言わずに枕に突っ伏したままになってると、サスケは左手を俺の左手の上に被せて握り込んできた。俺の手より少しデカいくせに俺の手より滑らかで細くて綺麗で白い。手だけ見るとちょっと骨っぽい女の子の手みたいだ。
「おい、ちょっと、こらお前どこ」
「言えないのか?ナルト」
右手は俺の体とベッドの間に差し込んで、それはすぐに俺の部屋着にしているTシャツの中に入り込んできた。
ちょっと冷えてるサスケの指先が横腹を掠めて臍にたどり着き、臍の穴に人差し指を緩く埋めてきた。うえ、ちょっと変な感じってか怖い。臍とか急所なんだってばバカサスケ。
「サスケ指冷たい最悪だってばよ」
「黙れ。なあ、ナルト、言ってみろ」
言え言えと、サスケは指の腹で俺の臍周りをぐるりと撫でた。
ひく、と腰が上がるのは仕方がないことだと思う。て言うかサスケ乗ってるからぜってぇ気付かれたムカつくってば。案の定、サスケが項から下りて肩と首の間に歯形を付けてた。
ああ、もう、そうやって無理矢理そう言う気分にさせんなってばよ。
「じゃあ、サスケ、お前言ってみろってばよ」
「愛してる」
「…………」
なんか違う。なんだこいつ。
なんでそんなスラッと言えんのってか言い慣れてるようにも聞こえて俺は喉が鳴りそうになった。
今の状況で鳴ってもサスケは勘違いするだけだろうけど。
「どうした?俺は言ったぞ。ナルト、お前は言えないのか?」
臍から、上がって、ちょっと温くなったサスケの指先が胸の下辺りまで一気にきて、すぐにそのまま俺の乳首を掠めた。また腰がピクリ。
「だー!もー!!好きだってば好き!ほら言ったってばよ!離せ降りろ触んな噛むな舐めるなってばよー!」
足をバタバタさせてみれば、ぎゅうっと右の乳首を摘まれて、思わず高い声がでる。
最低コイツ。
「ひっ、いっ、…言ったってば!」
「愛情が見えねぇな。それに、俺は愛してると言ったのに…ナルト、お前は好きだけか?なあ?」
「ん、っも、わかった!愛してる、な?」
グリグリとこねられては、体の生理現象的にも立つのは仕方がないと俺は思うってば。
でもまだ俺の息子は起きてねぇ!逃げるなら今なんだってば!
「なあ?ナルト。俺はお前が好きで、殺したいと思うほど愛している。お前は、いつまでもライバルや友愛の延長線の感情か?」
「それとは、ちが」
「そんな曖昧な感情で、俺に、男の俺に抱かれていたのか。なぁ、ナルト。お前実は、 」
サスケの一言に、俺は愕然とした。
なんで、こいつそんなこと言うの。俺が、そういう愛情表現とか難しいの解ってるくせに。なんでこいつ。ほんとに、そう思ってるってば?
左肩にサスケの犬歯が食い込んで、握り込まれている左手は指が痛くて、サスケの右手は胸から下へいって俺の下着の中へ入っていった。
鼠頸部を辿り、俺の性器を緩く撫でたサスケは、肩から離れて耳元へ移り、穴へ舌をねじ込んだ。
ぐちゃり、ぷちゅりと生々しい音がダイレクトに伝わって、ひっ、とひきつる。
「サス、ケ」
否定しなきゃ、否定しなきゃ。
このまま流されてヤってしまえばそれこそサスケの言うとおりになってしまう。俺は、俺は。
俺の声を無視したサスケによって、俺は再び高い声を出して、片目からぽろりと涙を落とすしかなかった。
満たしてくれるなら、誰でもよかった?
了
!仄暗い
!サスケ里にいる捏造
!続きかけたらいいなぁ
****
「なあ、サスケ」
「なんだ」
ふと、思ったんだ。
俺たちずっと一緒にいるけど、そりゃまぁサスケのバカのせいで離れてた期間もあったけど、俺ってば、というより俺達って。
「俺ってばさー、お前に好きって言ったことあったっけ?」
俺がベッドに寝そべって、新しい術の巻物読みながら何の気なしに言ってみた。
だって、本当にふと思い付いただけだったから。
「………どういうことだ」
少しだけ間が開いて、サスケの返事が返ってきた。
ちら、と俺は巻物から視線を外してサスケを見たけど、サスケはベッドに背中を預けて座ったまま動いてなかった。後頭部しか見えねえ。
「あ、やっぱねぇよな。そっかー…」
別に、だからどうってわけじゃないんだけど。
好きだけど、言葉にしてなくて、それでサスケは解ってんのかなとか。いや、解ってなかったら男同士でヤったりしないんだけど。流石に性欲溜まってたから男同士でヤりましょうなんてこのサスケが考えるわけねえし、寧ろコイツなら女の子とか普通に寄ってくるだろう、し。
「おいナルト」
「やっべー、俺ってば唐突にネガティブになってきちった」
「………」
変なこと考えんじゃなかった。
だって、ほら、サスケと知らない女の子のそういう、要するに、濡れ場?みたいなの、すげー簡単に想像できちゃって、そしたら俺じゃなくてもってか俺よりそっちのが自然だし似合ってるし綺麗だった。
ぱたん、巻物が手から離れて枕の向こう側に落ちた。俺は枕に顔を突っ伏してから顔だけをサスケがいるほうへ向けた。
「あれ」
サスケの後頭部がいない。サスケどこ。
「ぐっ!お、おも」
探そうかと起き上がりかけたところを、突然上から抑えつけられた。
腰に、腰にサスケのバカがどっしり座ってやがる!
