女の子と大人達(nrt) 凍
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こなんちゃんと手をつないで、いっかいにおりた。ちょっといいにおいするのー。
こなんちゃんの手をはなして、瑚咲はあのおっきいテーブルがあったとこにはしった。
「ごはん!ごはん!」
キキー!ってきゅうブレーキをして止まったら、2人がすわってた。
「サソリ!…と?」
サソリのよこにはきいろいかみのけの人がすわってる。
目、まっくろ!まえがみもさこんみたいにながい!
「旦那のこと、呼び捨てで呼んでるぞ、うん…」
「うん?」
うん、っていった。うん。
なんでうんっていったんだろ、うん。
「諦めた気にしたら負けだと思ってる」
「ええー!旦那がガキ相手に負けを認めたぞ!うん!?」
「認めてねえ!負けてもねえ!気にしてねぇからな!!」
「そう言うのを気にしてるって言うんだぞ!うん!!」
いすにすわってたサソリと、きいろい人がわーわーいってたち上がった。どうしよーって見上げてたら、せなかにぽんってなにかあ たった。
ふりかえったらこなんちゃんで、こなんちゃんの手が瑚咲のせなかにあった。
「煩いわね。ほら、瑚咲ちゃん、あの煩い髷に挨拶して?」
「え、ちょ、小南」
「はーい!はじめましてー、瑚咲は瑚咲っていいます。よろしくおねがいします!」
ペコってしたら、きいろい人は「うぅー」っていってから、すとんってもとのいすにすわった。
サソリはソファーにいどうしてすわってた。
「…よ、よろしく、うん。オイラはデイダラだ、うん」
「うん、デダラ」
「デダラじゃねぇぞ、デ・イ・ダ・ラ!だ、うん!」
お名まえよんだのに、でーちゃんは、いっこずつゆびで瑚咲の手のひらにカタカナをかいてきた。くすぐったーい!
「えー?でいだら?でーちゃんね、うん!」
「語尾移ってるわよ瑚咲ちゃん」
こなんちゃんがポンってせなかをやさしくおしたから、瑚咲はでーちゃんのよこのいすにすわった。ちょっといすがたかかったけど、瑚咲ぜんぜんへいきだった!1人ですわれたもん。
おひざの上にじらいやくんをのっけて、テーブルにパンって手をおいたら、でーちゃんが手でほっぺたをささえて、瑚咲を見てた。
「なにー?」
「今日は焼き魚と味噌汁とポテトサラダだぞ、うん。お前食えんのか?嫌いなものとかないのかよ、うん?」
「瑚咲、おさかなすきよー!おすしすきだもん!」
「…お前寿司なんか食ってんのかよ、うん。旦那が花食ってるって言ってたぞ?うん?」
「お花もすきー!あまーくておいしーい!あとねあとね、サソリにあげたんじゃないもん、ヒルコちゃんにあげたんだもん」
ぶーってほっぺたふくらませたら、でーちゃんはぶはっ!てわらった。
「ひ、ヒルコちゃん…!ギャハハハハ!なぁ、おい旦那!ヒルコちゃん!!?」
「黙れ爆弾小僧」
「あぁ?!爆破バカにすんなよ、うん!」
サソリはソファーにいるのに、でーちゃんはいすにはんたいにすわって、サソリのほうをむいておはなししてたら、いきなりぐいって頭をテーブルのほうにした。
「あっぶねぇな、うん。オイラにチャクラ糸飛ばすなよ、うん」
「テメェの傀儡なんざ死んでもいらんがな」
「こっちこそお断りだコノヤローうん!!」
ちょんちょんって、でーちゃんのおようふくのそでをひっぱる。瑚咲もおはなししたいの。
「あのねぇ、あのね、カブトさまのね、つくるおみそしる、とってもおいしいの」
「…あいつ料理なんて出来たのか」
瑚咲はカブトさまのジマンってやつをしてみた。そしたらサソリが、ぐるんって瑚咲を見てちょっとこわかった。
「サソリの旦那、知らなかったのかよ、うん?部下だったんだろ?」
「生活スタイルなんざ知るか。殺しと諜報活動出来たらそれでいいからな」
「カブトさま、やさしいのよ?とってもー」
「…嘘だ」
「…嘘だ、うん」
ええー、っていってたら、コトンって音がした。
瑚咲もでーちゃんのまねしてはんたいにすわってたから、いそいでテーブルのほう見たら、ちょんってあるポテトサラダと、おみそしると大きいおさかなと、ほかほかのまっ白なごはん!おいしそー!
