ルフィ(op)【手】でお題 2013了
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「な、に」
手首を掴んだまま、じっと見続けるルフィに痺れを切らして尋ねる。
「…アンナ、なんか最近俺を避けてねェか」
疑問じゃなくて断定の言葉に、思わず口をつぐんだ。
それは、当たっている。いざ告白しようと頑張っても、恥ずかしくて近寄れない。
手相の時だって、綾取りの時だって、内心ドキドキしすぎて死にそうだった。
「ぁ、ごめ」
「ごめんとか、聞きたくねェぞ」
「…あの、ねルフィ」
「ぃ…か?」
「え?」
ギュッと、私の手首を掴んだ手に力が入れられた。
「嫌いなのか?」
「ちが…!違うよ!私、ルフィを嫌いだから避けてたわけじゃないよ」
ホッとした顔をしたルフィに、違う意味でドキドキする。
「あの、あの、私」
「俺さ、アンナのことすげェ好きなんだ。だから、避けられて嫌だった。なんで、俺の横にいねェのかなァ、なんて考えてた」
「ル、フィ」
「さっき、ちょっと聞こえた。俺、アンナを仲間として好きなんじゃねェ」
「え、と」
しっかりと私の目を見たルフィに、逸らせなくなる。いつのまにか、手は手首から手の平に移動していた。
「本気で好きなんだ。だから、嫁になれ!」
「………、ぇ……?」
「海賊王になった時、嫁として隣にいてほしいんだ」
ルフィの言葉に、目を見開く。
段々、視界がぼやける。
ギュッと目をつぶり、頷いた。
「は、い!」
「!いいのか!?やったァァー!!」
「うぁー…」
「泣くなよ!!しし、じゃあみんなに報告しよう!」
そういって、私の手に指を絡めて走り出した。
【恋人繋ぎ】
お題先確かに恋だった
了