「サスケ!重いってばよ!」
「……俺を無視するなナルト」
「してねえよ」
「しただろう。俺が呼び掛けたのに勝手にペラペラ喋ってネガティブだとかほざきやがって」
「なにそれうぜーってば。つかどけ」
俺も人の話を中々聞かないってのはなんとなーくわかっちゃいるけど、こいつも大概人の話を聞いてない。自己チューにも程があるってばよ。
ここであれだ、俺が例えば別の名前だしたらすぐ怒るんだ。面倒だから2人の時はなるべくださねぇけど。
「…なーあー、サスケ、お前なんで俺なんだってば?サスケなら女の子とか普通にいっぱい寄ってくるじゃん。ムカつくけど」
サスケは俺の頭をさわさわと撫でるだけで、なにも言わない。
あー、手、気持ちいい。寝そう。
「なーあー…お前、ほんとに、俺のこと好きなの?よくわかんねえってばよ」
「ナルト」
「あー?…いっ!た!!」
こいつ、名前呼んだと思ったら突然首に噛みつきやがった。バカじゃねぇのサスケ。
しかも結構な力で噛んだっぽいし、未だにはぐはぐと柔く噛みついてて、たまにソコを舌が這っていく。
ぞわり、と背筋に電気が走る。
「お、ま。サスケ、やめろ、きもちわりぃってば」
「気持ちが良いの間違いだろう」
「バカじゃねぇの」
悪態をついたら、また強く噛まれた。
思わず歯を強く噛み合わせて、枕に顔を埋めて声を殺した。痛がる声を出せばサスケは喜ぶし。いや、イイ声だしても喜ぶんだけど。
「…っあー……もー、ほんと、なんだってば」
「くだらないことをいちいち聞いてきたからだろう。なぁナルト」
「なに」
「好きだと、言ってみろ」
「………」
喋るために少しだけ浮かしていた顔をまた枕に埋めた。聞こえないように、枕に向かって「バカだってばよバカ」と呟く。
サスケはまだ腰に跨がって、俺の項をガジガジやってて、時折舐めて、ああ、あとこれ、多分吸ってる。絶対痕つくじゃん。
俺が何にも言わずに枕に突っ伏したままになってると、サスケは左手を俺の左手の上に被せて握り込んできた。俺の手より少しデカいくせに俺の手より滑らかで細くて綺麗で白い。手だけ見るとちょっと骨っぽい女の子の手みたいだ。
「おい、ちょっと、こらお前どこ」
「言えないのか?ナルト」
右手は俺の体とベッドの間に差し込んで、それはすぐに俺の部屋着にしているTシャツの中に入り込んできた。
ちょっと冷えてるサスケの指先が横腹を掠めて臍にたどり着き、臍の穴に人差し指を緩く埋めてきた。うえ、ちょっと変な感じってか怖い。臍とか急所なんだってばバカサスケ。
「サスケ指冷たい最悪だってばよ」
「黙れ。なあ、ナルト、言ってみろ」
言え言えと、サスケは指の腹で俺の臍周りをぐるりと撫でた。
ひく、と腰が上がるのは仕方がないことだと思う。て言うかサスケ乗ってるからぜってぇ気付かれたムカつくってば。案の定、サスケが項から下りて肩と首の間に歯形を付けてた。
ああ、もう、そうやって無理矢理そう言う気分にさせんなってばよ。
「じゃあ、サスケ、お前言ってみろってばよ」
「愛してる」
「…………」
なんか違う。なんだこいつ。
なんでそんなスラッと言えんのってか言い慣れてるようにも聞こえて俺は喉が鳴りそうになった。
今の状況で鳴ってもサスケは勘違いするだけだろうけど。
「どうした?俺は言ったぞ。ナルト、お前は言えないのか?」
臍から、上がって、ちょっと温くなったサスケの指先が胸の下辺りまで一気にきて、すぐにそのまま俺の乳首を掠めた。また腰がピクリ。
「だー!もー!!好きだってば好き!ほら言ったってばよ!離せ降りろ触んな噛むな舐めるなってばよー!」
足をバタバタさせてみれば、ぎゅうっと右の乳首を摘まれて、思わず高い声がでる。
最低コイツ。
「ひっ、いっ、…言ったってば!」
「愛情が見えねぇな。それに、俺は愛してると言ったのに…ナルト、お前は好きだけか?なあ?」
「ん、っも、わかった!愛してる、な?」
グリグリとこねられては、体の生理現象的にも立つのは仕方がないと俺は思うってば。
でもまだ俺の息子は起きてねぇ!逃げるなら今なんだってば!
「なあ?ナルト。俺はお前が好きで、殺したいと思うほど愛している。お前は、いつまでもライバルや友愛の延長線の感情か?」
「それとは、ちが」
「そんな曖昧な感情で、俺に、男の俺に抱かれていたのか。なぁ、ナルト。お前実は、 」
サスケの一言に、俺は愕然とした。
なんで、こいつそんなこと言うの。俺が、そういう愛情表現とか難しいの解ってるくせに。なんでこいつ。ほんとに、そう思ってるってば?
左肩にサスケの犬歯が食い込んで、握り込まれている左手は指が痛くて、サスケの右手は胸から下へいって俺の下着の中へ入っていった。
鼠頸部を辿り、俺の性器を緩く撫でたサスケは、肩から離れて耳元へ移り、穴へ舌をねじ込んだ。
ぐちゃり、ぷちゅりと生々しい音がダイレクトに伝わって、ひっ、とひきつる。
「サス、ケ」
否定しなきゃ、否定しなきゃ。
このまま流されてヤってしまえばそれこそサスケの言うとおりになってしまう。俺は、俺は。
俺の声を無視したサスケによって、俺は再び高い声を出して、片目からぽろりと涙を落とすしかなかった。
満たしてくれるなら、誰でもよかった?
了