nrt
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
*キャラ崩壊有
「きんきゅーかいぎ!きんきゅーかいぎでござい!」
そう言って文字通り風影室に転がり込んで来た綾様に一瞬空気が固まる。
固まったままの俺達に足を縺れさせながら走り寄り、あろうことか三代目様の腹辺りにつかみ掛かった。きっと本人的には胸倉に行きたかったはずだが。
「なにボケッとしてるの!にい!」
「お、おち、落ち着いて綾!しがみつかれて嬉しいけど、地味に下腹部圧迫されて苦しっ」
「はいはい気持ち悪いです貴方が落ち着いて下さい」
三代目様の顔色が若干気持ち悪い感じになりはじめた位に、漸く引きはがせば綾様はフンッと鼻を鳴らして腕を組んだ。
若干七歳が仁王立ちしても怖くはない。むしろ可愛らしい。
「げほ、ありがとうブンラク…でも俺的にはもう少し早く助けてくれても」
「で?どうしました綾様」
「あ、スルー?」
「きょーは、サソリのうまれた日でしょ!それにサマはやだっていった!」
綾様が叫べば、風影室は又もや空気が固まった。
「…あ、ああそうだ!誕生日だったなサソリ!」
三代目様がはっ、と気付いた様に目を見開いてから、綾様にさも知っていましたと言うように返事を返すが、俺はそれをジト目で見る。
「まさか、三代目様忘れてらしたんですか?」
「いや、忘れてはない!ブンラクの息子でチヨ様の孫!忘れることはないぞ!」
「必死感ありすぎますね三代目様」
逆に怪しいです、と言えばやけに落ち込む三代目様。
全く、情緒が安定しない人だな。
綾様に向き直ってしゃがめば、幼い足を動かして目の前まで来てくれた。
「ありがとう、綾さ…ちゃん。覚えていてくれて」
「うん!サソリはおとーとみたいなもんだもん!あたりまえよ!」
「そうか…弟か…サソリが大きくなったら綾ちゃんが嫁に来たらいいんだけどな」
頭を撫でてそう笑ってやれば、綾様は首を傾げる。
三代目様は机を叩いて何か訴えているが無視だ無視。
今は我が息子の嫁になるであろう綾様で手一杯だ。
「よめー?」
「ああ、お嫁さん。綾ちゃんのお父様とお母様のような関係になってほしいってこと」
「!およめさん!あたしなるー!」
パアッと顔が輝いた綾様に、うなだれた三代目様。
あんたロリコンか。否、シスコンか。
「じゃあ、じゃあ!あたしね、サソリにプレゼントわからなかったの!だけど、サソリのプレゼント、およめさん!」
にこやかに可愛らしく爆弾発言をしてくれた。
「……さ、さんだ」
「う、うわあああ!何言ってんだ綾!お兄ちゃんにも言ってくれたことないのに!リボン巻いてプレゼントはわ・た・しとか!お兄ちゃんがやってほしいんだけど!!」
「…キャラ崩壊ハンパないですよ三代目様」
「サソリ羨ましい!でもおめでとう!二歳なのに!二歳なのに男の夢叶えて!ああおめでとう!」
窓ガラスに掌をつけて窓に向かって自棄糞に叫ぶ三代目様なんて俺は知らない。
言った本人は何のことだかもよくわかっていないみたいだったが、とりあえず三代目様に向けるドン引きの眼差しとサソリに対する愛情はそのままにして成長するんだよ、と教えてあげた。
【これからの貴方へ愛を込めて】
了
ギャグ日みたいに平和に時が過ぎれば戦争はなかった(˘ω˘ )
「きんきゅーかいぎ!きんきゅーかいぎでござい!」
そう言って文字通り風影室に転がり込んで来た綾様に一瞬空気が固まる。
固まったままの俺達に足を縺れさせながら走り寄り、あろうことか三代目様の腹辺りにつかみ掛かった。きっと本人的には胸倉に行きたかったはずだが。
「なにボケッとしてるの!にい!」
「お、おち、落ち着いて綾!しがみつかれて嬉しいけど、地味に下腹部圧迫されて苦しっ」
「はいはい気持ち悪いです貴方が落ち着いて下さい」
三代目様の顔色が若干気持ち悪い感じになりはじめた位に、漸く引きはがせば綾様はフンッと鼻を鳴らして腕を組んだ。
若干七歳が仁王立ちしても怖くはない。むしろ可愛らしい。
「げほ、ありがとうブンラク…でも俺的にはもう少し早く助けてくれても」
「で?どうしました綾様」
「あ、スルー?」
「きょーは、サソリのうまれた日でしょ!それにサマはやだっていった!」
綾様が叫べば、風影室は又もや空気が固まった。
「…あ、ああそうだ!誕生日だったなサソリ!」
三代目様がはっ、と気付いた様に目を見開いてから、綾様にさも知っていましたと言うように返事を返すが、俺はそれをジト目で見る。
「まさか、三代目様忘れてらしたんですか?」
「いや、忘れてはない!ブンラクの息子でチヨ様の孫!忘れることはないぞ!」
「必死感ありすぎますね三代目様」
逆に怪しいです、と言えばやけに落ち込む三代目様。
全く、情緒が安定しない人だな。
綾様に向き直ってしゃがめば、幼い足を動かして目の前まで来てくれた。
「ありがとう、綾さ…ちゃん。覚えていてくれて」
「うん!サソリはおとーとみたいなもんだもん!あたりまえよ!」
「そうか…弟か…サソリが大きくなったら綾ちゃんが嫁に来たらいいんだけどな」
頭を撫でてそう笑ってやれば、綾様は首を傾げる。
三代目様は机を叩いて何か訴えているが無視だ無視。
今は我が息子の嫁になるであろう綾様で手一杯だ。
「よめー?」
「ああ、お嫁さん。綾ちゃんのお父様とお母様のような関係になってほしいってこと」
「!およめさん!あたしなるー!」
パアッと顔が輝いた綾様に、うなだれた三代目様。
あんたロリコンか。否、シスコンか。
「じゃあ、じゃあ!あたしね、サソリにプレゼントわからなかったの!だけど、サソリのプレゼント、およめさん!」
にこやかに可愛らしく爆弾発言をしてくれた。
「……さ、さんだ」
「う、うわあああ!何言ってんだ綾!お兄ちゃんにも言ってくれたことないのに!リボン巻いてプレゼントはわ・た・しとか!お兄ちゃんがやってほしいんだけど!!」
「…キャラ崩壊ハンパないですよ三代目様」
「サソリ羨ましい!でもおめでとう!二歳なのに!二歳なのに男の夢叶えて!ああおめでとう!」
窓ガラスに掌をつけて窓に向かって自棄糞に叫ぶ三代目様なんて俺は知らない。
言った本人は何のことだかもよくわかっていないみたいだったが、とりあえず三代目様に向けるドン引きの眼差しとサソリに対する愛情はそのままにして成長するんだよ、と教えてあげた。
【これからの貴方へ愛を込めて】
了
ギャグ日みたいに平和に時が過ぎれば戦争はなかった(˘ω˘ )