※会話文のみ



「おい」

「なぁに」

「お前、俺から金を借りていただろう」

「あー…？…あ、うん。そういやそうだね」

「返せ」

「ごめん、今持ち合わせないから無理」

「チッ…いつになる」

「利子無し？」

「…」

「じゃあずっと返さない」

「殺すぞ」

「わぁかったよー返す返す」

「はやくしろ。いつ返すんだ」

「んー…あ、飛段」

「よお！何やってんだァ？二人で」

「角都の借金取りにあってるの」

「ゲハハハァ！綾チャンよぉ、守銭奴の角都に金借りたのかよぉ！」

「煩い黙れ殺すぞ耳障りだ死ね」

「それ俺に言うかよ角都ゥ…で？いくら借りたんだよ」

「一万両」

「……そんな大金何に使ったんだァ？つーか暁に出せる余裕あったのかよ！」

「そんなものはない」

「はぁ？」

「角都のポケットマネーだもんねー」

「はぁぁああ？もっとありえねー…」

「どうでもいいからいつ返すんだ」

「あ、そうだ。飛段今から任務なの？」

「あー？任務じゃねーよ、角都のバイトがてら下見だよ。なぁ角都？」

「おい綾」

「了解。ということで、角都、バイト終わって帰ってきたら返すね」

「今回は火の国だ。長期になるからと言って有耶無耶にするつもりなら」

「しないよしーなーい！ちゃんと帰ってきたら返しますよ！」

「本当だろうな」



「うん。ゆーびきーりげーんまーん嘘ついたら針千本のーます！はい！じゃあ二人とも気をつけて行ってらっしゃい！」






【But you did not give it when you came back.(でも、貴方は戻って来てはくれなかった)】





お題雲の空耳と独り言+α



了