女の子と大人達(nrt) 凍
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ヒルコちゃんのしっぽでグルンってからだをされて、はをみがいていたら、かがみにだれかがうつった。
だれだおまえ!!
「ご…クン、……きゃー!!!へんな人!」
「おいテメェ、今歯ァ磨いてたやつ飲み込んだろ」
「サソリ!へんな人いたのよ!」
「ああ?」
ヒルコちゃんのしっぽがゆっくり下になって、瑚咲の足がやっとゆかについた。
サソリがかがみを見て、「なんもいねぇぞ」とかいったけど、いるもん。
いたんだもん。ばーか。
「だって、おかおにくろいぶつぶつのいっぱい、あった…」
「…そりゃお前、リーダーだろ」
「りーだー?」
そんな人いたの?
なんにもしらないよ瑚咲。
「そうだ。オレだ」
「きゃあああああああ」
瑚咲のうしろで、ひくいこえ。
ぎゅって耳をおさえてきゃーっていったら、ぺしんってサソリにたたかれた。
いたい!
ほんとーに、ぜったいに大蛇丸さまにいってやるもんね。
「ちょっと!瑚咲ちゃんの叫び声が聞こえたけどどういうことなの?!」
こなんちゃんがバってとんできたから、瑚咲はこなんちゃんにぎゅっとした。
こなんちゃんも瑚咲のことをぎゅっとしてくれる。
「クソリーダーが瑚咲をビビらせた」
「サソリが女の子を叩いた」
みかんのいろのかみのけのくろいぶつぶつと、サソリがいっしょにゆびをさしていったら、こなんちゃんがなにか小さくいった。
そしたらペシン!って白いかみが二人のおかおにくっついた。
「こなんちゃんおかえりー」
「ただいま瑚咲ちゃん。ペインに嫌な事されたのね。可哀想に。サソリもペインも今日は夕飯抜きよ」
「理不尽だ!おいさっきサソリ、俺の事クソリーダーって言っただろう」
「俺絶対関係ないだろ…ク、リーダーのせいだろ。しかも言ってない事こじ付けてくるとか」
「今も絶対クソって言いかけた」
くろいぶつぶつはよこから見たら、こなんちゃんのみたいにぷっくりしている。
もしかして、こなんちゃんとおんなじなの?
「ねえ、はじめましてね。瑚咲はね、瑚咲っていうの。おなまえは?それ、ぴやす?」
みかんいろの人のおそでを、ピとひっぱったら、ぐりぐりの目がこっちをむいた。
ひえー、目がまわるー。
ぐいいいってぐりぐりの目が瑚咲のちかくにきた。
「初めましてだな。俺の名前はペインだ。大蛇丸から聞いている。宜しく頼むぞ」
「ぺいん。ぺいん!!!!」
ぺいんっ、へんなかんじだ。
おもしろい。
「ちょっと発音可笑しいな…ペインだ。インは上がらず、そのままペと同じ音の高さで平坦に発音を」
「ぺいんっ。それいたくないのー?ぶつぶつ。おめめもどうしたの?ぐりぐりね。瑚咲見えてる??」
「聞けよ」
ぐりぐりの目のまえでおかあさんゆびをぴーってよこにうごかしてみたけど、ぺいんはおかあさんゆびを見なくて、瑚咲ばっかり見てくる。
たいへんっ、ぺいんはおめめ見えてないのよ。
「ぺいんっ、きんきゅーしゅちゅぢゅしないとよ!」
「だから、発音が…なんだと?緊急手術?」
「そうよ!」
じらいやくんにまかせて!
じらいやくんはとっても天さいなおいしゃさまだから…じらいやくんは?
「よくわかったなリーダー、俺にはさっぱりだ」
「ペインは瑚咲ちゃんと同レベルだからよ。朝ご飯は食べたの?歯ブラシが置いてあるから身支度の途中だったのね」
ひょっとこなんちゃんにだっこされたけど、瑚咲はいま!
じらいやくんがいないからだめよ!
「こなんちゃん…じらいやくんいないの…じらいやくんいないと、ぺいんしんじゃう…どおしよお!!」
「…じらいやくん、は…サソリ、あなた瑚咲ちゃんと一緒にいた大きなハリネズミのぬいぐるみは?」
「布団の上だ」
「どうして持ってこないの。持ってきなさいよ」
「知るか」
こなんちゃんが瑚咲をだっこしながら、ゆびのあいだに白いかみをもったら、サソリがなんにもいわずにおへやをでていった。
「瑚咲ちゃん。サソリが…じらいやくんを持って来てくれるわ」
「…小南」
「黙って。瑚咲ちゃん、その間にお顔洗って、ご飯食べるところに行きましょう」
「はい!」
こなんちゃんが瑚咲をだっこして、うでのしたがちょっとこしょばいけど、がんばっておかおあらって、ふあふあのタオルでふいたら、すぐにきのうごはんたべたとこへつれてってもらった。
こなんちゃんのかたにおかおおいて、うしろを見ていたらぺいんが、へんなかおしながらついてきた。
「ぺいん、なきそーね?いたいいたいの?」
「泣かないし痛くもない。こっちを見るな」
「まあ!ぺいんったらばかなことをいってはいけませんよ!」
「…瑚咲ちゃん、なにか本でも読んだの?」
「デダラがかしてくれたの!あさね、きてね。それでちょっとだけサソリによんでもらったのよ」
ご本のなかで、おひめさまはおかあさんになんかいも「ばかなことをいってはいけませんよ!」とかいわれたから、おぼえたの。
サソリがたかあいこえでいってたから、それもへんだった。
わらったらおこられちゃったけど。
「なんていう本を貸しているのだ」
「後でシバき倒さないと。ほら、瑚咲ちゃん、いすに座ってね」
「はあーい」
こなんちゃんからとびおりて、きちんとすわってまっていたら、ちゃんとじらいやくんがやってきて、それで瑚咲のまえにめだまやきとほかほかのごはんとハム!
きょうもいいひになるのです。
いいですこと?わたしはおながすいたの、ハムレットをよういしなさい!
(ハムレットは悲劇であって食いもんじゃねぇぞ)
(ええー!ハムとオムレツのことじゃないの…?)
(よお、食いしん坊馬鹿)
(サソリがばかっていったー!!!)
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ペインは右近と同レベル。
因みに瑚咲ちゃんの「ぺいん」の発音はペ↓イ→ン↑です。
何かをぺいんってする、みたいな発音です。ぺいってしないの!みたいなのの延長…え、説明難しいな…。