「くだらないこと言ってないで、ご飯よ」
「わーい!ごはーん!」
いっただきまーす!ってして、おはしもったら、でーちゃんがゆびでテーブルをトントンしてとめてきた。
「瑚咲、お前、膝の上にいんのどっかやれよ、うん。白いんだぞ、汚したらどうすんだ、うん」
「えー」
でーちゃんがゆびさしたの、瑚咲のじらいやくんだった。くったりしておひざの上にいる。
そしたら、こなんちゃんもいってきた。
「そうね。……じ、らいやくん………お味噌汁とかもし、零したら大変よ。サソリに渡しなさい」
「え」
「はーい。じゃあ、サソリ、じらいやくん見ててー」
こなんちゃんにいわれたから、しょーがないから瑚咲はじらいやくんをサソリにわたしにいった。
くったりしたじらいやくんをサソリのよこにぽんってすわらせて、瑚咲はごはんたべたいから、いすにすわった。
「おい、小南、何で俺なんだ」
「だって貴方食べないじゃない」
「えー!サソリご飯いらないのー?なんでー?おなかへってないのー?」
サソリはダイエットしてるのかなぁ。かりんちゃんがダイエットしてるけど、すごくすごくたいへんそうだったよー。
ダイエットはね、ごはんをあんまりたべないようにして、うんどうして、きれいになることなんだって!
瑚咲もしたいっていったら「瑚咲はまだ良い早すぎる」っていわれた。だから瑚咲はダイエットしないの。
サソリ、きれいになりたいのかなー。
「なんだよ瑚咲、知んねぇのか、うん?」
「なにがー?」
でーちゃんがおさかなのほねをピンピンとりながら瑚咲にしゃべってきた。
でーちゃんのおさかなはボロボロだ。でーちゃんたべるのへたっぴ!
「旦那は傀儡だから飯はいらないんだ、うん」
「くぐつ?」
「…ヒルコ見ただろ、あれが傀儡だ」
くぐつ。ヒルコちゃんはくぐつ。サソリはくぐつ。
サソリはダイエットじゃなかった。
「サソリ、ヒルコちゃんといっしょなの?じゃあガチャガチャってなるの!?」
「ガチャガチャ?」
くびをこてんってしたでーちゃんは、おはしからポテトサラダおちた。へたっぴ!
「あら、ヒルコの解体も見たの?瑚咲ちゃん流石ね」
右にすわってたこなんちゃんが、よしよし、って瑚咲のあたまをなでてくれた!ほわほわーってする!すき!
「瑚咲すごいー?」
「ええ」
にこーってわらったこなんちゃんは、とってもかわいかった。瑚咲もこなんちゃんみたいになりたい!
「ちょっと待て、あれは俺が自ら見せたんだ!」
ソファーからたち上がって、サソリが瑚咲のうしろにたった。
じらいやくん、あのおっきいくろいソファーにひとりぼっちだ。もーサソリばか。
「瑚咲ちゃんに見せざるを得ないことをされたのでしょう?それなら瑚咲ちゃんが凄いじゃない」
「違う!」
「嘘よ」
「嘘じゃねぇ!」
瑚咲がじらいやくんをとりにいってると、こなんちゃんとサソリがわーわーいってた。
うるさーい、っておもうけど、瑚咲ほんとにおなかへったから、じらいやくんをでーちゃんのよこのいすにすわらせて、瑚咲はじぶんのいすにもどってすわりなおした。
まだこなんちゃんとサソリがわーわーいってたけど、むししておみそしるをのんだ。あったか!おいしー!
「旦那、必死だな、うん」
「ええ、形無しね」
おさかなもとってもおいしいです!瑚咲はすごくしあわせ。
(うそよー?うそー)
(ええ、サソリは嘘よ)
(意味わかんねぇこと教えてんじゃねぇ!)