ルフィ(op)【手】でお題 2013了
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「チョッパー…助けて…」
「どどどどどうしたんだアンナー!?どっか痛いのか?!苦しいのか?!医者ァァァアア!!」
「医者はあんただ!って違う違う…チョッパー相談があるんだよぅ」
「相談?」
首を傾げたチョッパーに頷いて医務室のベッドに座る。きぃ、と回転椅子を回してこっちに向いたチョッパーに少し頭を下げてうなだれる。
「あの…ルフィの、こと」
「ルフィ?」
「ん、その」
「アンナはルフィを好きじゃないのか?」
「!!」
チョッパーのいきなりな発言に目が飛び出しそうになった。爆弾発言をしてくれた本人はキョトンと可愛らしい顔をしたまま。
「な、なんで」
「最近一緒にいないだろ?前はずっと一緒だったのに」
「まぁ…うん…事情があって…。好き、なんだけど…」
「だけど?」
「ルフィの、気持ち知らないし。で、その、いい加減伝えたいなぁ…って…」
「え、好きってアンナふが!「その話興味あるわ」
何かを言いかけたチョッパーを押しのけて、どこからともなくいきなりナミが現れた。
「ナミ」
「もう付き合っちゃってるもんだと思ってたわ」
「ううん」
「ルフィの気持ちがわかんない、ってルフィは好きって言ってたじゃない」
「それは、ほら、仲間としてって意味でしょ?」
そういえば、ナミは大きなため息をついてチョッパーを追いやった。クエスチョンを飛ばしながら出ていくチョッパーの背中を眺め、ナミへ視線を向ける。
「あのねぇ…アンナ?少しくらい自意識過剰になってもいいと思うわ」
「だっ、て…ちゃんと聞いてないのに自意識過剰になって、いざ違ったら、怖いもん」
「…ばっかねぇ…まあ、いいわ」
回転椅子に座って足を組み直したナミが身を乗り出した。
「で、するの?告白」
「う、したい、けど」
「ん?」
「怖い…いざ言おうと思っても、今は逃げちゃう…」
ナミは大きなため息をついて、いきなり立ち上がり、私を掴んで甲板に放り投げた。
文字通り、投げた。
先にいたのは、ルフィ。
慌ててナミに文句を言おうと起き上がる。
「頑張って」
そう言って、立ち去ったナミ。
「ナ、ナミっ!!!」
「いってェ…おい、アンナ大丈夫か?」
「だ、大丈夫…っ…ごめん」
「あ、おい!」
声をかけられて怖くなって逃げようとすれば、力強く捕まれて動けなくなった。
【手首を掴む】
「話があンだ」
お題先確かに恋だった